爪に白い斑点ができるのはなぜ?

どうして爪に白い斑点ができるのだろうと考えたことはありませんか? これはカルシウム不足のサインではありません。爪に白い斑点ができる理由とその予防策を見ていきましょう。
爪に白い斑点ができるのはなぜ?

最後の更新: 11 10月, 2018

爪甲白斑症は、爪に白い斑点が現れる症状の医学的な名前です。

これには様々な種類と原因があります。カルシウム欠乏症のサインだと考える人もいますが、これに関しては科学的な関連性は証明されていません。

今日の記事では、どうして爪に白い斑点が現れるのかを見ていきましょう。

爪にできる白い斑点の言い伝え

爪の白い線

爪に白い斑点や線が出来ているのに気がついたことがある人は多いのではないでしょうか。

祖父母世代は、白い斑点ができるのは嘘をついたからだなんて言う人もいるかと思います。もしかすると、親世代はカルシウム不足の印でもっと牛乳を飲むようにと言うかもしれませんね。

これらは全部、単なる言い伝えです。

どうしてこの白い斑点ができるのか、はっきりさせましょう。

爪甲白斑症は、いつ何時にでも現れ、そして消えていきます。爪甲白斑症は4つのタイプに分けることができます。

1. 点状

爪全体に小さな点状に広がります。通常、子供の頃に見られます。これは、小さなダメージが繰り返し起こったためです。

2. 筋状

線状に白いものが現れrます。これは女性に多く、マニキュアのしすぎなどのダメージによるものです。また化学療法の副作用としても現れることがあります。

3. 部分的

爪の特定の場所に影響を与えます。通常、爪の奥深くにに現れます。

4. トータル

手

これは爪全体が白っぽく、見た目がほぼ均質になってしまうケースです。とても稀な状態です。生まれた時や幼い時に起こることがあり、ほとんどの場合は遺伝的なものです。

亜鉛欠乏と爪の白い斑点

爪にできる白い斑点は、カルシウム不足の印ではありません。しかし、何かの栄養が足りていないことは合っています。

この白い線や点は爪の根元にできます。そして、爪が伸びるに従って上の方に移動していきます。

亜鉛欠乏症は、この爪の白い斑点の原因となるかもしれません。爪の土台が裂傷することで白い斑点が見られるのです。

病気や健康トラブルのせいで爪甲白斑症となることもあります。例えば、

  • 乾癬
  • 消化性潰瘍
  • 潰瘍性大腸炎
  • 腎(じん)炎

また、以下に挙げるような特定の栄養を摂取できていない場合も、爪に白い斑点ができやすくなるかもしれません。これは、以下のような栄養が爪の発達と成長を助けるからです。

上記の栄養が足りていない場合、爪に斑点ができたり、爪を弱くもろくしてしまう場合があります。

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爪に白い斑点が出来るその他の理由

爪の白い斑点

爪の白い斑点は危険なものではありません。しかし、キレイなものではありませんよね。特に女性なら気になってしまうのではないでしょうか。

爪に白い斑点ができるのは、爪の土台の炎症やダメージが原因かもしれません。これは異常な角質化を引き起こします。

爪は1ヶ月につき0.2cm伸びます。例えば、爪の真ん中あたりに白い斑点が見えたら、大体いつ頃できたのかがわかります。約2〜3ヶ月前にダメージを受けたということです。

その前はキューティクルに隠れているため見ることができません。

もちろん、毎日のちょっとした癖なども爪甲白斑症の原因になることがあります。自分では気がついていないようなことが原因となっているかもしれません。

  • キューティクルや爪を噛む
  • 化学物質などを使ったマニキュア
  • 指先を使うクラフト
  • 爪を切りすぎる
  • パソコンのキーボードを強く叩き過ぎる
  • 爪でテーブルを叩く
  • 手袋なしで強い薬品を使って掃除をする
  • いつもネイルをしている

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爪い白い斑点ができるのを防ぐには?

現時点で、爪甲白斑症に効く治療方法はありません。爪の白い斑点を取り除く方法はたった一つ、爪が伸びるのを待ち、完全に上にまで到達したら爪切りで切る、またはファイリングすることです。

もし爪が伸びるまでの期間、白い斑点を見るのが嫌だという人は、マニキュアをしてしまうか、手袋をつけるしかないでしょう。

もし全部の爪に斑点ができてしまったり、斑点の色が濃くなった場合は皮膚科を受診するとよいでしょう。

  • 爪の保湿をする
  • マニキュアなど過剰なトリートメントを避ける
  • マニキュアなどを塗り替える時は間をあけて爪を休ませましょう。(少なくとも1日は何もつけない期間を取りましょう。)
  • 家を掃除するときは手袋をつける(皿や床、トイレ、キッチンなど)
  • 爪先だけでなく、爪の根元やキューティクルのケアもしましょう。
  • ドライフルーツや小麦胚芽など亜鉛を豊富に含む食べ物を食べましょう。
  • 日常的にビタミンAを摂りましょう。ニンジンやかぼちゃ、桃などに豊富に含まれています。

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。