グレープシードエッセンシャルオイル:利点と用途

グレープシードオイルは、ブドウの果実に含まれる種を粉砕して抽出されます。その成分、使用目的、摂取を避けるべき人などを紹介します。
グレープシードエッセンシャルオイル:利点と用途

最後の更新: 16 3月, 2021

そのフルーティーな香りと風味のため、グレープシードエッセンシャルオイルは肉を柔らかくしたりビネグレットソースの調理などに広く使用されています。また、肌の健康を改善できるオメガ6脂肪酸であるリノール酸の値が高いことから化粧品にも人気があります。

ブドウに含まれる種子から抽出されたこのオイルは、高濃度の化合物が含まれているため人気があります。それには多価不飽和脂肪やビタミンEなどが入っているのです。グレープシードオイルはどのように処理されるのでしょうか?その成分にはどのようなものがあり、どのような用途があるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

グレープシードエッセンシャルオイルの抽出法

グレープシードエッセンシャルオイルはブドウの果実の種から得られ、ワイン製造の副産物だと考えられています。何千年もの間、ワインメーカーは種の用途を見いだせずにいました。しかし、テクノロジーによって種から油を抽出するプロセスを開発することができたのです。

これを行うために、種を粉砕し溶剤を使用します。ただし、これらの物質の使用には懸念があります。これは溶剤の一部、この場合はヘキサンが健康への有害な影響に関連しているためです。ただし、溶剤は製造プロセスで消失する傾向があり、オイル中のヘキサン残留物が短期的または長期的な損傷を引き起こすという科学的証拠はありません。もちろん、環境への影響も心配がないわけではありません。

その意味で、購入するグレープシードエッセンシャルオイルに、それがどのように処理されたかが表示されていることを確認してください。それがない場合、化学プロセスを経たものである可能性があります。

赤と白のブドウ。
ブドウの種の使用は比較的最近のものであり、これはワイン製造プロセスの使用できない部分だと長年考えられていたのです。

こちらの記事もお読みください: 毎日ワインを飲むメリット

グレープシードオイルの成分

Nutrition and Metabolic Insightsに発表された研究によると、グレープシードオイルにはフェノール化合物と不飽和脂肪酸が含まれているそうです。そのためこのオイルには抗炎症性と抗菌性があります。一般的に、このオイルの脂肪酸は次のような割合で含まれています。

  • 10%飽和
  • 16%一価不飽和
  • 70%多価不飽和

これらの多価不飽和脂肪のほとんどはオメガ6で構成されています。 研究によると、オメガ3と比較して体の炎症の増加に関連しています。これは、オメガ6脂肪酸の大量摂取と慢性疾患を発症するリスクの増加を関連付ける他の研究でも報告されています。

しかし、リノール酸は炎症マーカーの血中濃度を変化させないという科学的証拠があります。このフレームワークでは、オメガ6酸を多く含む食事が病状の原因であるとは保証できません。決定的な結果を得るには、さらに研究が必要です。

一方、グレープシードオイルはビタミンEの供給源でもあります。3.9ミリグラムのテーブルスプーン1杯だけで、推奨される1日の摂取量の19%に相当します。

他の用途は?

グレープシードオイルは、ニキビ治療、脂性肌の治療、肌組織の若返りなど肌の健康を改善できることが知られていますが、用途はそれだけではありません。 料理やアロマテラピーにも使用できるので、以下で詳細を見てみましょう。

料理

発煙点が高いので、グレープシードオイルで揚げものや炒めものに使えます。ただし、多価不飽和脂肪の供給源であるため、勧められていません。 Vascular Pharmacologyに発表された研究によると、これらのタイプの脂肪は高温で酸素に不利に反応する傾向があります。有害な化合物やフリーラジカルを簡単に生成する可能性があるのです。

したがって、揚げ物に使用することは避け、代わりにサラダドレッシングとして使用したり、マヨネーズを準備するときに追加したり、焼き菓子や肉のミンチに使用したりするのがいいでしょう。

アロマテラピー

慢性的なストレスは、にきび、脱毛、乾燥肌、発疹、さらには早期老化など、多くの主要な皮膚の問題を引き起こす可能性があります。幸い、アロマテラピーが不安を和らげることが専門家により立証されています。アロマテラピーのキャリアやベースオイルとして使用されるだけでなく、マッサージを含むセッションにも使われます。

グレープシードオイルにあるかもしれないリスク

このオイルにアレルギーがない方は、肌に塗ってもリスクはほとんどないでしょう。アレルギーがあるかどうかわからない場合は、簡単な検査をしてみまししょう。手首や足首など、体の一部に少量のオイルを塗り、24時間待ちます。その後反応(しみや発疹)がない場合、皮膚に悪影響がないということです。

ただし、 米国国立補完統合衛生センター(NCCIH)によると、グレープシードオイルが向かない人もいるようです。特に、造血系疾患のある人、手術を受ける人、ワルファリンなどの抗凝固剤を服用している人は使用を避けましょう。

さらに、 Journal of the American Oil Chemists’Societyに発表された研究では、一部のグレープシードオイルには有害なレベルの多環芳香族炭化水素(PAH)が含まれている可能性があることがわかりました。これは、動物に発がん性があることが知られている100を超える化学物質のグループです。今のところ、これらの影響は人間には見られていません。

グレープシードエッセンシャルオイル
アレルギー患者、造血系疾患のある人、抗凝固剤を服用している人は、このオイルを服用しないでください。

グレープシードオイルは万人向けではない

グレープシードオイルは、ブドウの果実に含まれる種から得られます。これはワイン製造の副産物であるため、オイルを作るにはそれらを粉砕して溶剤を使用する必要があります。このプロセスが不健康であると考えこのプロセスに同意しない人もいます。しかし、溶剤が体に損傷を与える可能性があることを示す決定的な証拠はありません。

その利点については、にきびのケア、乾燥肌の治療、くまの減少、組織の若返りの刺激など、肌の健康の改善に役立っています。化粧品以外の用途には、美食分野やアロマテラピーなどがあります。

ただし、誰もがこのオイルを使用できるわけではありません。アレルギーがある場合、血液疾患に苦しんでいる場合、手術を受けようとしている場合、または抗凝固薬を服用している場合は、オイルの摂取や局所使用を避ける必要があります。

こちらの記事もおすすめです。
お腹の脂肪を落とすならこれ!オススメの食べ物
みんな健康
で読むことができます。 みんな健康
お腹の脂肪を落とすならこれ!オススメの食べ物

ぺったんこのお腹には憧れますよね。でも、なかなかぽっこりお腹にさよならできない、というお悩みは多いでしょう。これは、正しく食べることを知らないからです。今日は、お腹の脂肪を落とす効果が期待できるかもしれない食べ物をご紹介します。ダイエットをしている方、お腹のお肉をスッキリさせたい方は必読ですよ...



  • Garavaglia, J., Markoski, M. M., Oliveira, A., & Marcadenti, A. (2016). Grape Seed Oil Compounds: Biological and Chemical Actions for Health. Nutrition and metabolic insights, 9, 59–64. https://doi.org/10.4137/NMI.S32910
  • Simopoulos, A. P. (2006). Evolutionary aspects of diet, the omega-6/omega-3 ratio and genetic variation: nutritional implications for chronic diseases. Biomedicine & pharmacotherapy, 9(60), 502–507. https://doi.org/10.1016/j.biopha.2006.07.080
  • Russo G. L. (2009). Dietary n-6 and n-3 polyunsaturated fatty acids: from biochemistry to clinical implications in cardiovascular prevention. Biochemical pharmacology, 77(6), 937–946. https://doi.org/10.1016/j.bcp.2008.10.020
  • Su, H., Liu, R., Chang, M., Huang, J., & Wang, X. (2017). Dietary linoleic acid intake and blood inflammatory markers: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Food & function, 8(9), 3091–3103. https://doi.org/10.1039/c7fo00433h
  • Ng, C. Y., Leong, X. F., Masbah, N., Adam, S. K., Kamisah, Y., & Jaarin, K. (2014). Heated vegetable oils and cardiovascular disease risk factors. Vascular pharmacology, 61(1), 1–9. https://doi.org/10.1016/j.vph.2014.02.004
  • Moret, S., Dudine, A. & Conte, L. S. (2000). Processing effects on the polyaromatic hydrocarbon content of grapeseed oil. Journal of the American Oil Chemists’ Society, 77, 1289–1292. https://doi.org/10.1007/s11746-000-0203-5