全般性不安障害(GAD)って何?

11月 21, 2017
全般性不安障害とは何でしょうか? 今日はこの不安障害について、その原因や症状、治療法なども含めみていきましょう。

全般性不安障害とは、私たちが生き抜いていることを保証しなくてはいけない系統の持続的な過反応によってもたらされるコンディションです。

今日は、全般性不安障害について見ていきましょう。

不安感とは?

不安感が起こるのは自然なことです。

実際のところ、不安感とは、障害に打ち勝つため、精神的・身体的に強くなるため体が準備をする適応メカニズムなのです。これは”闘争・逃走反応”、または極度のストレスに対する答えとして知られています。

脅威にぶつかると、扁桃体に生化学反応が起こるのですが、これは中枢神経系の構成要素です。結果として、扁桃体は化学的なメッセージを放ちますが、これによって体は状況の責任を負う準備をします。それに伴い心拍数が上昇し、血圧も上がります。筋肉にはより多く血液が行き、瞳孔が拡張します。この目的は脅威に直面し、そこから逃げることです。

コルチゾールは体が闘争・逃走反応のための準備をするホルモンです。これは不安感を持つ人の身体的な症状の原因となります。

不安感を例えると、こういうことです。森で野生の動物に出くわしてしまった時、恐れを感じ、私たちはどのようにリアクションすればいいのかわからないでしょう。

こういった脅威を前にした状況下において、体は以下に対する防御メカニズムを準備します。

  • 自身を防御
  • 攻撃
  • 逃亡

上記のようなことは全て、単一のメカニズムなのか他のものが活発化しているのか自分では気が付かないままに起こります。実際、一つ一つのプロセスに気づく間もない程、素早く起こるのです。

この意味では、私たちの本能が引き金となって、一つまたは複数の防御メカニズムを活発化する身体的反応を引き起こすのです。

山を飛び越える人

つまり、不安感とは私たちが生き抜く上での基本であると言えるでしょう。

では…一体いつ、不安感が悪いものに変わってしまうのでしょうか?

不安感は、それが過剰に現れた時、ネガティブなものに変わってしまいます。

どうしてでしょうか?それは、結果が受け入れられないからです。障害を乗り越える代わりに、不安感が障害そのものとなってしまうのです。つまり、状況をコントロールできない状態にある時、不安感によって私たちは脱線していってしまうのです。

どうして不安感は起こる?恐れのサイクル

私たちが感覚と共に手に入れる情報は視床腺を通して旅をします。これは刺激を選別する中枢神経系の構成要素です。

これは脳が重要な情報だけを受け取るために起こります。このため、私たちは情報を誤って受け取り、不安感を引き起こすのです。また、脅威を拡大するのです。

情報が脅威である場合、脳と神経系の別の部分が扁桃体にシグナルを送るのです。

どのように作用する?

これはすべて、ノルアドレナリンの解放に関することです。これは、ノルアドレナリンニューロンが非常に豊富である脳の領域、青斑核に放出されます。

扁桃体は新しいシグナルを送り出すのですが、これは即座にコルチゾールの放出の引き金となります。コルチゾールとは闘争・逃走反応のため体に準備を行わせるホルモンです。不安感からくる身体的症状の理由はこれです。

顔を覆う女性

この扁桃体の過反応は別の問題を引き起こします。これは恐れを止める働きをする脳の部分を変えてしまうのです。このため、脳は恐れの感覚を止めることができず、脅威を受け続けるのです。

脅威に対応するシステムの過反応が起こります。この反応を抑えることはできません。

長期的に見て起こる問題とは

このように反応するため体は習慣化してしまうと言えるでしょう。活性化は継続して起こり、コルチゾールが寛容領域を弱らせてしまいます。

虐待を受けている子供達や、戦争下で暮らす人々がより不安感を抱えているのはこのためです。緊迫した状況下に数年置かれると、私たちの体は脅威に直面した時、このように反応するのに慣れてしまうのです。

不安障害に共通していること

恐れや心配は不安障害として知られる状態に分類されます。

今日の記事では全般性不安障害に焦点を当てていますが、その他にも様々な不安障害があります。

不安障害

  • 広場恐怖症を伴う不安障害
  • 不安感を伴わない広場障害
  • 広場恐怖症を伴わない不安障害
  • 特定の恐怖症
  • 社会恐怖症
  • 強迫性障害(OCD)
  • 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
  • 急性ストレス障害
  • 一般ストレス障害
  • 反応性ストレス障害
  • 状況的不安障害
  • 特定の不安障害

全般性不安障害とは何?

全般性不安障害の症状を以下に幾つか挙げましょう。

  • 目に見える不安感、心配、懸念の感情が6ヶ月以上続く
  • 動悸、発汗、口の渇いて震える
  • 溺れているかの様な感覚、飲み込むのが困難、胸に圧力を感じる、吐き気
  • めまい、不安定
  • 非現実な感覚、体の外側に居る様な感覚
  • 心を失うかのような感覚、コントロールを失う、死ぬことへの恐怖
  • 筋肉の緊張や痛み
  • 集中するのが困難、心が空っぽになる、イライラ
  • 心配事を抱えているためによく眠れない

全般性不安障害はよくあること?影響は?

不安感はよくあることです。また、全般性不安障害は大人によく見られる病気です。

不安感と鬱

不安を抱える女性
数ある不安障害の中で、多くのケースではお互いに関連しています。さらに、これらの精神状態と慢性的な身体的影響がリンクしているのは明らかです。

年配の方における精神的健康と身体的健康の関連はとても重要です。問題は全て、病気、孤独、社会性や経済源の欠如に関連されるでしょう。

また、重要なポイントとして治療を忘れてはいけません。多くの場合、全般性不安障害の治療は、認知行動療法はもちろん、抗うつ薬と精神安定剤の組み合わせで行われています。

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