グキッ!ぎっくり腰や腰部痙攣を自然に治す方法
ぎっくり腰や腰部の筋肉の痙攣(けいれん)に悩む人は確実に増えています。その主な原因は「パソコンの前で長時間過ごす座りっぱなしの生活」や「ストレスや精神問題」などと言われています。今回は、ぎっくり腰や腰部痙攣の発生要因と、家庭で実践できるシンプルで効果的な自然療法をご紹介します。
痙攣(けいれん)とは、自分の意思とは関係なく筋肉が急激に収縮する発作のことです。全身または一部の筋肉に起こり、腫れや痛みを伴ったり、動きを妨げたりすることがあります。
痙攣の心的要因
痙攣は必ずしも身体的要因だけで起きるわけではなく、精神的要因もその原因となることがあります。また心理状態によって痙攣が発生する部位も異なります。
共立女子大学名誉教授であり医学博士である井上修二氏監修のタケダ健康サイトには、「痙攣の多くはストレスが引き金になったり、悪化の要因になったりすると考えられるため、趣味を見つけるなどストレスを上手に発散することが大切です。脂っぽい食事を避ける適度な運動を習慣づけるなど、生活習慣を見直しましょう。」と記載されています。
痙攣が1度だけなら問題はありませんが、同じ部分に何回も痙攣が起きる場合は、医師に相談して生活習慣を改善することが大切です。
こちらの記事もご参考に:筋肉の痙攣を引き起こす6つのこと
臓器
痙攣は、筋肉の下にある臓器が炎症している場合にも発症します。
炎症している臓器とそれが引き起こす痙攣の部位:
- 腎臓: 腰の上部
- 肝臓と胆嚢: 腰部の右上と僧帽筋
- 胃: 腰部の中央に近い左上と僧帽筋の左側
- 心臓: 頸部
- 肺: 僧帽筋の左側
痙攣の症状を緩和するカッピング
人気が高まっているカッピングと呼ばれる吸引療法は伝統的な治療法です。
- 吸引力のある透明なカップを患部にあて、皮膚と筋肉の一部を吸引することで毛穴を開き、血液とリンパの循環が改善します。
- 10~15分で痙攣の痛みと腫れを軽減する効果が現れます。
- オンラインなどで道具を購入して自分で行う場合は、ゴマ油やアーモンドオイルを患部に塗布し、カップの先端で擦ってセルフマッサージを行いましょう。
- 炎症がある場合、患部は赤黒くなりますが数日で消えます。
- 痙攣が起きている患部につながる臓器の機能も改善される効果があります。
痙攣の症状を緩和する食べ物
痙攣を発症したら、食生活を改善しバランスの良い健康的な食事をとることが大切です。特に炎症を起こしやすい食べ物を控えて、抗炎症成分を含む食品を積極的に摂取することが大切です。
抗炎症性機能のある食べ物
- 天然果実と野菜のジュース(にんじん、ビーツ、セロリなど)
- 赤唐辛子
- チアシード
- ナッツ類
- 緑茶
- しょうが
- パイナップル
- パパイヤ
- ブロッコリー
ご存知ですか?筋肉の痙攣を防ぐには
炎症性食品
- 乳製品
- 白砂糖
- 赤身の肉
- 精製済みの小麦粉
- 揚げ物
伝統的な治療法
- 水にしょうがを入れて沸騰させ、そこにタオルを入れます。背中に乾いたタオルを置き、その上にしょうが水に漬けたタオルを当てます。患部全体を覆ったら、そのまま5分間おきます。
- ケールの葉をまるごと数分茹でます。数秒冷まして耐えられる温度になったら、ケールの葉を患部において下さい。その上にタオルや服をかぶせても構いません。
引用サイト:タケダ健康サイト