指のむくみ:原因と対処法

いつも何かしら働いている指は、むくみがでやすい場所でもあります。体液の蓄積の原因は循環の滞りですが、時には他の病気が隠れている場合もあります。
指のむくみ:原因と対処法

最後の更新: 29 10月, 2018

指になぜか圧力を感じる、かすかに炎症している、むくんでいるといった症状を経験したことがある人は多いのではないでしょうか。指輪が抜けなくなってしまったことがある人もいるはずです。歩いている時に指に違和感を覚える場合もありますし、仕事が終わった頃に気がつくこともあるでしょう。指のむくみの原因は様々です。

体のどこか一部がむくんでしまうのは、体液が蓄積されてしまうことが原因です。いつも何かしら働いている指は、むくみがでやすい場所でもあります。体液の蓄積の原因は循環の滞りですが、時には他の病気が隠れている場合もあります。今日は指のむくみの原因と対処法について見ていきましょう。

指がむくむ原因

指のむくみ

1. 循環が悪い

余分なコレステロール、高血圧またはバランスの悪い血圧などが原因となり、心臓や肺といった循環器系の流れがより強くハイスピードとなります。その結果、体は疲れやすくなり、胸部での循環の強さによって指だけでなく手足の循環バランスも崩れるのです。手は正常な時よりも冷たく感じ、指はむくみます。血管がより拡張し、むくみと膨満を引き起こすのです。

2. 太り過ぎている

肥満や太り過ぎはリンパ系に影響を与え、手や足に体液が貯留されやすくなります。足がパンパンにむくんで靴が入らなくなったり、指がむくんで指輪が入りにくいと感じたりします。

こちらの記事もどうぞ:リンパ系を刺激する5つのハーブ療法

3. 手根菅が原因

手根管症候群になると、正中神経の圧搾のために手の血流が締め付けられます。指が冷たく感じたり、痺れやむくみを感じます。

4. アレルギー反応

異物が体に入り込んでしまう場合があります。異物を防御するためヒスタミンが血液中に分泌されるのです。時として、これにより指のむくみが起こるのです。こういった反応がある人は、抗ヒスタミンを服用する必要があるでしょう。

5. 感染

傷口などから細菌が皮膚に入り込むと感染してしまいます。傷は大きくなくても、ちょっとした切り傷でも起こりうることです。細菌に感染してしまうと、指が痛み、むくみ始めるでしょう。組織が感染し、骨にまで到達すると発熱する場合もあります。

6. 関節リウマチ

関節や軟骨の消耗や裂傷によって指がむくむこともあります。年齢は関係ありません。突然、指が真っ赤になってむくみ始めるのです。特に朝には激しい痛みを伴い、指を動かしにくいと感じたり、指が固まったような感覚がしたりするでしょう。

 

指が浮腫んだ時の対処法

1. 疼き(うずき)を取り除き、体液貯留を改善するエクササイズ

指のむくみの対処法
  • 上の絵のように指を動かすことで、体液の貯留を改善することができます。この動きによって血流が改善され、余分な体液が外に排出されます。親指を手の他の指とくっつけた状態から、親指だけを外側に離す動きを繰り返すだけです。こんな簡単な動きで、体液のバランスを調整することができるのです。
  • もう一つ効果的なエクササイズをご紹介しましょう。手のひら同士を合わせます。(お願い事をするようなポーズです。)そして、手を合わせたまま頭の上の方までまっすぐ上げましょう。この動きは循環のバランスを整える働きがあります。

2. 天然の利尿薬

利尿作用を利用してむくみを解消

体の体液貯留を改善する方法です。まず、水を1日に2リットル飲むようにしましょう。そして普段から緑茶、セロリ、ニンジン、トマト、玉ねぎ、ナス、アスパラ、アーティチョーク、クレソン、きゅうり、芽キャベツ、レタスなど利尿作用のある食べ物を食べると良いでしょう。

こちらの記事も参考に: 利尿作用のある食べ物

3. 塩分ゼロ、バランス良い食事

塩分とむくみ

食生活から塩を取り除きましょう。

体を改善し、特に体液貯留を予防するには繊維質や野菜を豊富に摂り、工業用油脂、食品添加物やそれに含まれる塩分を摂取しないようにしましょう。これにより、体の循環が促され、減量効果が見られるでしょう。

4. 着圧手袋

むくみ対処法

頻繁に指が浮腫んで困るという人は、薬局などで販売されている着圧タイプの手袋をつけると良いでしょう。とても効果的です。つけると手や指に適切な圧力を与え、余分な体液の排出を促す効果があります。

 

 


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。



このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。