お見舞いに行く時の注意点
「静かな声で」「外で待ってください」「お見舞いは6時までです」など、病院は最もルールの厳しい場所かも知れません。あなたはどのようにお見舞いをしていますか?
医療機関は、医師、看護師、患者、家族全てが上手く関われるような規範を設けています。
目的は、ストレスの多い環境の中、物事ができるだけうまく進む状況を作ることです。
忘れがちですがお見舞いのこういったルールは、患者とお見舞いする人間の心身の健康を守るためにあるのです。
これからお見舞いする時に注意するべきアドバイスをご紹介します。
お見舞いする時の注意点
1.静かな声で話す
とてもシンプルな行動なのですが、患者さんの回復やそこで働く人たちがスムーズに仕事をするために大切なことです。
一声大きな声で叫ぶだけで、手術をしている医者の手元が狂い、重大なミスを犯してしまうかも知れません。
患者さんの中には心臓病の人もいます。環境の変化が症状の悪化につながる事もあるのです。
これはどこの医療機関でも決められているルールです。どこに行こうと、ルールに従い協力的な態度でなければなりません。
病院のルールを守るというのは基本的な事です。
こちらの記事もご覧ください:「お願いします」「ありがとう」の言葉の効果
2.厳しい衛生管理
病院やクリニックは、病気、ウイルス、バクテリア、様々なタイプの感染症の集まる閉ざされた空間です。
整理整頓は病院では徹底してされていることですが、病気や接触感染の起こりやすい場所でもあります。
お見舞いに行くときは衛生管理をしっかりしましょう。
・患者さんに触る前に手をアルコールで消毒したり石鹸できれいに洗います。
・もう一度手を洗う前に顔や口、鼻を触らないようにしてください。
・着いた時、出た後、食事を摂る前に携帯電話も消毒すると良いでしょう。
これらは感染を防ぐために大切なことです。
3.誰かと喧嘩をしたり言い争ったりしない
待合室には不安を抱えた人が多くいますし、沢山の人が会話をしています。問題になるような発言や会話は避けるようにしてください。
目的はお見舞いです。政治や宗教、その他いさかいを引き起こすような話題は避けましょう。議論や言い争いの種になります。
家族間の議論もいけません。そういうことをする場所ではないのです。
治療が必要な愛する人に、怒りや恐れ、イライラや神経質な感情を与えないようにしなければなりません。簡単なおしゃべり、話しに耳を傾けるなどで十分です。
こちらの記事もご覧ください:子どもに教えないといけない10の価値観
4.お見舞いは我慢強く
最も難しいのが、迷惑にならないことです。
20分ごとに容態を聞いたところで、患者の回復が早まる事はありません。
働いている人をナーバスにさせるだけです。まずは落ち着いて、彼らの仕事を邪魔しないようにしましょう。
一晩で1人の医者が8人から10人の患者を抱えていたりします。そのためあちこち忙しく動き回っているのです。
他にもしてはいけない事は、色々な看護師に早く治療するようプレッシャーを与える事です。
もっと我慢強く落ち着いて、彼らの仕事のペースを乱さないようにしましょう。
ご紹介した注意点を守れば、患者が必要とする治療を正確に続けることが出来るのです。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Barajas, S. (2011). Manual de seguridad e higiene. Colima Late Para Todos, Gobierno Del Estado. https://doi.org/10.1016/j.trc.2011.08.012
- Organización Panamericana de la Salud. (2008). Manual de esterilización para centros de salud. Manual de esterilización para centros de salud.
- Abio M de la O, Acebedo M, Aguilar PM, Aguilar J, Aguilera FM, A. L. et al. (2014). Manual de Protocolos y Actuación en URGENCIAS. Manual de Protocolos y Actuación en URGENCIAS. https://doi.org/10.1016/j.redar2017.08.001
- Sánchez Chibrá, J. E. (2009). La relación médico-paciente. Revista Mexicana de Angiologia. https://doi.org/10.1111/j.1460-2466.1976.tb01898.x