ワセリンの知られざる活用法13選
ワセリンは石油を原料とし、化粧品やスキンケアの業界では最も使用されている材料の一つです。ウィキペディアには、純度の違いによって色と名称も変わることが説明されています。みなさんはワセリンの利用法をご存じですか?ここでもっと知りましょう!
ワセリンの知られざる活用法
ウィキペディアによれば、ワセリンは石油から得られた炭化水素類の混合物を脱色して精製したものです。油田で働く労働者たちが、ケガや火傷の処置に黒いドロドロとした石油を塗っていたことをきっかけに、1859年にロバート・チーズブローが目を付けました。
このような使い方は、今でも最も一般的です。しかしとても安価であることから、新しい使い方も色々と考案されてきました。もちろん、科学的に裏付けされたいない、民間で信じられているに留まっているものもたくさんありますが、どんな使い方がされているのか、興味がわきませんか?
1. 香水の持続時間を延ばす
香水やコロンをつけても、その香りが長持ちしないと感じている方は、ワセリンで解決しましょう。首筋、耳の後ろ、手首などの香水をつけるポイントに、まずワセリンを薄く塗り、そのあと香水を通常どおりにつけます。ワセリンが香りを吸着し、香りが長く持つようにしてくれるでしょう。
2. ボディスクラブ剤として
ワセリンはその感触から自家製スクラブ剤を作るのに最適な材料です。
ワセリンに少量の塩またはブラウンシュガーを混ぜ、身体に塗った後、たっぷりのぬるま湯で洗い流します。
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3. 髪の艶出しと毛先のケア
髪へのワセリンの効果については、科学的証拠はまだありません。しかし、髪の乾燥や枝毛の処置に使える安全な材料ではあります。少量を頭皮につけて優しくマッサージするだけです。
4. 毛染めの際のコールドクリームとして
自宅で毛染めをする際に皮膚に毛染め剤がつかないように、 コールドクリームとして使うことができます。
この場合、額や耳、その他髪の生え際など毛染め剤が付く可能性がある部位にワセリンを塗ります。ワセリンの上から毛染め剤がついてしまっても簡単に落ちるので安心です。
5. ひじやくるぶしの保湿に
くるぶし、ひじ、手足など乾燥しやすい部位にワセリンを塗ります。円を描くようにマッサージしながら塗り、ワセリンが浸透し効果が出るように20分ほど作用させます。
6. 傷の回復を助ける
傷ができてしまった時に、目立つ傷跡が出来るのを防ぐため、患部に少量のワセリンを塗りましょう。傷は治り始めるとかゆみが出るものですが、そのかゆみも抑えてくれます。傷の表面を守って治りを速めてくれます。
7. メイク落としに
メイク落としには、ワセリンのように天然素材のものがおすすめです。ねっとりとしたオイルが、頬、眉毛、まつげにしつこく残った化粧を落とすのを助けてくれます。
コットンに少量のワセリンをとり、メイクをふきとります。最後にぬるま湯で顔に残ったワセリンを洗い流すだけ!
ただし、顔の肌に余分なワセリンが残っていると、毛穴をふさぐ元になりかねないので、少量のワセリンでメイクを落とし、その後たっぷりのぬるま湯で顔を洗うことが重要です。
8. 眉やまつ毛に
眉の生え方が不ぞろいで困っている方は、綿棒に少量のワセリンをとり、整髪ジェルのように眉になでつけて毛並みを整えることができます。
また、まつ毛の成長にも効果があります。夜寝る前にごく少量のワセリンをまつ毛に塗りそのまま翌朝まで作用させます。
短期間でまつ毛が以前より長く太く輝いていることに気づくでしょう。
9. メイクを長持ちさせるためにも
アイシャドウを長く持たせるために、まずまぶたに薄くワセリンを塗ります。ワセリンがアイシャドウの色や輝きを長く留めるベースの役割をしてくれます。
10. 湿疹対策として
ワセリンは湿疹の治療にも効果を発揮することが、アメリカ皮膚科学会によって提唱されています。かゆみを抑えて炎症を抑えてくれます。
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11. 唇の保湿に
唇が割れて困っている方は、ワセリンを塗って潤いを与えましょう。少量のワセリンのみを塗るほか、ワセリンを基材として自家製リップクリームをつくることもできます。
その場合は、ワセリンを湯せんで温め、温かくなったらチョコレートやその他お好みのフレイバーを加えましょう。
12. マニキュア使用時のマーキングとして
毛染めの際のコールドクリームとしての使い方と同様に、マニキュアを塗る時にも使えます。マニキュアを塗る前に爪の周りにワセリンを塗っておけば、マニキュアがはみ出てしまっても、ワセリンごと拭き取るときれいに取れます。
13. 脱毛後のお手入れに
ワセリンは、脱毛後の肌のお手入れにも最適です。脱毛をすると、肌が乾燥したりヒビが入ってしまったりすることもあります。
その対策として、薄くワセリンを塗って作用させれば、肌の潤いが戻るでしょう。
この記事を読んでお分かりの通り、ワセリンの効果を侮ってはいけません。簡単に利用できるこれらの方法をぜひ試してみてください。
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- Gooch, J. W. (2011). Petroleum Jelly. In Encyclopedic Dictionary of Polymers. https://doi.org/10.1007/978-1-4419-6247-8_8610
- “Etymology of Vaseline”. The Concise Oxford Dictionary of English Etymology. Visto 26 agosto de 2008.