プロゲステロンの低下:合併症と原因について

· 1月 14, 2019
もしあなたのプロゲステロンが低い場合は、あなたの体質を考慮して、その原因と最善の治療法を見つける為に、婦人科に相談するようにしてください。

プロゲステロンは女性ホルモンの一種で、排卵後の卵巣で分泌されます。そして、これは生理周期や妊娠の発達において重要な役割を担っているのです。

これは毎月のサイクルには必要不可欠なものですが、主な機能は受精卵の為に子宮の内層を厚くすることです。もし、そこに受精卵が無い場合は、このホルモンが低下し、生理が始まるのです。

また、プロゲステロンは乳房の発達や母乳に不可欠なもので、エストロゲンの効果を補足するものです。テストステロンと関連しており、副腎ホルモンに対する前駆ホルモンとして働きます。

プロゲステロンは女性ホルモンである一方、少量ですが男性の精液を作る為にも使われます。このことからも分かるように、これは大切なホルモンなのです。

もしあなたがプロゲステロンの低い女性なら、それが原因で引き起こる合併症についても知っておきましょう。

低プロゲステロンについて懸念すべきこと

妊婦と医師 プロゲステロン

プロゲステロンは特に生殖に重要なホルモンで、もしこのホルモンが足りていないと、妊娠出来なかったり、妊娠を維持することが出来なくなります。

子宮の内層が十分な厚さをもっていないと、受精卵を維持できないのです。妊娠中ではなく、プロゲステロンが低い女性には以下のような症状が現れます。

  • 頭痛や偏頭痛
  • 不安やうつ病などの気分の変化
  • 性的欲求の低下
  • ホットフラッシュ(ほてり)
  • 不規則な生理周期

妊娠中のプロゲステロンの低下は子宮が十分強くない為、妊娠中に必要な条件を満たすことが出来ないのです。

また、妊娠中にこのホルモンが不足してしまうと、以下のような症状が見られるでしょう。

  • 部分的な腹部の痛み
  • 胸部が敏感になる
  • 絶え間のない疲労感
  • 頻繁に低血糖になる
  • 膣の乾燥

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プロゲステロンの低下は胎児の死や流産に繋がる毒血症や子宮外妊娠のサインとして見られることもあるのです。

また、プロゲステロンの数値が下がると、体内のエストロゲンが健康問題を引き起こし、以下のような症状が現れます。

  • 体重増加
  • 性的欲求の低下
  • 不規則な生理周期と出血量の増加
  • 子宮筋腫や子宮内膜症
  • 胆のう問題
  • 甲状腺機能不全

プロゲステロンの正常な数値とは?

ベットの男女  プロゲステロン

プロゲステロン検査は婦人科医がプロゲステロンの数値が低いかどうかを判断するのに使用されます。また、それに必要なのは特別な準備を必要としない血液検査だけです。

このテストはあなたの体で何が起こっているのか、そしてなぜ妊娠することが出来ないのかという理由を教えてくれます。さらに、これはホルモン補充療法を観察し、妊娠にリスクがあるのかを診断する為に使われる傾向があります。

プロゲステロンの数値は生理周期の経過と共に変化するので、生理が始まる1週間前にピークに達し、1日ずつ変化することもあります。

また、通常プロゲステロンは妊娠中に増加します。双子のように赤ちゃんの数が多いと、プロゲステロンのの数値も高くなるのです。

一般的に、男性や子ども、そして更年期後の女性は生殖年齢の女性と比較してプロゲステロンの数値が低いです。

このような様々な側面があるため、あなたにとって「正常」なプロゲステロンの数値を判断するには、年齢や性別、そして妊娠と生理の状態によって変わります。

プロゲステロンの低下に対して私達が出来ること

プロゲステロンの低下はあなたに何の影響も与えないかもしれません

しかし、赤ちゃんが欲しい場合は、子宮の層を厚くする為にプロゲステロンを高めないといけないので、ホルモン療法があなたの助けになってくれます。それを行うことで、健康な妊娠を実現できる可能性が高くなるのです。

また、不規則な生理周期もこの治療法で解決することが出来ます。そして、閉経症状が重い時は、エストロゲンとプロゲステロンを組み合わせたホルモン療法となります。

最も一般的な治療の選択肢は以下のものがあります。

  • 局部に使用出来るクリームやジェル
  • 妊娠問題の治療法として使用される坐薬
  • ヴァージナルリング(経口投薬よりもゆっくり治療する方法として)
  • 経口薬

ホルモン療法はホットフラッシュや夜汗、そして膣の乾燥などの症状を解消してくれるので、合併症を伴わずに健康的な生活を導いてくれます。

また、ある人は、気分の改善に気付くこともあるでしょう。そして、糖尿病や骨粗そう症などのリスクも軽減し、経口薬の場合は、加えて気持ちを落ち着けて眠りやすくしてくれます。

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最善の治療法は医師に相談しましょう

医師に相談 プロゲステロン

どの治療法も医師のアドバイスの上行うようにしてください。極端な例を挙げると、ホルモン療法は脳卒中や血栓、そして胆のう疾患などのリスクを高めることがあるのです。

また、乳がんや子宮内膜がんの場合は、ホルモン療法が必ずしも最善の選択肢ではないことがあります。あなたの健康にとって最も良い方法を見つけることが出来るのは信頼できるお医者さんだけなのです。

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