MIND食事療法:アルツハイマー病のリスクを下げる食事

3月 6, 2018
アルツハイマー病は、高齢者に見られる障害の主な原因となる病気です。MIND食事療法とは、アルツハイマー病になる確率を大きく下げるための、科学に基づいた食事療法です。

アルツハイマー病は、最も辛い変性病のひとつです。しかし、予防法がいくつかあり、栄養管理とMIND食事療法がその中のひとつです。

MIND食事療法とは

野菜

この食事療法は、「神経変性を遅らせるための地中海式食事療法による介入」(Mediterranean-DASH Intervention for Neurodegenerative Delay)の頭文字を取って、MIND(マインド)と名付けられたものです。ラッシュ大学医療センターにより、アルツハイマー病の予防を目的として開発されました。

この食事法を開発するにあたり、科学者たちにより遺伝的素因を持つ人も含め、アルツハイマー病の高齢者の食事が研究されました

研究のために、65歳以上の高齢者にMIND食事療法を試してもらい、それぞれのアルツハイマー病にかかっている確率を調べました。

科学者たちが発表した結果は驚くべきものでした。食事療法をきちんと実践した高齢者は、アルツハイマー病にかかっている確率を53%まで減らすことに成功したのです。

また、この食事療法を試した人の中には、将来アルツハイマー病になる確率を35%も減らした人もいました。

食事法を実践するのが早ければ早いほど効果が期待できるということも、この研究により発表されました。アルツハイマー病が引き起こす細胞変性の確率を下げることが期待されます。

MIND食事療法は、そんなに難しい食事ではありません。10種類の食品グループに属する、15種類に分類される食品でできています

これらの食品の中には、ナッツ・野菜・穀物・魚に含まれる天然オイル・白身・ワインがあります。

逆に避けるべき食品として、ファストフード・赤身・精糖・バターが挙げられます。

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MIND食事療法:毎日食べるもの

ナッツとフルーツ

毎日食べるべき食品は、豆類や、赤色のフルーツなどです。他には、クランベリー、放し飼いで育てたれた鶏肉、魚の白身やサーモンなどです。

その他の食品:

  • 穀物
  • 緑の葉野菜(チャード・レタス・ルッコラを含む)
  • フルーツ
  • ナッツ(ピーナッツ・アーモンド・ヘーゼルナッツ)少々
  • グラス半分の赤ワイン

量を控える食品

MIND食事療法によると、控えめに食べるべきものはラードやバターです。1日大さじ½までにしましょう。

また、脂肪分の多いチーズ・ファストフード・精糖も控えめに摂取するべきです。

 

 

欧米式食事とアルツハイマー病

頭を抱える老人と見守る男性

食事とアルツハイマー病の関係を証明するものは、この研究が初めてではありません。科学誌のScientific Reports Natureが発表した研究によると、タフツ大学の研究者により、食事と病気の間には直接繋がりがあると発見されました。

その研究では、脂肪分と糖分を多く含むエサがネズミに与えられ、長期間同様の食事が続くと脳の免疫反応が下がったという結果が出ました。

このような食事は、揚げ物・精糖・小麦粉・加工食品である。体がこれらの食品に拒否反応を示すため、免疫システムのバランスが崩れる。バランスが完全に崩れると、様々な病気を引き起こし、アルツハイマー病はその1つである。

また、研究によると、中枢神経系の免疫システム内にある神経系細胞である、小膠(しょうこう)細胞の活動が活発化しました。このような炎症がアルツハイマー病のリスクを高めると結果づける研究が多数あります。

さて、今回ご紹介した内容で、なぜこれからは食事に気をつけて、MIND食事療法が勧めるようなヘルシーな食品を選ぶべきか、もうおわかりのはずです。

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