爪に白い線が現れるのはなぜ？消す方法は？

打ち身や栄養不足の結果として現れることの多い爪の線ですが、より深刻な病気のサインである場合もあります。

ふと手を見てみたら、爪に線が出来ていることに気が付いた、という経験があなたにもあるかもしれません。これはいつも私たちの興味を引くもので、「なぜ現れるのだろう」、「どうしたら消えるのだろう」という疑問を沸かせます。

爪に現れる線は、私たちがあまり健康的な食生活を送れていないこと、もしくは爪をもう少しケアするべきであることなどのサインである場合があります。

次に、なぜ爪に線が現れるのか、どのようにすれば消すことが出来るのかをさらに説明し、爪に線が出るのを予防するためのアドバイスも公開します。みなさん、メモの準備は出来ましたか？

爪の横線：栄養不足のサイン？

爪の線は年齢に関係なく現れ、多くの場合、医療的治療よりも、生活習慣、特に食生活の改善が必要です。これは、爪の線の原因が栄養不足にあることが多いからです。

爪の劣化と関係のある別の要因が、乾燥（体内外どちらも）です。そのためボディークリームを定期的に体全体に塗ること（手や爪も含めて）に慣れたり、毎日十分に水分補給することが大切なのです。

その一方で、爪の線は何かの衝撃の結果であることもあります。そのため、活動中や手で物を扱っているときには注意が必要です。

では次に、不足すると爪の線の原因となる主な栄養素について見ていきましょう。

亜鉛不足

亜鉛は、身体の多くの機能のために必要不可欠な微量元素です。そのため、亜鉛が不足すると爪に線やシミが現れたり、髪が弱まったりといった症状が現れます。

医師が勧める場合にはサプリメントを摂ったり、あるいは以下の食品を摂ることで補いましょう。

• 牡蠣
• 肉類
• バター
• 種子類（ピーナッツ、ごま、カボチャの種など）

ビタミンB12不足

爪の線は、ビタミンB12不足が関係している場合もあります。つまり悪性貧血の可能性があります。

重要なのは、医師の診察を受けてこのビタミンが不足している原因を見つけることです。厳格な菜食主義（サプリで改善が可能）や、消化器系の病気が原因でこの栄養素の吸収率が悪い、などが考えられます。

良いビタミンB12源となる食品には以下のようなものがあります。

• 肉類
• 卵
• 魚介類
• スピルリナ
• 乳製品
• ビール酵母

マグネシウム不足

マグネシウム不足も爪の縦線が現れる原因となります。これを防ぐために、以下の食品を食事に取り入れましょう。

• アボカド
• ナッツ類
• 青魚
• 緑の野菜（ほうれん草、ブロッコリー、ケールなど）

マグネシウムのサプリは、医師の指示なしに取ることは勧められません。

健康な爪を手に入れるためにすることとは？

爪に線が現れたり爪が劣化してしまうのを防ぐためには、以下の点を考慮することが勧められます。

• 継続的に保湿クリームを塗る。一つ有効な方法が、寝る前にクリームを塗ることです。こうすることで、その有効成分を吸収するのに十分な時間を与えることが出来、肌にも爪にも効果的です。
• 毎日しっかり食事をとって水分補給する。これは私たちの見た目全般に大きく影響します。
• マニキュアを使う場合は、次に塗りなおす前に24～36時間休みを置いて爪が「呼吸」出来るようにすることが勧められます。この際に、植物性オイル（ココナッツ、オリーブ、アーモンドオイルなど）を塗って保湿するのが良いでしょう。
• 見た目だけでなく衛生面でも、常に爪の手入れをしてきれいに保つことが必要不可欠。
• 医師から爪甲縦裂症だと診断された場合は、つめの手入れと保護のために医師の指示に従ってください。

爪に現れた線が長く残って消えない場合やその他の症状がある場合には、医師の診察を受けましょう。そうすることで、どんな治療法が最も合っているのか指示を受けることが出来ます。