体に良いクッキングオイルと悪いクッキングオイル
脂肪は体重増加や肥満を始め、様々な病気の主な原因となるとされてきました。
しかし、近年の研究によると、健康的な脂質を適量摂取することは体によって必要で、体の器官を正常に動かす効果があるとされています。
食生活で脂質を取り入れるなら、クッキングオイルとして取り入れることが多いでしょう。ほとんどのクッキングオイルは植物由来となっています。しかし、中には動物性のものや、中にはより健康に害を与えるされているクッキングオイルもあります。
健康に良いクッキングオイル
健康に害を与えないクッキングオイルとは、多価不飽和脂肪酸と 一価不飽和脂肪酸から構成されているオイルで、これらの脂肪は「良い脂肪」として知られています。
オリーブオイル
最も健康的なクッキングオイルといえば、オリーブオイルでしょう。地中海式の食生活に欠かせないもので、心臓の健康に大変良いとされる一家不飽和脂肪酸が豊富です。
最高のオリーブオイルは、低温でプレスされた精製されていないものです。低温でプレスすることによって、健康に良いポリフェノールがオイルに残ります。
ココナッツオイル
ココナッツオイルには飽和脂肪酸が非常に高く含まれていることから、あまり良くないイメージがありましたが、実はココナッツオイルは大変体に良いということが、近年の研究で判明しています。
ココナッツオイルに含まれている飽和脂肪酸の大部分は、トリグリセリドとして知られ、トリグリセリドは、脂肪ではなくエネルギーに変わることができます。
ココナッツオイルには、体を様々な病原体から守る抗菌作用があります。また、脳にエネルギーを与え、健康な体を作ります。ココナッツオイルを調理に使う時は、熱しすぎたり他のオイルと混ぜないようにしましょう。
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ごま油
ごま油はアジアではおなじみのオイルで、一価不飽和脂肪酸が豊富であるとして知られています。熱しても壊れない抗酸化作用があるため多くの効果があります。
ごま油には健康な脳には欠かせない栄養素であるホスファチジルコリンが含まれています。しかし、オメガ6脂肪酸が含まれていますので、限度を守って摂取しましょう。
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健康に悪いクッキングオイル
スーパーマーケットで比較的低価格で売られている、植物性のオイルは、そのほとんどが「良くない脂肪」です。良くない脂肪は、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸という名でも知られています。
こういったオイルを使用することが、高コレステロールの主原因となるとされています。
大豆オイル
大豆オイルを作るには、その香りを閉じ込めるため、水素添加過程が必要となります。残念ながらこの過程により、クッキングオイルとしては体に良くないオイルとなってしまいます。
また、もし購入するなら、オーガニックの大豆オイルを選ぶようにしましょう。
マーガリン
かつて、マーガリンはバターよりも体に良いと信じられていました。マーガリンは植物性だからです。ところが、数々の研究結果によると、実際はトランス脂肪酸が多く含まれるため、体に良くないということが判明しています。
マーガリンを作るには、新鮮で美味しくクリーミーに見えるような水素添加過程が必要となります。そのため、特に高温でマーガリンを調理した場合、私たちの健康に害となるのです。
ラード
ラードには独特な匂いがあり、それを好んで調理に使う地域は世界で数多くあります。しかし、コレステロール値をあげ、血管を詰まらせる恐れのある飽和脂肪酸が非常に多く含まれていますので、体に良いとは言えないでしょう。
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