視覚的ストレスを感じませんか?/8つの症状をチェックしましょう
電子機器の画面や紫外線、環境による有毒な物質などに絶え間なく晒されていることが視覚的ストレスや無力症の原因です。
視覚的ストレスは、眼の疲労からくる不快な感覚が特徴的です。また、視界がぼやける、眼に刺激を感じる、集中することができないなどといった症状を伴います。
コンピューターを使って仕事をしている人の80%は、少なくとも生涯で1度はこの視覚的ストレスを感じていると言われています。
また、十分な明るさのない場所で眼を使っている人にも見られます。
しかし厄介なのは、何らかの症状が出てもそれを無視する人が多いということです。不快なのにも関わらず放っておいたり、適切な治療をしないのです。
そのため、視覚的ストレスは最初の段階でどのような症状が現れるのかを知っておくことが大切でしょう。
視覚的ストレスだとわかったら、専門医の診察を受けましょう。
1. ドライアイ
ドライアイは不快な症状の一つで、放っておくと眼の痛みやものが見えにくいなどのトラブルを引き起こす場合があります。
ドライアイは眼を保護し、潤った状態を保つ役目をする眼窩の小さな骨、涙骨の潤い不足によっておこります。
ドライアイになると、不快なかゆみや細かな粒子が目に入り込んでしまったような過敏な感覚に襲われます。
汚染された環境にさらされている場合によく見られる症状なのですが、ストレスからドライアイになる場合もあります。
こちらもご参考に:ドライアイの症状と自然療法
2. 眼のかゆみ
眼の掻痒症として知られる、いわゆる眼のかゆみは、涙の生成が減っているというサインです。
眼が不快に感じ、涙で刺激を感じます。また、眼精疲労を伴う活動をしたとき、眼のかゆみを感じやすいようです。
3. めまい
視界的ストレスは、めまいや筋肉の協調不足と関連している場合があります。眼を過度に使いすぎると、エネルギーが落ち、疲労を感じるのです。
この場合は不健康なまでに顔色が悪く青ざめ、弱さを感じると共に、強い頭痛や混乱を伴うでしょう。
4. 涙
視界的ストレスで眼が乾燥するというケースがある一方、逆に涙が出て止まらないという場合もあります。
通常、涙は眼の表面にまで到達した何らかの物質や粒子が原因です。しかし、時には視界トラブルの場合があります。
なぜだか涙が出てくるという人は、まず専門医を受診しましょう。ストレスやトラウマが原因なのか、それとも眼の病理なのか診断してもらいましょう。
5. 片頭痛
片頭痛のような激しい頭痛は、眼の緊張や疲労の明らかなサインです。
この頭痛という反応は、自分でも気がついていないうちに働きすぎているなどが原因で起こる緊張と循環トラブルによっておこります。
この場合は、他の症状があるかどうかを確認することが大切です。他のことが原因で頭痛があるのかもしれないからです。
6. 光に対する過敏症
コンピューターの前で長時間過ごしている人は、光に対して過敏になっている場合があります。
これは、電子スクリーンから発せられる光のせいで眼がストレスを感じているためです。これは、血液の循環や涙にも影響を与えてしまいます。
また、光恐怖症として知られる病気とも関連付けられます。ストレスに加え、角膜に対する心的外傷となる場合があります。
7. 結膜炎
電子デバイスの前で長時間過ごしていると、結膜炎になってしまうリスクが高まります。
結膜炎は、眼の使いすぎなどで結膜が炎症を起こすことです。
しかし、結膜炎は大体がウイルスや細菌、環境からの有毒な物質が原因で起こるということを覚えておきましょう。
8. 視界がぼやける
視界がぼやける、または小さいものが見えにくいというのは、眼精疲労だけでなく、屈折疾患や視力を失うかもしれないような病気の可能性も隠れている心配なサインです。
視界がぼやけたり、小さいものが見えないという症状が現れたら、すぐに眼科医を受診しましょう。さらなる治療を必要とする眼の病気の初期サインかもしれません。
大抵の場合は、偏頭痛や疲れなど上記で説明した症状を伴うことが多いでしょう。
ご存知ですか?:視界がぼやける理由
気をつけたいこと
- 視覚的ストレスの症状を予防するには、1日の中で何度か眼を休ませる時間を取ることが必要です。
- 可能であれば、眼のエクササイズを1日に何度か行いましょう。
- 質の良い睡眠を取ることをお勧めします。眼の健康を維持するには休むことが欠かせません。
- 理想としては、定期的に眼の検診を受けましょう。これらの症状が時々現れる人は、何かの病気が隠れているのかもしれません。
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