筋肉の痙攣が起こった時の対処法
その痛みは、身体の様々な部分に起こり、予測することができません。今日お話するのは、皆さんの敵「筋肉の痙攣」についてです。筋肉の痙攣を経験したことのない方はいますか?
「経験したことがない」と答える方はいないのではないでしょうか。なぜ、全ての人に筋肉の痙攣が起こるのかというと、私たちの身体の大部分が筋肉で構成されているからです。
筋肉の痙攣とは?
筋肉の痙攣は、不随意の筋肉収縮が原因で起こります。
筋肉組織全体が収縮するのではなく、その内の一部のみが収縮します。それにより、痙攣が一部に集中するので、激しくて堪え難い痛みが出るのです。
痙攣は、筋肉への直接的な外傷や損傷とは関係がありません。痙攣は、一般的に激しい運動の後や、寝る前に起こります。
不随意の筋肉収縮の原因
先ほどもお伝えしましたが、直接的な外傷は痙攣の原因ではありません。
実際、筋肉が損傷したからと言って、痙攣が引き起こされるという事はないのです。
最も一般的なものは次のとおりです。
- 脊髄の負傷
- 神経機能不全
- 過度の筋力運動
- ミネラルの欠如
- 水分不足
- 筋肉への不十分な血流
- 背中や首の神経の圧迫
その他の原因としては、次もあげられます。
- 妊娠
- 月経
- 賢不全
- 甲状腺機能の低下
- 飲酒
- 特定の薬
こちらもご覧ください 甲状腺機能低下症の治療法
筋肉の痙攣が起きたらすべきこと
筋肉の痙攣は、いつ、どこにいても起こりえるので、起こった時にどう対処するべきかを知っておく必要があります。
運動する前に
あなたの筋肉をいきなり運動させることは、不随意の筋肉収縮の主な原因の一つになります。このため、運動する前にいくつかの点に注意してください。
- 運動をする前に、身体の全ての筋肉を起こしてあげるようにストレッチなどのウォームアップをしましょう。これから、使用する筋肉を重点的にのばすようにしてください。
- 運動の前、最中、後に水分補給をしっかりと行いましょう。
- 運動前の重い食事は控えてください。
- もし食べたいのであれば、運動する2時間前に食事を済ませるようにしましょう。
- 運動前にコーヒーやアルコール飲料を飲むのは避けてください。
筋肉痙攣時の痛みのコントロール法
不随意の筋肉収縮を和らげる方法は多くあります。最も簡単で、実用的な方法をいくつかご紹介しますね。
痙攣している筋肉をマッサージする
マッサージは、痙攣を治す最も一般的な方法です。誰にでも簡単に行うことができて、すぐに痛みがひくからです。
- まず痙攣を起こしている筋肉の位置を確認し、マッサージが行いやすい体勢をとりましょう。
- 片方の手で、適度な力を入れながら、円を描くようにマッサージしていきます。これにより、筋肉への血液循環が促進され、筋肉が正常な状態へ戻ります。
こちらもご覧ください 筋肉の痙攣を防ぐには
患部を暖める
これも、筋肉痙攣からの痛みを和らげるのに素晴らしい効果があります。特に、痛みが長時間続く場合に試してください。
色々な方法で患部を暖めることができます。
- 温かいシャワー:身体に温かいお湯を浴びることで、不随意収縮を徐々に和らげていきます。お湯と蒸気の組み合わせが、非常に効果的です。
- 温湿布:タオルにお湯を含ませ、温湿布をつくり患部に直接あてておきます。タオルがない場合には、他の布類で代用してください。
水をたくさん飲む
痙攣の主な原因の一つに脱水症状がありますので、水を多く飲むことで症状が改善するでしょう!
水分補給をすれば、痙攣を治すだけではなく、痙攣を予防することもできます。
痙攣を既におこしてしまっている時は、少なくとも半リットルの水を飲むようにしましょう。
しかし、この方法は、筋肉の痙攣が運動中に起こった場合にのみ有効です。運動中に起こる痙攣の多くは、脱水症状に直接関係している為です。
筋肉の痙攣は、とても一般的だということを知っておいてください。そして、筋肉の痙攣による不快な痛みは、せいぜい10分間しか続きません。
もし痛みがそれ以上続く場合は、医師に相談し、痛みがある部分の筋肉を検査してもらってください。
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