ヒールの高さ どのタイプが体に悪い?

ヒールの高さ どのタイプが体に悪い?

によって書かれた Yamila Papa Pintor

最後の更新: 26 5月, 2022

そう、ハイヒールをはくともちろんとっても綺麗に見えますよね、でもそれが体にいいかどうかって? 女性は「美しさのためには痛みは我慢」と考えるものですが、ハイヒールをはいて痛みを我慢することが本当にいいことなのでしょうか。人それぞれの生活に合わせてどのヒールをはけばいいのか、考えてみましょう。

女性に一番適さない靴

ニューヨークの整形外科学会の最新の研究によると、女性の身体によくない靴とは細見の高いヒール、すなわちピンヒールと呼ばれているものです。体重のすべてが中足部分、つまり指の部分のみに集中してかかることになります。そのため膝や腰が前倒しになることにより、無理な姿勢が背中や足を弱くさせます。このタイプの靴を長く使用することで足首から腰まで悪い影響を及ぼすのです。

最近のモードである、プラットフォームタイプにも問題はあります。一見体重は平均してかかっているようですが、そうでもないのです。ヒールタイプと同じようにやはり指にプレッシャーがかかっているのです。かかとの太いタイプは少し楽になりますが、プラットフォームタイプの靴はたこ、親指の付け根、足首や背中の痛み等発生させます。

ヒールの高さ

ショートブーツは他より少し安定して見えますが、それもまたそうでもないのです。この研究によると25%の体重が指部分にかかるのですが、それはヒールが高いほどさらに高くなっていくのです。つまりヒールが高ければ高いほど体には良くない、ということです。

低いバレーシューズタイプの靴も仕事に、またちょっとしたおでかけにと、流行っていますが、これがヒールがないからといって問題がない、というわけではありません。甲部分が広く空いているため、通常の2倍の労力が必要で、それが炎症や背中やかかとの痛み、骨折までも引き起こすことになります。

結果的にはハイキングやスポーツに使用するスニーカーが足には一番最適ということになりますが、常時使用すると、綿の靴下を使わないと水虫になりやすくなる、という欠点があります。

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ハイヒール ヒールの高さ

ヒール靴についてもっと知ろう

一般に女性は男性の4倍近く足の問題があると言われていますが、その多くはヒール靴が原因であると思われます。靴を脱いだ状態ですと、通常体重は中足部分すなわち足の前部分には43%、のこりの57%はかかとにかかります。

ですが、4センチのヒール靴の場合その割合は裸足の場合のほぼ逆となり、6センチの場合は75%の体重は指部分にかかるようになり、10センチの場合ですと、なんと90%まで上昇するのです。

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ハイヒール ヒールの高さ

この体重の不均衡な状態は即座に姿勢に影響します。まず最初は足首あたりに現れます。ヒール靴をはくことで女性は捻挫や筋違いをおこしやすくなります。それは本来かかと部分にかかるはずの体重が前部分に移動してしまっていることにより、不必要に収縮等がおこるため筋肉痛や双子筋の拘縮をおこしてしまうからなのです。

次に影響があるところは膝でしょうかヒール靴によるプレッシャーは足下から少しずつ上方にあがってきて、四頭筋その周辺まで影響を及ぼすのです。

その次は腰下のゆがみ、腰椎、背中等の痛みでしょうか。足の付け根の骨が飛び出てきたり、タコが出来たり、指が変形したり、ヒール靴を一日はいた後は腫れたり、痛みがでたりします。

 

ハイヒール ヒールの高さ

どうやったら痛くならなくてすむ?

もうすでにヒール靴を使用する危険性はわかりましたね。とはいえ結局、ヒール靴が好き、仕事でははかなくちゃいけない、特にヒールをはいたほうがきれいに見える、など(足が長く見える、パーティーにはかかせない、背が高く見えるなどなど)ヒール靴をはくのはやめようと誰もが一度は考えますが、それでも結局ヒールなしでも問題があるのですよね。

2センチ程度のヒールがあるものをはくと、体重が適度50%ずつ指部分、かかと部分いに分配されます。もし高いヒールが好きであるならば3センチまで、またはプラットフォームタイプを選ぶようにしましょう。

赤いハイヒール ヒールの高さ

もしヒール靴を特別なお出かけのみにはくだけでしたら、何も心配することはありませんが、毎日、しかも長時間使用すること、たとえば仕事にはいていくことなどはあまりお勧めできません。もしほかのタイプの靴の使用が認められていないならば、替えの靴をもっていくことも一案です。行き帰りやデスク作業時は楽なものにし、ミーティングや上司が見ているときはヒールを着用すればいいのです。

また知っておいていてほしいのは、意外に細身のものであるほどいい、ということです。材料でいいますと、革製(合成でもよい)ですと、指が動かないため、逆に痛くならないのです。


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