欲張りな考え方を改めて小さな幸せを大切に
私たちの社会は消費社会です。
様々な商品の広告やコマーシャルがあふれかえり、毎日の生活の中でそれらを目にしない日はほとんどありません。
最新のスマホやタブレット、パソコン、車、そしてまだ誰も手に入れてない新製品をひたすら求め、自分が手にしているより多くを手に入れたい、今自分が手にしているものでは十分ではないと考える人たちいます。
しかし私たちはすでに手にしているもので十分に足りているのです。
自分が手にしているものの価値が目に入らない欲張りな人
もっとたくさんのものが必要だと考えるのは、そう教えられて育ったからです。
販売されたばかりの最新の車が、自分が今乗っている車よりも小さく、性能にもさほど違いがないのに、最新だからというだけの理由で欲しくなる人がいます。
自分のことだけを考え、他人と競い合うことに集中するあまり、新しいものを手に入れることで気持ちが満たされがちですが、本当に幸せなのでしょうか?
もちろん金銭的に貧しいと、食べるものに困ったり日々の生活で足りないものがあるために、悲しさを感じることはあります。
金銭的に困窮すると不便を感じますが、小さな物事や出来事に価値を見出すため、精神的に満たされる人が多いと言われています。
全てのものをお金で手に入れても、すぐに次の欲しいものが現れる人がいます。お金を捨てるようにどれだけ買い物をしても、幸せを感じられず、物欲を満たすことで心を満足させようと考えるからです。
自分の心には本当に「良い」ものを与えて心の栄養補給をするべきです。もっと欲しい、もっと手に入れたいと考える気持ちは、私たちを幸せにはしません。
物欲で心を満たそうとすると、内なる自分が本当に求めているものを見つける力、そして本当に大切なものを見極める力がなくなります。
こちらもお読みください 『人生にポジティブなエネルギーを引き寄せる方法』
人生に勝る師はない
同じ石に何度もつまづくように同じ失敗を繰り返して、そこから学ぶことがあります。
「人生に勝る師はなし」
私たちは自分の人生から多くのことを学びます。
私たちは何かを失って初めてその大切さに気づきますが、それをなんども繰り返す人がいます。
たくさんの洋服を買って帰宅し、空になった財布を見て悲しくなったことはありませんか?
このように目にするもの全てが欲しくなり、深く考えずに手に入れることがあります。
同じように、他人の人生を羨み、自分にはもっといい人生があったに違いないなどと考えることがありますが、このような考え方に支配された時は、これまでに自分が達成して来たこと、そして人生で出会った素敵な人々のことを思い出してください。
あなたはすでに幸せを手に入れています。ただ、自分が幸せではない理由をひたすら探し求めているだけなのです。
こちらもお読みください『人生に豊かさをもたらす5つのステップ』
自分が手にしているもの以上の価値が自分にはあるか?
「友達が多ければ多いほど自分の価値が上がる」
「より良い仕事に就けば、より多くの評価を受ける」
などと考えていませんか?これらが「欲張り」な考え方です。
本当に仕事に優劣があると思いますか?もちろんより多くの時間や体力が必要な「仕事環境が厳しい仕事」はありますが、どのような仕事も重要な仕事で、優劣はありません。
自分の周りがどう考えるかは大切なことではありません。
周りの考え方に惑わされず、自分が手にしていないものを求めるのではなく、自分がすでに手に入れているものや、これまでに自分が信じて来たことに目を向けてください。
社会の価値観や考えに左右されがちな現代社会ですが、社会が「良い」とするものが私たちにとって必ずしも良いとは限りません。
それでもまだ幸せを感じられない人は、実は頭の中で「自分は幸せではない」と考え続けているだけかもしれません。
私たちはそれぞれ異なる自分だけの人生を送っています。人生は自分だけのものです。
宝くじに当選する、お金持ちになる、お金の心配を2度としなくていい、などを夢見るのは一般的な考えですが、金銭的に困窮する毎日の生活の中でも私たちに幸せを運ぶものがたくさんがあります。
金銭的な心配事が全てなくなったら、あなたは幸せになりますか?
金銭的に満たされると幸せを感じる瞬間はありますが、それは一瞬です。
幸せな生活とは自分の存在価値を実感する生活です。欲張りな考えを改め、小さな幸せに価値を見出し、新しい世界の扉を開きましょう。
メインイメージの転載元: wikiHow.com