認知症のリスクを下げる6つの健康習慣
認知症とは、脳機能のひどい悪化を引き起こす進行性の疾患です。
一度現れると、記憶と思考能力に大きな影響を与え、正常な脳化学機能を変えてしまうこともあります。
認知症は、遺伝子的問題や年齢が主な原因です。しかし、他の疾患が原因で起こる場合もあります。
この障害の対処法としていくつかの医療技術が開発されてきましたが、現状は未だ多くの高齢者が介護を必要としています。
ですから、専門家の多くは、認知症にかかるリスクを軽減するのに役立つ健康習慣を生活に取り入れるように勧めています。
今日の記事では、毎日できる最も大切な6つの習慣をご紹介します。
1.運動をする
運動は、認知症や年齢と共に現れるその他の認知障害に対して最も効果的な予防法と考えられています。
脳の機能を正常化するために重要な心臓血管の循環を、健康的に保つためです。
アドバイス
- 一日に少なくとも30分間運動してください。
- 有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせましょう。
2.禁煙
喫煙者や、たばこの煙に常にさらされている人は、アルツハイマー病や他のタイプの認知症を発症する危険性が高く、生活の質を著しく下げてしまう恐れがあります。
喫煙をやめ、身体のデトックスを行うことは、病気を遠ざけるために大切です。
アドバイス
- 周りに喫煙者が多い場合には、身体に悪い影響がおよぶ前に、この問題について話し合ってみるのはどうでしょうか? グループで協力しあって、禁煙してみるのも良いでしょう。結果的には、グループ全員の健康を助けるのですから!
- 喫煙したくなったら、お茶をゆっくり飲んだり、他のことをして気を紛らわしてください。
こちらもご参考に:禁煙に役立つハーブティー5選
3.毎日、読書をする
読書は、神経変性疾患の発症を防ぐために脳を訓練し、強化する最も良い方法の一つです。
本を読むと、脳の中の様々な機能が記憶力を活性化し、創造性そして他の認知能力を向上させます。
アドバイス
- 空いている時間にインターネット上で興味のある記事を読んでください。
- 気になっている本を読み始めましょう。
- 寝る前に、少しずつ読み進めるのがお勧めです。
4.脳を使うパズルなどに挑戦する
脳を使うパズルなどは、記憶や思考力を強化する素晴らしい方法です。
計算問題やパズルをして、日頃から脳を使うと歳を重ねてもしっかりとした思考力をキープすることができます。
アドバイス
- クロスワードパズルや、数独、戦略ゲームなどに挑戦してください。
- 新しい言語を学ぶのも脳を鍛えるのに良いでしょう。
こちらもご覧ください:認知症予防のための4つの脳トレ
5.健康的な食生活を送る
食べ物は、脳の健康にとても重要な役割を果たします。
食べ物から得た栄養素によって、脳の機能がどれだけ上手く働くかが決まると言えます。
抗酸化物質と必須塀要素が豊富な健康食品を食べると、細胞内の酵素レベルを正常に保ち、細胞をしっかりと再生するのに役立ちます。
飽和脂肪、砂糖、その他の添加物は、認知機能の喪失を早めてしまいます。
アドバイス
- カロリーをコントロールし、野菜と果物中心の食生活になるように食事のプランを立てましょう。
- 水など、健康的な飲み物で水分補給を欠かさずにしてください。
- 必須アミノ酸やオメガ3脂肪酸が含まれた食品を多めに摂ることを忘れないでください。
- 添加物が多く含まれた食品や、塩分が多いものは避けてください。
6.社会的活動を楽しみましょう
周りの人との関係は、常に脳の活動を刺激し、幸せな感情を生み出すので、老年期の認知症を防ぐのに役立ちます。
定期的にやりとりする親戚や友人のグループとの関係を維持すると、記憶力を保ち、孤独感やうつ病などを防ぎます。
アドバイス
- 仲の良い友人たちとできるだけ多くの時間を過ごしましょう。
- 友人や家族たちと楽しい計画を立てましょう。
- 悲しい時や落ち込んでいる時は、悩みを打ち明け合い、絆を強めていきましょう。
今日ご紹介した全ては、年齢に関わらず、私たちの脳を活発に強く保つための素晴らしい習慣です。
日常生活にこれらを取り入れれば、きっと違いを実感していただけるでしょう!
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
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