私の方が恋人を愛していると感じたとき
恋愛関係を続けていると、2人の想いの強さに差があるんじゃないかと感じることはよくあります。
「私の方があなたを愛している」と感じるのは辛いですか? 愛はお互いのバランスが取れていることが理想的です。ただ、いつもそうでいられるとは限りません。
恋愛関係において、愛情の強い方が傷つくかもしれないというリスクがあります。もし、あなたの方が相手を愛していると意識し始めると、それがとても苦しくなり、このままこの関係を続けるべきなのか、とまで考えるようになります。
カップルがふざけて「私の方があなたをずっと愛してる」「いや、僕の方がずっと君を愛してるよ」などと言い合うことがありますが、これが現実だったらどうでしょう?
些細な問題のような気がしますが、もし、自分が恋人より愛情を多く注いでいると感じたら、大抵の人は怒りを感じるものです。
ですが残念ながら、これは受け入れなければならない現実です。そもそも、いつも2人が同じくらい想い合うことなど可能でしょうか?
愛情の差にとらわれると、関係を疑うことになる
中には自分の方が愛情が強いということを嬉しく思い、全てを相手に捧げる人もいます。
普段の生活で誰かと比べたり競ったりするくせがついているのかもしれませんが、愛情は競い合うものではありません。
お互いの愛情の強さに気を囚われていると、恋人が「愛している」と言ってくれても、それが本当なのか疑いを持つようになります。そして、恋人のどんな行動に対しても「あまり愛されていない」と考えるようになるのです。その全てはあなたの単なる想像なのに、それに気づくことが出来ないのです。
どちらがどれだけ愛しているかなど、あまり深く考えてはいけません。今の状況を受け入れることが、恋人を受け入れることにもなるのです。恋人の完璧な部分とそうじゃない部分あわせて愛しているんだということを忘れてはいけません。
もし、それが難しいようなら、別な視点から2人の関係を見てみましょう。過去の恋人や、恋人になったかもしれない人との関係を考えてみてください。いつもあなたの愛情の方が相手より強かったと言えますか?
きっと答えは「いいえ」でしょう。恋人との関係性は、その人、その時で違うのです。
こちらもお読みください:交際関係に再び情熱を灯す3つのアドバイス
自分が感じていることを伝える
もし、あなたが「私の方が恋人を愛している」と感じるなら、それを相手にも伝えましょう。
たぶん恋人はあなたが2人の関係をどう感じているか、あなたの状況がどんなものなのか気づいていないでしょうし、伝えることであなたも他の視点から2人の関係を見直すことが出来るいい機会になるかもしれません。
一人で抱えこんでいると、恋人との関係を壊しかねません。もっと愛してほしい、なんで私が想うほど想ってくれないの?そう考えれば考えるほど、あなたの気持ちは揺れるのです。実際は、単に、コミュニケーションが足りていないだけです。
自分が感じていることを声に出して恋人に伝えれば、それが単なる自分の思い込みだったことに気づくかもしれません。
気持ちを閉じ込めれば閉じ込めるほど、苦しみはますます深くなります。
自分の気持ちの深い部分を共有すれば、恋人もあなたを安心させようと努力してくれるでしょう。
ですが、こういった反応を期待するのも禁物です。恋人がどんな反応を示そうと、コミュニケーションをとることが、お互いにとって、とても大切なのです。
こちらもお読みください:愛情を伝えることの大切さ
恋人との距離を大切に
恋人との距離はとても大切です。恋人のことを「私のもの」「いつも一緒にいるべき人」などどいう間違った考えを抱いていませんか?
このような考えは、いつか二人の関係を壊してしまいます。
あなたの愛情が恋人より強いと感じている分、恋人と常に一緒にいたいと思うのでしょう。自分が抱える恋人への「疑惑」に対し、こういった形で愛情を図り、解決しようとしてしまうのです。
しかし、結果はあなたが思っているものと逆になる可能性があります。常に一緒にいようとするあなたを、恋人は疎ましく思い、自分の時間が欲しい、少し距離を置きたいと感じるようになるかもしれません。
恋人がなかなか電話をかけてこないと悩んでいませんか? なぜ、恋人から避けられていると思うのでしょう? 気を付けてください! それは依存や支配欲の始まりかもしれません。誰でも自分の時間、自分のスペースを求めます。
私が恋人を愛するほど、恋人は私のことを愛してくれていない、そう感じたことがありますか? その時どんな気持ちになりましたか? 実はこういう風に感じているのはあなただけではありません。あまり深刻にならず、愛する人と一緒にいられる幸せな時間を大切にしましょう。