過剰な汗を止める方法

多汗症、つまり過剰な汗は、毒素を排出して体温を調節しようと体が行う方法の一つです。
過剰な汗を止める方法

によって書かれた Francisco María García

最後の更新: 09 8月, 2022

過剰な汗に困ってる方はたくさんいることでしょう。ただ朗報は、汗っかきには解決策があるということです。

本記事では過剰な汗の対策をいくつかご紹介します。

過剰な汗は解決できる問題

多汗症、つまり過剰な汗は、毒素を排出して体温を調節しようと体が行う方法の一つです。汗が大量に出るときとは、気温や湿度が高い中スポーツやワークアウトをするときがほとんどです。

なんでこうも汗をかくのでしょう?  発汗する主な理由は、体温調節のためです。言い換えますと、体がリフレッシュして、正常な体温を保つために臓器を守ろうとしているのです。

人間は誰だって常に汗をかいています。ただ、汗がかき過ぎてその人に悪影響が出てしまうと問題になるのです。

多汗症の人の悩みの主なものには、服の脇部分の汗染みや、多量の手汗で握手したり手を繋いだりしにくかったり、足の汗が多量で臭いが強くなってしまったり、などといったことでしょう。どれも周りの人と接する場面で非常に困ることばかりです。

こちらもお読みください: 夜間の発汗の原因

汗のタイプ

脇汗

多汗症を乗り越えるには、まずは自分の汗がどんなタイプかを知る必要があります。

汗のタイプと言うと、ここでは二種類あります。一次発汗と二次発汗です。

  • 一次発汗は、何が引き金かの特定は難しいながらも、通常ストレスや恥ずかしさを感じたときに起こります。
  • 一方で二次発汗は、糖尿病や甲状腺機能亢進症などの疾患や、発熱や薬品治療と関連する過剰な発汗です。

上記の二種類に分ける他にも、「汗がなかなか見えない」をレベル低、「日常生活に支障あり」をレベル高と度合いによって分ける見方もあります。

過剰な汗の対処法

しかし最近では、過剰発汗というイヤな問題と直面する方法は様々なものがある、と専門家は言います。いくつか見ていきましょう。

制汗剤の使用

制汗剤

制汗剤の使用は広く知られた方法で、低度の多汗症の人にとってはピッタリの対処法です。

様々なブランドが色々なサイズで売り出しています。自分に合ったものが見つかるまでいくつか試してみましょう。

ボツリヌストキシンで過剰な発汗を抑制

近年、多汗症の治療としてボツリヌストキシンが注目されてきています。

使用方法

脇や足や手のひらなど、最も汗の影響を受ける部位に注入します。注入されたボツリヌストキシンが、汗腺を三〜六ヶ月麻痺させます。効果的で即効性のある治療法ではありますが、デメリットは永久的に効果が続くわけではないという点です。

イオン導入

イオン導入

イオン導入とは、多汗症の新しい治療法です。入浴時に微力の電流を流す方法で治療します。

数時間〜三日間の短期間、多汗症を制御するのに役立ちます。が、デメリットの一つとして効かない人も中にはいること、そして効いたとしても短時間しかもたないという点が挙げられます。

手術

最後に、多汗症は手術でも治療可能です。

もちろん最も極端な選択肢と言えますが、専門医により行われる手術で、汗腺内の節を塞ぐ高価な手段でもあります。

ただし、中には塞いだ汗がその分足や背中などの他の部位に出ることもあります。

どの手段を用いるとしても、大切なのは選んだ選択肢についての情報を事前に十分に得ることと、専門家に相談することです。治療の間、専門家が最良の結果に導いてくれることでしょう。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Pariser, D. Ballard, A. (2014). Iontophoresis for Palmar and Plantar Hyperhidrosis. Dermatol Clin. Vol.
    32. Pp. 491-494.
  • Hashmanai M, Kopelman D, Assalia A. The treatment of primary palmar hyperhidrosis: a review. Surg Today 2010; 30: 211-8.
  • Karol Alfaro Cordero.  Hiperhidrosis Primaria, Un Enfoque en la Terapéutica Tópica.Revista Médica de Costa Rica y Centro América LXXIII (619) 355 – 379, 2016.
  • Sociedad Española de Medicina de Familia y Comunitaria. Guía Práctica de la Salud. Sudoración excesiva semfyc.es/wp-content/uploads/2016/07/12_14.pdf
  • Doolittle J, et al. (2016). Hyperhidrosis: An update on prevalence and severity in the United States. DOI:
    10.1007%2Fs00403-016-1697-9


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。