尿が臭う 8つの理由
尿の臭いが気になりますか? 尿の臭いの原因はご存知ですか?
今回は、尿に臭いが付く一般的な原因をご紹介したいと思います。
尿には尿素による特徴的な臭いがあります。体の中の尿素の濃度によって、臭いがきつくなるかならないかが決まります。
本来であれば、尿にはそこまで強い臭い、または不快な臭いはありません。
尿が臭い始めたら、それは 体の中で何かが起きているサインです。それは、食生活の変化の可能性もあれば、もっと深刻な健康上の問題の可能性もあります。
1、脱水症
最初に尿に臭いが付き始めた時に、まず考えるべき事があります。それは、過去2日間に飲んだ水の量です。
1日に最低8杯の水を飲む事が推奨されています。もし十分な水分を摂っていない場合、尿が臭い始める可能性があります。
脱水症により尿に臭いが付いた場合は、尿が濃い黄色またはオレンジになり、尿はアンモニア臭がします。
味の付いていない水を十分に飲む事で、この問題は解決されます。
もし尿の色が濃く、混乱、衰弱、またはひどい疲れを感じている場合は、深刻な脱水症状を起こしている可能性があります。この場合は、急いで医師の診察を受けてください。
2、尿路感染
尿に臭いが付くもう1つの原因として、尿路感染が考えられます。この感染症の主な症状として:
- トイレが近くなる
- 尿を出す時痛い
- 腹痛
があります。
この感染症の原因となる一般的なバクテリアは、大腸菌です。もし、尿路感染の可能性がある場合はすぐに医師の診察を受けましょう。
こちらの記事もご覧ください:尿路感染症に効く7つの方法
3、糖尿病
尿に甘い臭いが付いた場合は、すぐに医師の診察を受ける必要があります。尿の甘い臭いは、糖尿病の症状の1つです。
- すでに糖尿病だと分かっていてインスリンを内服している場合は、医師の指示に従っている事を確認しましょう。尿に甘い臭いが付いているという事は、治療がうまくいっていない可能性があります。
- インスリンの注射をしている場合も医師に相談して、インスリンの副作用なのか、それとも血糖値が上がっている事による症状なのかを確かめましょう。
こちらの記事もご覧ください:糖尿病がもたらす11の合併症
4、肝臓疾患
尿に臭いが付く原因の1つとして、肝臓疾患も考えられます。この場合、尿の匂いに加えて以下の症状が現れます。
- 吐き気
- 嘔吐
- 腹痛
- 目が黄色くなる
- 衰弱
- 体重の減少
5、特定の食品の食べ過ぎ
尿に臭いが付く主な原因の1つとして食生活も考えられます。
もし、アスパラガスのような茎のある野菜を食べた後に臭いを感じたのであれば、心配する必要はありません。すぐに消えます。
他に尿に臭いが付く原因になる食品として
- 玉ねぎ
- ニンニク
- 芽キャベツ
- カレー
- 鮭
- アルコール類
- コーヒー
などが挙げられます。これらの食品を食べていないにも関わらず尿が臭う場合は、塩分の摂取量を見直してみてください。
塩分を多く摂ると、尿が濃くなり臭いの原因となります。
塩分の摂取量を少なくすると、健康にも良い効果がありますので是非塩分量に気を付けてみて下さい。
6、ビデの使用
デリケートゾーンの臭いがどうしても気になってしまう女性がたくさんいます。その結果、ビデを使用するのは自然な事でしょう。
もし、ビデを使っている時に尿の臭いを感じた場合、いますぐにビデの使用をやめる事をお勧めします。
ビデはデリケートゾーンを綺麗にするだけでなく、デリケートゾーンに存在するバクテリアにもダメージを与えてしまいます。この結果、臭いをなくすどころか、悪化させてしまう可能性があります。
もし、デリケートゾーンの臭いが2カ月以上続いているのであればビデを使用せず医師の診察を受けて正しい治療をしましょう。医師に、臭いに何か原因があるのか判断してもらって治療の必要の有無をはっきりさせることが大切です。
7、排卵
妊娠期間に必要なホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)は、女性の生理の調節も行います。
これらのホルモンは、尿に臭いを付けます。この事から、排卵時に尿にアンモニアのような臭いが付く事があります。
8、薬、サプリメント、ビタミン剤
最後にご紹介する尿に臭いが付く原因は、薬、サプリメント、ビタミン剤の香料です。この香料は、薬に匂い、味を付けてくれるので飲みやすくなりますが、尿に臭いや色を付けてしまいます。
また、薬の効能などによって薬自体が尿の臭いの原因になっている場合もあります。
医師に相談して、尿の臭いに問題がないかどうかを確かめる事をお勧めします。
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