駆け引きなしの親密な関係を築く方法
駆け引きなしのまっすぐな愛情とは、恐れのない、また愛情を道具として利用しない愛情のことです。
2人の関係にそういった親密性があるかどうかはとても重要な事で、それは雲の中をふわふわと浮いているような幸せな気持ちをもたらします。
しかし最初の甘い空気だけが漂う時期が過ぎる頃、ふと疑問が浮かび上がってきます。
これは本当の愛なの?
そうだとしたらなぜ辛いの?
ここでは駆け引きや苦しむことなく、親密な関係を築く方法をご紹介します。純粋で真っすぐな本物の愛を手に入れましょう。
こちらもご覧ください:真実の愛は私たちを批判したり制限しない
自分を犠牲にする
2人の関係において、自分が犠牲になってしまう。
愛こそが全てなのだから、愛のために自分を犠牲にするのを受け入れ、あきらめなければならないと思っている人がいるかもしれません。
ですが犠牲の後に残るのは苦しみだけです。
「何でもない、ちょっとした間違いよ。」と自分に言い聞かせるかも知れません。
ですが、あきらめ服従する苦しみで涙があふれ、顔をあげる事も出来ないのです。
「彼は変わると言ったわ。彼をすごく愛しているんだもの。もう一度チャンスをあげるべきだわ。」
このようなことが何度も繰り返され、最後には幸せになれるんだと自分をどうにか納得させているのです。
こうして冷静に見てみると皮肉で馬鹿げたことのように見えるかも知れませんが、実はとても一般的に起こっているのです。
2人の関係において自分を犠牲にするのをやめたらどうなるでしょうか?
自分は敬意を持って扱われていないと感じた最初の時点で関係を終わらせていたらどうだったでしょうか?
親の世代は「今の子たちは何かを変えようと努力をしない。」と言うかも知れません。
確かに努力はしていませんが、これは間違った関係を築こうとする努力をしないだけです。
嘘や、見せかけの愛、苦しみを遠ざけているだけです。
その人はあなたに苦しみをもたらすだけなのに、愛しているからという理由で傍にいようと努力することがあります。あなたはその努力を拒絶しているのです。
ですがこういった苦しみだけをもたらす関係は良くないと分かっていても、同じ間違いを繰り返しがちです。愛のために全てを捧げ、自分を犠牲にしてしまうのです。
こちらもご参考に:愛と犠牲は絶対に同義語であってはならない
自分にこれ以上のものを手に入れる価値はないと思う
2人の関係は全てが完璧であるおとぎ話の影響を受けがちです。それが現実に起こると信じているのです。
それが架空の、嘘のお話だという事に気づいていません。
これを信じることで、あなたは相手に屈することとなります。そしてそれはあなたの自己肯定感を低下させ、自分は今以上のものを手に入れる価値がない人間だと思うようになります。
人から傷つけられたり侮辱されてもそれは自分のせいだと考えたり、また傍にいる人は誰であっても大切にしなければならないと考えるようになります。
2人の関係が上手くいかなくなった時も自分のせいだと考えます。自分に全ての責任がある、自分が200%の努力をしなかったせいだと考えるのです。
そんなに苦しむ価値がありますか? 決して良い関係にはならない事に辛い思いをしたり泣いたりする必要がありますか? こういう親密性はあなたの望む関係ではありません。
本物の親密な関係
今までの古い殻を破って、これからご紹介するヒントに従えば本物の親密な関係を築くことは可能です。
・愛は勝ち負けではありません。2人で築き上げるものです。
・相手があなたを傷つけた時、彼が変わるという約束をしたとしてもそれを信じてはいけません。
・2人の間に起こる事の責任の全てを1人で背負わないでください。健全な関係であれば、50/50、対等で責任を分かち合えるはずです。
・別れは人生の終わりではありません。こういった考えは、不健全な関係にズルズルと身を置く原因となります。
恋人との関係が人生を左右するというような考え方は捨てましょう。受け入れる物事の内容によっては、あなた自身を破壊してしまう事になりかねません。
あなたを傷つける相手と一緒にいて、いったい何になるというのでしょう?
時間の無駄としか言いようがありません。
あなたが無価値で小さな人間だと感じさせるような人といるよりも、自分を高める豊かな時間を過ごしましょう。