全ての女性が知っておくべき卵巣ガン7つの症状

· 1月 11, 2018
卵巣ガンの症状は、他の病気の症状と似ていることもあるので、思い当たることがあれば婦人科を受診し、早期発見につなげましょう。

卵巣ガンは、女性生殖器の慢性疾患の一つであり、その進行の仕方から「サイレント キラー」とも呼ばれます。

婦人科系のガンの中で2番目によくあるガンですが、死亡率を見ると、卵巣ガンが一番高いのです。これは、初期においてはっきりとした自覚症状がないことによります。

国立がん研究センターがん情報サービスでは「卵巣がんは、卵巣に発生したがんです。卵巣に発生する腫瘍(しゅよう)には、良性と悪性、その中間的な境界悪性というものがあります。卵巣に腫瘍ができたからといって、卵巣がんとは限りません。進行すると、おなかの中にがんが広がる腹膜播種(はしゅ)が生じやすくなります。また、胃から垂れ下がって大腸小腸をおおっている大網、おなかの大血管の周りにある後腹膜リンパ節、大腸、小腸、横隔膜、脾臓(ひぞう)などに転移することがあります。」と説明しています。

発生は、卵巣の細胞が異常細胞に変化して爆発的に増殖し、他の臓器にも転移する可能性のある悪性腫瘍を形成します。

明確な原因は分かっていませんが、リスクが高いと言われているのは、家族歴がある場合、急激なホルモン異常があった場合、生活習慣が乱れている場合です。

診断には検査を実施する必要がありますが、この病気が疑われる症状もいくつかあります。

もしも卵巣ガンにかかっていた場合に見逃してしまわないように、7つの主な症状について詳しくご紹介していきます。

1. お腹の張り

両手で抑えた腹部

お腹の張りは、卵巣ガンの初期症状の一つであるにもかかわらず、非常に見逃されやすい症状です。

消化器障害や月経前症候群などのよくある体調不良の症状でもあるからです。

  • お腹の張りがくり返し起こるようであれば、原因をつきとめるために検査を受けた方がよいでしょう。
  • ガン細胞の爆発的な増殖は、体内に炎症性反応が起こる場合があり、多くは腹部に起こります。

2. 月経周期の変化

月経周期の変化の分析も、卵巣の異常に気付くために役立つでしょう。

  • まず月経周期を把握し、そこから普段と違う変化があるかを確認します。
  • 不順が続いていると思ったら、婦人科を受診し、何が起こっているのか検査を受けましょう。
  • 月経カレンダーを用意し、正確に月経周期を記録しましょう。

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3. 骨盤の痛み

ベッドでお腹を抑える女性

骨盤の痛みが生殖器のガンによるものだと考えるのは、少々大げさかもしれません。しかし他にも普段と違う症状がある場合には特に、可能性として知っておくことは大切です。

  • 卵巣ガン患者は、明らかな理由のない骨盤や腹部の痛みをくり返し感じることがよくあります。
  • その痛みは数週間続き、ほとんどの場合断続的に現れます。

4. 消化器障害

卵巣ガンにかかった女性は、お腹の張りや胃の圧迫感を感じ始めるだけではありません。

この病気によって他の消化器障害も起こりえるのですが、多くの場合、消化器官の感染症や疾患とまちがえられます。

以下の症状がある時は受診することが大切です。

5. 満腹感

食欲不振の女性

卵巣の細胞活動の変化によって、食欲不振に陥ったり、体重の著しい減少が起こることがあります。

  • 悪性細胞の発達が消化活動に影響を及ぼし、少量の食事を口にしただけで満腹感を感じてしまいます。
  • 多くの場合、重度の栄養不足や貧血を引き起こすので、この状態はかなり危険です。

6. 性行為中の痛み

すでに述べたように、卵巣ガンは体内に炎症性反応を起こしますが、これが性行為中の痛みの原因になることもあります。

  • この症状には多くの原因が考えられますが、卵巣ガンもその原因である可能性があるということは知っておくべきでしょう。
  • 性生活を維持していると繰り返し痛みが起こり、一般に膣の乾燥が伴います。

7. 尿意切迫感

尿意切迫感

卵巣ガンにかかった場合、排尿に突然変化が現れ、コントロールできなくなることもあります。

  • 卵巣ガンが引き起こす炎症が、骨盤底筋の弱体化につながり、尿をコントロールする膀胱の能力を弱めてしまいます。
  • 結果として、頻繁に尿意を感じることになり、時には数分ごとにトイレへ行かなくてはなりません。
  • ガンが進行すると、膀胱炎や尿路感染症を起こすことも増えます。

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これらの症状に覚えがある場合は、卵巣ガンの可能性があるといっても、まずは医師の診察を受けてください。

他の疾患の症状である可能性もあります。また卵巣ガンの予防として、定期的な検診を欠かさないようにしてください。

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