体型のタイプ別おススメ食生活
体の特定の部分に脂肪がつきやすいと感じたことはありませんか?理想の体重に近づきたいけれど、どんな食事を取り入れるべきかよく分かりませんか?もし答えがイエスなら、あなたの体型に合った食事があるという考えについて知りましょう。
次に、最近多くの人の興味を引いているこのテーマについてご紹介します。もっと知識を深める用意は出来ましたか?見ていきましょう。
あなたの体型に合わせた食事
民間では、それぞれの体型に合わせて特定の食生活を送るべきだ、と考える人がたくさんいます。こうすれば健康と体型を維持するのもより簡単になります。シンプルに聞こえますよね?
アメリカの心理学者ウィリアム・ハーバート・シェルドンは、1940年に体型を3つのタイプに分類しました。
- 外胚葉型
- 中胚葉型
- 内肺葉型
基本的な考え方は、それぞれの体型には特定の性質があり、身体的にもそれぞれ違った特徴を持つということです(ソマトタイプと呼ばれる)。
この理論が唱えられてから、自分の体のタイプを知ることが、自分に合った理想の食事を知る手掛かりになると考えられるようになりました。
外胚葉型または「チューブ型」
外肺葉型、もしくはチューブ型の人の特徴はやせていることです。この中には、体重をなかなか増やすことができない人が含まれます。
体重が増えない理由が何らかの病気でないことを確かめるため、まず医師の診察を受けることが大切です。また、一般に体脂肪率は低いですが、筋肉をつけるのが難しい人が多いです。
理想の食事
この場合の理想の食生活は、食品群を以下の比率で含むものです。
- 炭水化物:55%
- たんぱく質:25%
- 脂質:20%
このタイプの方は、食事に以下の食品を取り入れることが大切です。
- 豆類
- ナッツ類
- オリーブオイル
- 赤身肉
- 乳製品や卵
- 全粒穀物
- 野菜やフルーツ(アボカド)
エクササイズ
運動をする際には、外胚葉型の人は筋肉トレーニングが適しています。ウエイトトレーニングや負荷の高いエクササイズが、筋肉を発達させるために効果的です。
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中胚葉型または「リンゴ型」
中胚葉型の女性はリンゴ型とも呼ばれ、脂肪がウエストのあたりにつきやすいという特徴があります。そのため体重が増えるとお腹に煩わしい二段腹ができてしまいます。
理想の食事
このタイプの女性に理想的な食生活の比率は以下の通りです。
- 炭水化物…40%
- たんぱく質…30%
- 脂質…30%
食事に取り入れるべき食品が以下です。
- フルーツと野菜
- 赤身肉
- 低脂肪の乳製品
- ナッツ類や種子類
- 全粒穀物や豆類
また、できるだけ避けるべき食品は、
- 精製穀物
- 市販の清涼飲料や炭酸飲料
- 揚げ物や缶詰食品
- ジャンクフードや加工食品
エクササイズ
中胚葉型の人は「遺伝子的に恵まれた人」だと言われます。体重を落としてスタイルを形作るのが容易な場合が多いからです。有酸素運動と筋力をつけるエクササイズを組み合わせて継続的に運動すれば、適切な体重をキープして筋肉を引き締めることが可能です。
内肺葉型または「洋ナシ型」
このタイプの人は、代謝が遅いという特徴があります。太り過ぎや肥満、その他の代謝の問題による異常に陥りやすい傾向があります。この場合、毎日のカロリー摂取量を抑えることが推奨されます。
理想の食事
このタイプの方は、食事に以下の食品を取り入れることが大切です。
- オリーブオイルやアボカドなど健康的な脂質
- 水分の多いフルーツや野菜
- 全粒穀物
- 赤身の肉や魚類
可能な限り避けるべき食品は、
- 塩分の高い食品
- ジャンクフードや加工食品
- 糖分を含む飲み物や炭酸飲料
- 甘い物やパン類
エクササイズ
正しい食事を補完するために、内胚葉型の人は中程度の負荷の有酸素運動を1日30分間行うべきです。
- ウォーキング、ジョギング、サイクリングなどが、体重をコントロールするために理想的な活動です。
- 体重が落ち始めたら、週2、3回筋力エクササイズも取り入れるのが良いでしょう。
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ニーズは人それぞれ
全ての人の体が同じではないことも、必要性がそれぞれ違っていることも明白でしょう。例えば、座りっぱなしの生活をしている人が、オリンピック選手と同じような食事をする必要はありません。
では、それぞれの体型にはっきりと決まった理想的な食事が存在する、と言えるでしょうか。答えは「いいえ」です。実際は、健康状態、生活スタイル、遺伝など、様々な要因が影響して、それぞれの必要性は違っているということです。
ですから、何が自分に最も合っているかは、健康と栄養の専門家に相談して判断するべきことです。
医師や栄養士の指示を受けると同時に、生活習慣を少しずつ改善していけるように、食生活の模範になる例を取り入れていくと良い、と多くの人が考えています。
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