心の中の葛藤が様々な問題を引き起こす
他人との衝突を避けるために、立ち止まったことはありますか?
喧嘩や衝突を避けるあまり「ノー」と言えない人には、問題がさらに大きくなる可能性があります。
そして、他人との衝突を避けられたとしても、自分を偽ってまで衝突を避けてしまうと、それが心の中の葛藤となり、最終的に大きな心の傷となります。
自分を傷つける衝突を避ける
相手の反応が怖いというだけの理由で、ほとんど「ノー」と言わない人がいます。しかしこれはネガティブな言動や感情の引き金となります。
頭の中で「イエス」というべきか「ノー」というべきか考えるとき、自分の意思に反した行動は「最悪」な行動だと認識することが大切です。
自分の意思に反した行動や言動は自分自身を傷つけ、自分自身に対して偽りの自分を表現しているため、精神的なダメージを受けます。
周りの人をがっかりさせないために、そして周りの人から傷つけられないために真の自分を隠すことがありますが、実際は自分自身を軽んじる結果となります。
争いを避けるために、自分を傷つける必要はありません。自分を一番大切にしてください。
他人の言動や他人が腹を立ててしまわないかを気にしすぎ、何が起こるかを心配するあまり、自分を偽り自分自身を後回しにしていませんか?
自分の心の声を耳を傾け、他人の顔色を伺わず、自分が必要だと思うことを口にしてください。
自分を大切にしない生活は常に自分を騙していることになり、最終的に心の問題を引き起こす原因となります。
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感情を抑える
衝突を避けるために無理やり自分の感情を抑え、心の奥底に閉じ込めようとしますが、完全に感情を抑えられるわけではありません。
しばらくするとこれらの感情が顔を出し、徐々に自分の感情のコントロールがきかなくなります。
自分の感情を押し殺す悪習慣は以下の通りです:
- 自分の言いたいことを口にしない。
- 他人からの評価を恐れて自分の意見を言わない。
- パートナー、友達、そして家族に対して腹を立てても、その気持ちを相手に言わない。
心の中に自分の感情をしまいこむと、心に押し込めたネガティブな感情が溢れ出し、自分で感情をコントロールできなくなります。
周りの人に「そんなに悪くないけど、でも、、、」「やめて!少し大げさすぎない?」などと言われたことはありませんか?
このような言葉を言われた時、あなたの心のネガティブな感情がコントロールできなくなっているかもしれません。
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心に毒を与えるように自分で自分を傷つけはいけません
心の中に感情押し込むと、体が悲鳴をあげ、激しく正体不明の頭痛や腹痛などの身体的な不調が起こることがあります。
他人との衝突が怖いからと、本当の自分を隠し続けるという行動は、自分が自分を傷つける毒です。
衝突を避けたいと願うあまり、周りの言葉や要求を全て聞き入れるのはやめてください。
たとえ他人の言葉や要求を受け入れなかったからといって、ネガティブな反応が返ってくるとは限らないので、「ノー」ということを恐れる必要はありません。
何か嫌なことが起こると考えるのは、あなたの想像でしかありません。
万が一相手から嫌なことを言われたり、嫌なことが起こるとしたら、それは周りがあなたを「ノー」と言わない人だと認識しているからでしょう。
これ以上自分を傷つけるのはやめてください。周りの反応を恐れず、自分の心身の健康を第一に考えてください。
自分を第一に考え、自分の意思に反した言動や行動はやめましょう。自分を第一に考えることで、心を満たし幸せがやってきます。
また、考えすぎや心配のしすぎも禁物です。
あなたが心配している「最もひどい嵐」のような他人との衝突は、実はあなたの想像の中だけのものかもしれません。
イラスト提供: Agnes Cecile
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