背中の痛みに効く!ヨガポーズ
背中の痛みは、姿勢が悪いことが原因であることが多いです。この記事では、背中の痛みの改善と予防の効果があるヨガポーズをご紹介します。ヨガは、ストレッチとリラクゼーションを取り入れた運動です。
背中の痛みは、誰もが日常の中で経験するでしょう。大抵の場合、立ちっぱなし、または座りっぱなしの生活が原因となります。どちらの姿勢もしばらくすると耐え難いほどの背中の痛みを引き起こします。
背中の筋肉の緊張をほぐすことができれば、痛みは和らぎます。そのためには、背中の筋肉を鍛えて、調えることが必要不可欠です。そうすると筋肉がしっかりと背骨を支えて、筋肉の緊張を和らげることができます。
背中を強化するためのエクササイズのほとんどが、背中の中心、腹部、またはお尻の筋肉を集中して鍛えるものです。
背骨を支えて、筋肉の緊張を最小限に抑えるために、 背中の中心の筋肉は 必要不可欠です。しかし、日常生活の中でこの筋肉を使っていることはほとんどありません。
腹部のコアや背中の筋肉を鍛えるためには、これらの筋肉を鍛えるのに特化したエクササイズをする必要があります。
背中の痛みに効くヨガポーズ
ハタヨガは、一般的に最も実践されているヨガです。ハタヨガでは、プラナヤマという呼吸法を行いながら、一連のポーズとアーサナを行います。
このヨガポーズと呼吸法には、とても基本的なものから、複雑なものまであります。ハタヨガの目的は、身体と精神の状態をより良いものにすることです。
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ヨガエクササイズのメリット
ヨガは、筋肉、特に特定の筋肉のグループを強化するのに最適です。ヨガポーズはきついものである必要はありません。ただし、しっかり集中して、強化したい特定の筋肉を使用しなければなりません。
ヨガポーズと様々な運動を取り入れることで筋力が向上します。
ここで行うヨガポーズの多くは、背中の筋肉だけでなく、腹部の筋肉も穏やかに鍛えることができます。
背中の筋肉と腹筋は背骨の筋力全体にとって非常に重要な部分です。それらの筋肉が良い姿勢を保ち、垂直の姿勢で正しく運動するのに役立ちます。
これらの筋肉が正しく鍛えられていると、背中の痛みを和らげたり、予防することができます。
ヨガは、ストレッチとリラクゼーションを組み合わせた運動であり、緊張を抱える筋肉を和らげます。
ヨガを行う時は、各ポーズを10〜60秒間キープしなければなりません。また、ヨガポーズを行うと、ある筋肉は屈折し、他の筋肉は伸びます。そうすることで筋肉と関節を和らげて柔軟性を与えるのです。
背中の痛みに効くヨガポーズ
下向きの犬のポーズ
この昔ながらのポーズは体全体をストレッチするのに最適です。このポーズは背骨を定位置に保ち、物を持ち上げるための筋肉である伸筋を鍛えます。
やり方
両手を肩よりやや前の位置に置いて、四つん這いになります。体を後ろに移動し、膝を地面から離し、尾てい骨を天井に向けて持ち上げます。
ハムストリングをよくストレッチするために、かかとを優しく床につけます。
その姿勢のまま5〜10回呼吸をしてください。そしてこのポーズを7回繰り返します。
チャイルドポーズ
チャイルドボーズは休んでいるだけのように見えるかもしれませんが、背中を伸ばすのに最適なストレッチです。また、長い一日のあと、寝る前に疲れとストレスを解消するためにも最適です。
やり方
両手足を地面について四つん這いになります。かかとの上にお尻を乗せて、正座をします。腕は前に出して置いてよく伸ばします。
姿勢を保ちながら、深く呼吸を行ってください。腰まで空気が流れていることを感じてください。
深くストレッチをするほど、高い効果が期待できます。
これを10回繰り返してください。
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トライアングルポーズ
トライアングルポーズは、背中と足を強化するのに最適です。このポーズは脚の筋肉を伸ばしながら、体のサイドの筋肉を伸ばす効果もあります。
やり方
両足を地面につけて立ちます。
左足を後ろに一歩戻すように足を開き、左足のかかとを45度の角度で外側に向けます。
右の腕を地面に、左の腕を天井に向けて伸ばして、胸を横に向けて体を開きます。左右の脚をまっすぐに伸ばしてください。
最初は右手を地面につけるのが難しいかもしれませんが、無理に行う必要はありません。できるだけ背中をまっすぐに伸ばしながら、下におろしてください。
そのポーズで5〜10回呼吸をし、反対側も同じように行ってください。この運動を必要なだけ繰り返してください。
猫と牛のポーズ
猫のポーズは、頭、首、そして特に背中の痛みに効果的です。これはヨガのルーティーンとしても、他の運動前のストレッチとしても、背筋をほぐすために最適です。
やり方
両手足を地面について、四つん這いになります。ゆっくり背中を丸めて、上に押し上げ猫のポーズをとります。このポーズを数秒間キープしたあと、頭を持ち上げながら、背中を押し戻すように反らして牛のポーズをとります。
この猫のポーズと牛のポーズを切り替えながら行うことで、背骨のバランスを真ん中に保ち、筋肉をリラックスさせて、緊張を和らげます。
猫のポーズから牛のポーズへの切り替えをスムーズに行いながら、これを10回繰り返します。
これらのヨガポーズは、背中を柔軟にし、鍛えて、良い状態にするために素晴らしい効果を発揮します。
背中の痛みが激しい人には効かないかもしれませんが、時々、または慢性的な背中の痛みに悩んでいる人にとっては効果的です。
また、新しい運動のルーティーンを始める前、特に強い痛みを感じる場合には、医師にご相談ください。
怪我をする可能性があるので、どのポーズも無理には行ってはいけません。
背中の痛みに苦しみたくなければ、予防が大切です。また、あなたの身体の声を聞くこともとても重要です。
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