みんなに好かれようと努力する必要はありません

· 11月 9, 2016
周りの人すべてを喜ばせたいと思うのは普通の考え方ですが、自分らしさを失ってまで人を喜ばせる必要はありません。世の中にはセンスの悪い人もいるのですから。

すべての人に喜んでほしいと努力するのは「無駄な苦労」であり、正しい考え方とは言いがたいです。

この記事を読みながら「私は他人の考えや他人の顔色を気にしたりしないし、他人に合わせたりもしない」と考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし誰でも、人生のある瞬間にみんなを喜ばせたいと感じたことはあるでしょうし、心のどこかに、大きさの大小はあれど、その気持ちは今でもあるはずです。

人間は、社会の一員となるために、他人や周りの状況に合わせるように「プログラム」されています。これが「みんなを喜ばせたい」「常に礼儀正しくあるべきだと」いう考え方につながりますし、断りたいのについつい「いいですよ」と言ってしまうような状況を生み出します。

社会で生きていく上では、自分の気持ちを正しく表現する自己主張や、心身のバランスが大切です。周りの人を喜ばせたい、話しかけやすい人だと思われたいと考えることもありますが、常に誰かを喜ばせなくてはいけないという強迫概念にとらわれる必要はありません。

本記事ではこのことを中心に話を進めていきます。

「みんなを喜ばせたい」「みんなから好かれたい」という強迫概念

私たち人間は、周りの人から「好かれる」必要があると言う考え方もあります。

この場合「好かれる」というのは、例えば、自分の将来のパートナーに好かれたり、将来のパートナーにふさわしいと思う相手に、興味を持ってもらうために努力することです。

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  • 就職活動中の面接で、面接官などに好印象を与えて「好かれる」ことで将来の仕事が約束されることもあります。
  • 自分に似た人を好きになったり、自分に似た人と友達になることもあります。
  • 周りとの調和を保つために、家族との時間を少しだけ犠牲にすることもあります。
  • ただし少しだけ犠牲にするのは「失う」ことではありませんが、社会と自分の人生のバランスを保つためには必要です。周りを排除し、自分の興味があることだけを行うのは、自分と社会の間に壁を作っているのと同じです。

「社会とのバランスを保つための限界はどこなのだろう?」「自分らしさと社会が求める理想的な「自分」の境界線はどこなのか?」と言う疑問が芽生えた方もいらっしゃるでしょう。

これから詳しくお話しします。

自己発見のための道のり

誰もが持っている「自分の本質」とは、自己価値、自尊心、自己形成、そして自己認識です。

  • 自分らしい生き方を見つけるのは、私たちが人生を通じて行う探求の旅です。
  • 思春期に、みんなを喜ばせたいという感情が芽生えるのは一般的です。社会性が発達するこの時期は「周りとうまく調和したい」という感情を経験する大切な時期です。また同時に、自分らしさと、周りが求める自分との間での葛藤が芽生える時期でもあります。
  • 社会は「魅力的で完璧な自立した人間」であることを求めます。社会が求める理想像に自分を当てはめようとする時、個性や本質は失われてしまいます。

 

人生とは自分らしさを探す探求の旅

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誰もが人生の中で「自分らしさとはなにか?」「自分らしく生きるとは?」と悩む経験をします。しかし最終的には、自分の内面のバランスが整い、個性や性格など、他人とは違う自分らしさを大切にしたいと気づく時が来ます。

  • 「親からみた良い子供」「配偶者からみた愛情あふれるパートナー」「雇用主からみた仕事を効果的にこなす従業員」など、私たちは周りからの多くの期待を背負って生きています。
  • 自分らしく生きている時でも「こうあるべきだ」と言う周りからの期待が自分らしさに反していると、その恐怖にも近い期待が、あなたらしさを失わせることもあります。
  • 自分らしく生きることは冒険の旅に近いかもしれません。なぜなら、自分らしく生きていく中で、否が応でも、小さな衝突を経験し、それを乗り越えていかなくてはいけないからです。

すべての人があなたに感謝する「センスの良さ」を持っているわけではありません。

「あなたのことは好きじゃない」と言われても、この世界が終わるわけではありません。逆に新しい人生のチャンスがやってくる良い機会です。

  • すべての人に好かれようと努力するあまり、自尊心や心身のバランス、そしてアイデンティティなどといった自分らしさや自分の目標を失ってしまうことがあります。
  • あなたの個性や、素敵な笑い声、ユーモアのセンスや、ちょっとした皮肉を楽しまず、あなたが情熱を捧げて頑張っていることを大切に思わない人は「センスのない」人です。その人のことは気にするのは「無駄な時間」です。

あなたといる時、不快そうにしている人もいるかもしれませんが、あなたらしさに共感してくれる人はたくさんいます。あなたの持つバイタリティーがあなたの個性やユニークさを引き立たせます。人目を気にしたりためらったりせず、自分らしく毎日を過ごし、人生をエンジョイしてください。