環境にやさしい暮らしのためのヒント
私たちが住む、地球という美しく多様性に満ちた星の恩恵を、子供や孫の世代のために受け継いでいきたいと、誰もが思うことでしょう。
緑を保全し、自然と調和した暮らしを持続させるためには、環境汚染を防ぐことが必要です。
環境破壊をくいとめるための重要な取り組みとして、二酸化炭素の放出や、化学廃棄物などを世界的に減らしていくことなどが挙げられます。
また、個人で実践できる小さな取り組みもあります。日々の習慣をほんのわずかに変えることで、環境にやさしい暮らしを実践し、環境の保護に貢献することができます。
この記事で紹介するいくつかのヒントを参考に、さっそく今日から始めてみましょう!
1. エアコンやヒーターの使用について
家庭で冷暖房を使用している場合は、賢く使うことが大事です。次のようなことを意識することで、環境を気遣うだけでなく、毎月の電気やガス料金の節約にもなります。
- 冬の間、ヒーターの設定温度は20℃前後にする。
- 夏の間、エアコンの設定温度は24℃以上にする。
- キッチンなどでお湯を使う場合、設定温度は38℃前後(十分な温かさと言えます)にする。
- 冷暖房やお湯の設定温度を控えめにすることで、電気・ガスの料金の違いに気付くでしょうし、環境保護にも貢献できます。
2. 自然光や風を取り入れる
再生可能な資源を利用するために、たくさんお金をかけて家庭の設備を整えたり、ソーラーパネルを設置したりといったことを、全ての家庭が実践できるわけではありません。
長期的に見ればお金の節約になるかもしれませんが、差し当たっては多額のコストがかかります。しかし、そういった特別なことをしなくても、自然エネルギーを取り入れることができるいくつかの簡単な方法があります:
- 自然光を最大限に利用する。
- 室内の壁の色を、白など光を反射しやすい色にする。
- 窓を開けて、自然に吹き込む風を楽しむ。これは健康面でも良い効果があります。
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3. キッチンでできること
お金を節約し、環境保護にも貢献できるいくつかの簡単な方法をキッチンで実践しましょう。
- 圧力鍋を使うことは、時間、エネルギー、お金の節約になります。
- オーブンを使うときは、扉の開け閉めをあまり頻繁に行わないようにしましょう(扉を開けるたびに、中の温度が下がってしまうため)
- 食品を解凍する場合は、魚であればボウルに水を張った中に入れて自然解凍しましょう。
4. 家電をスタンバイモードにしないこと
テレビ、パソコン、ステレオなどをスタンバイモード(赤いランプが点灯した状態)のままにしておいたり、携帯電話を一晩中充電したり、家にいないときでもwi-fiをオンにしたりしていませんか?
一回一回はわずかな出費ですが、頻繁にこれらを行うことで毎月の電気料金にも影響があります。世界中で、数え切れないほどの人たちがこれらを日常的に行ったとすると、確実に地球へのダメージとなります。
また、家電の寿命を縮める結果になるということも覚えておいてください。
5. LED電球
LEDの電球は、通常の電球と比べて値段は高いですが、8倍もの長い時間使用できますし、エネルギーの消費を80%減らすこともできます。
6. エネルギー効率の良い家電を選ぶ
ご存知のように、最近ではクラスA++、A+++などの、エネルギー効率の良い新型の家電製品が販売されています。これらはクラスAの製品に比べて、エネルギーの消費を70%減らすことができます。
家電を、エネルギー効率の良いものに買い換えることも、環境を守るための一つの方法です。小さな変化ではありますが、たくさんの人が実践すれば多大な効果があることでしょう。
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7. 洗濯機や食器洗浄機を使う回数を減らす
1枚のタオルや、1組のパジャマのために洗濯機を回したり、一日に何度も洗濯機を回す人もいますが、可能であれば、たくさんの洗濯物を一度にまとめて洗うようにしましょう。
前洗い機能を使うことをやめたり、お湯ではなく水を使うこともエネルギーや料金の節約になります。
食器洗浄機にも同じことが言えます。皿やコップなどがある程度溜まるまで待ってから、洗浄機のスイッチを入れるようにしましょう。
8. 寒さや暑さをできるだけ遮断する
寒い季節は、隙間充填材などを使って、窓から入ってくる冷気をできるだけ遮断してください。二重窓を取り付けたり、日よけやブラインドなどを使うことで、ヒーター、あるいはエアコンの使用を抑えましょう。
これまで述べてきたことの一つ一つは小さな変化でも、持続的に行うことでお金の節約にもなりますし、多くの人が実践することで、環境保護のために大きな効果があります。