コレステロール値が高くなる6つのこと
コレステロール値が高いと動脈の壁に悪影響を与えて、心臓の健康へもダメージを与える可能性があります。
肝臓で分泌されるこの脂質は体の細胞の活動を支えており、胆汁の形成、ホルモンの分泌、その他の重要な体の機能にも 欠かせないものです。
ですが体内に悪玉コレステロールを多く摂り入れすぎたり、その機能が低下したりすると、健康に問題が生じ始めます。
動脈硬化症のリスクも高まります。心臓発作や肝臓疾患、その他の生活に支障をきたす病気を引き起こす恐れがあります。
ここではコレステロール値に影響する6つのことについてお伝えします。
1.生活習慣
コレステロール値が高くなるのには食生活が大きく関わっています。
脂肪分のとても多い食事はコレステロール値に悪影響を及ぼします。野菜や健康的な脂肪分を含むものを食べるようにしましょう。
- 食生活を見直してコレステロール値を高める食材は省いていきましょう。
- その逆にオメガ3脂肪酸、ビタミンE、必須アミノ酸などを多く含む食材の量を増やしましょう。
2.座る時間の長い生活
座る時間の長い生活はコレステロール値を高める要素の1つです。
体を動かさないと脂肪をエネルギーに変換する能力を失い、逆に蓄積するようになります。
- 定期的な運動-1日に少なくとも30分の運動を取り入れてください。
- ウォーキングやバイクなど有酸素運動はコレステロール値を下げるのに役立ちます。
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3.過体重や肥満
体重の重い人や肥満の人は、平均体重の人に比べてコレステロール値が高い傾向にあります。
体内に脂肪が蓄積すると、動脈内からこの脂質を取り除く能力が低下します。そのためプラークが出来やすくなります。
体重には気を配りましょう。体重が重すぎるようなら健康的な生活を心がけてください。
- BMIを少なくとも10%下げれば、心臓疾患のリスクを下げることが出来ます。
4.ストレス
ストレスが溜まりすぎるとコレステロール値が高くなったり心臓に負担がかかったりします。
精神的にも悪いだけでなく、動脈内の脂質を取り除くことが困難になるなど体の健康にも支障をきたします。
それに加えてストレスの多い人は、それを忘れようと食生活も乱れがちになります。
- リラクゼーションテクニックや呼吸法を学ぶことが大切です。
- 心の健康のためにも健康的な食生活は重要です。気分を大きく左右し、コレステロール値の上昇を抑えます。
5.お酒の飲みすぎ
お酒の飲みすぎはコレステロール値を上昇させます。心臓、動脈、肝臓の機能に悪影響を及ぼします。
また細胞内で通常合成されるコレステロールを上手く合成できなくなったり、動脈内に脂肪分を蓄積させたりします。
お酒を飲みすぎないよう注意しましょう。もし中毒の傾向があるなら専門医に相談して乗り越えてください。
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6.家族の病歴
家族に同じような病歴があるとしたら、遺伝の問題かもしれません。
そういった人は普通の人に比べて、ある時点で症状が出始めるリスクが 倍にもなります。
出来るだけ早い時点で健康的な食生活に切り替えるようにしてください。コレステロールの多い食材は摂り入れないようにしましょう。
それから自分の体を知るために定期的な健康診断を受けるようにしてください。
ご紹介した事柄に心当たりがありますか?
コレステロール値が気になりますか?
不健康な食生活や生活習慣はやめて、運動もしっかりするようにしましょう。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
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