お腹が空かない6つのダイエット法
痩せることは空腹になることだ、これまでずっと考えられてきました。でも本当は、常時お腹が空いていると代謝がどんどん悪くなり、返って太りやすくなります。
この記事では、生活スタイルをよくする6つの簡単な方法についてご紹介します。空腹感を感じずに痩せられるとわかるはずです。
1. 食事は抜かない
食事を抜くと、体は省エネモードに突入します。つまり、エネルギー消費量が減少し、空腹感から次の食事でドカ食いしちゃうのです。
また、体がエネルギーを溜め込もうとし、特に脂肪として腹部に貯蔵されます。この脂肪の蓄積により、脂肪肝疾患や心臓血管疾患のリスクが増大します。
上記の理由により、食事を抜くと結果として数キロ太ることになります。
- 空腹感と戦わないダイエット法は、3食(朝食・昼食・夕食)きちんと食べて、食間にスナックもとるやり方です。
- この食べ方により、必要な栄養素を取った上で、代謝の変調を阻止して理想体重をキープできます。
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2. 食物繊維を十分取る
繊維がある野菜や果物は、噛む回数が自然に増え、少量でも満足感を得ることができます。
胃にとっては、水溶性の食物繊維が胃を空っぽにして膨らませるので、満腹感が長引きます。
食べたものが小腸を通るのに時間がかかるので、食物繊維を十分に取ることでビスコースの層を作り、グルコース・脂質・アミノ酸の吸収を減らします。
最後に、食物繊維は胆汁塩の生成を刺激し、コレステロール値を下げてもくれます。
空腹感を感じずに痩せるには、食物繊維をいつもの食生活に取り入れることが必須です。食物繊維は全粒の穀類や、野菜や果実に含まれます。
3. 食事の質に気をつける
太る原因は、大抵が不健康な食事やお菓子によるものです。
精糖や飽和脂肪の含有量が多いお菓子を頻繁に食べているなら、脂肪を多く蓄えてしまいます。そうなると体重と健康に直接的な影響が出てきます。
ですので、特に間食の際に正しい選び方を知ることが、お腹を空かせずに痩せるヒントになります。栄養素が高く、質の良い炭水化物や食物繊維を含む食べ物は、例えばこちらです:
- フルーツ
- 全粒クラッカー
- 野菜
- 特定のチーズ、ツナ、ヨーグルトなどの低脂肪のタンパク質
- 緑茶やカモミールティーなどの温かいお茶
- カカオ分70%以上のチョコレート
- ナッツと種
もし甘いものや塩辛いものが好きでよく食べたくなるなら、お家で作れる代わりのものを食べましょう:
- 砂糖の代わりにハチミツを使う。
- 塩辛いお菓子は自分で作る。塩分を控え美味しくするためにスパイスを加えたりもできます。
- 化学物質の糖類でなく、フルーツで甘みのついたものを食べる。
4. 不安感を抑える
多くの場合ダイエットの大きなハードルは、1日の間、特に午後に現れる酷い不安感です。
食事に対する不安感の根源は、不明なままです。
しかし、専門家によると、不安感に結びつく仮説がいくつかあります:
- 心因性の安心感
- 認知力の乱れ
- 他の感情の隠蔽
不安感を抑えるのは容易ではありませんが、不可能でもありません。意志をきちんと持つことが絶対に必要不可欠です。
空腹感ゼロの良いダイエット法は、努力を必要としつつも達成しやすいゴール設定をすることです。生きるために食べるのであって、その逆ではないことをお忘れなく。
5. 水をたっぷり飲む
人間の体の7割は水分でできており、水分は生きるために欠かせません。なのに、体が正しく機能するために必要な水分の半量でさえ満足に飲んでいない人も多いのです。
結果として、時にただ喉が渇いているのを空腹感だと思ってしまうことがあります。
ある研究によると、この勘違いが起こる理由は、空腹感と喉の渇きを伝達するニューロン機構が同じで無意識に起こるからだそうです。
空腹感を感じずに痩せるには、お腹が空いた時に水を飲むことが大切で、食事後に飲むのも必要です。
グラス6〜8杯のお水を1日に飲むのが良いとされています。
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6. 計画的に食事をする
お腹を空かせずに痩せるには、食料品を買いにお店に着いたらすぐ食事の計画を立てないといけません。買い物に行く前に、向こう1週間の献立を考えてみてください。計画的にすることにより、何をどんな質で買えば良いかがわかります。
プランを立てると、スーパーで食品を選ぶ時間が少なくて済みます。買い物の後は料理をして食事にするか、後で食べられるように冷凍庫で保存しましょう。
計画的に行動すれば、自分に合った選択肢が見えてきますし、食事に飽きないように工夫もできます。
今回ご紹介したような簡単なダイエット法で、空腹感ゼロの減量がすぐにできるはずです。
リバウンドは避けて、筋肉量をキープして効率的に脂肪を燃焼しましょう。
さあ、ご紹介したダイエットを今日から始める準備はできていますか?
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
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