マグネシウムがあなたの知的能力を上げてくれる5つの理由
マグネシウムはエネルギーを作る酵素をはじめとするおよそ300もの酵素の働きを助ける、健康維持に欠かせない栄養素です。
そして身体の健康維持に必須のマグネシウムは、精神的に健やかでいるためにも大きな役割を持っているのです。
特にうつ病にはマグネシウムを補給すると効果があるとされています。
他にも不安症、気分障害、けいれん、運動障害など様々な病に苦しむ人たちにとって、マグネシウムは生活の質を上げてくれる重要なカギとなります。
1.マグネシウムで記憶力が上がる
先進国の人口のうちおよそ半分の人はマグネシウム不足だと言われています。
中年期に入るとその影響が出てきます。それまでとは違って日常生活の至る所で様々な機能の低下を感じ始めます。
マグネシウムは脳の海馬にあるシナプスを強くします。ここは長期記憶を司る器官です。それと同時に、ミネラルは前頭前野において重要な役割を果たします。
マグネシウムのお陰で短期記憶をする事が出来ます(例えば、鍵をどこに置いたのか、オーブンのスイッチを切ったかどうか、何を買わなければならないか・・・など)。
さらにマグネシウムは、情報伝達や記憶データの情報処理を行うシナプス神経を強化してくれます。
2.マグネシウムで学習能力が上がる
年齢と共に学習能力は下がる、と思っていませんか。
確かに、3歳と70歳では学習能力には明らかな差がありますよね。
ですが脳は驚くべき伸びしろを持っていることを忘れてはなりません。
脳の柔軟性は驚異的なもので、ずっと進化を続けることが出来ます。言い換えれば、もし私たちが脳を筋肉の様に鍛えて、コンディションを整えてあげれば歳を重ねても脳を良い状態で保つことが出来るという訳です。
それを実現するには、マグネシウムを摂る事が大切です。このミネラルのお陰で神経細胞が活性化し、新しい情報を蓄える事や、記憶や感情のコントロールにも役立ちます。
3.マグネシウムでストレスを減らす
私たちがストレスを感じると血液中にコルチゾールが増え、コルチゾールが増えすぎると脳の海馬を傷つけてしまいます。
そうすると物忘れや集中力の低下を引き起こすだけだは無く、マイナス思考にも陥りやすくなってしまいます。
マグネシウムはホルモンにも働きかけてコルチゾールの抑制やストレスコントロールにも役立ちます。
また、脳にバリアを張るように脳がストレスを感じるのを遅らせたり、妨げる作用もあります。
ご存知ですか?:アドレナリンの分泌:活性、ストレス、頭痛ホルモン
4.マグネシウムでアルツハイマー病を防ぐ
マグネシウムでアルツハイマー病そのものを防ぐことは出来ませんが、そのリスクを減らし、進行を妨げることは出来ます。
例えば海馬の中でアミロイド斑の蓄積を防止したり、前頭前野にアミロイドが留まらないように働きかけます。これを聞くと、毎日の食生活でマグネシウムをたっぷりと補いたくなりますよね。
ご存知ですか?:MIND食事療法:アルツハイマー病のリスクを下げる食事
5.マグネシウムで不安を減らして冷静にいられるようになる
私たちは冷静さを失うと、実際よりも時間が過ぎるのが早く感じてしまう事があります。
さらに、ちょっとした刺激や衝撃的な事が起こると、自分を制御出来なくなってしまいます。
緊張、不眠、敗北感などといった不安症を予防するには日々の生活を改善することが必要ですが、マグネシウムの摂取量のコントロールが効果を発揮すると考えられています。
マグネシウムが体内細胞にとって重要な役割を果たすことは一目瞭然であり、「燃料」として生体維持のエネルギーとなります。
最もエネルギーを必要とする臓器は脳であり、脳にもたくさんのマグネシウムが必要なのです。
不安症に苦しんでいるなら、マグネシウムを摂ることで症状を緩和するのに役立ちます。
主治医に相談して、普段の食生活でもマグネシウムを積極的に摂取する事を考慮に入れてください。また医師の指導のもとでサプリメントを摂取するのも良いでしょう。