作ってみよう!アナタだけの/自然派ピーリング剤
休むことなく生まれ変わるお肌の細胞。古い細胞は、新しい細胞に取って代わられるまで、お肌の表面にとどまっています。ピーリング剤(角質除去剤)を使えば、細胞の再生をうながし、しなやかでハリのあるお肌作りに役立ちます。
今回は、ご家庭でできる、シンプルでナチュラルなピーリング剤の作り方をいくつかご紹介しましょう。アナタだけのオリジナル製品は、贈り物としてもきっと喜ばれることでしょう。
お肌について
お肌とは、お化粧やお手入れを必要とする、カラダの一部であるだけではありません。それは全身を守っている器官であり、体温を調節したり、刺激を感知したり、体内と体外の接触点としての役割を果たしたりしているのです。
ピーリングって?
ピーリングとは、さまざまな物質を使って、お肌の表面(表皮)の角質を取り除くこと。店頭には化学薬品を使ったピーリング剤が山ほど並んでいますが、お肌にダメージを与える可能性があるものがほとんど。もっとお肌にやさしく、安上がりな自然のピーリング剤がありますから、ここではそれについてお話します。
どうしてピーリングはお肌にいいの?
あなたが目で見ているお肌は、実はカラダの内部から変化しながら表面へと押し出されてきた、古い表皮細胞の集まりなんです。毎日失われてゆく表皮細胞の数は、3万個以上と言われています。
ですから、時々お肌のピーリングを実行すると、次のような効果が期待できます。
- 新しい皮膚の見かけがよくなる
- コラーゲンの生成を活性化する
- 血行をよくする
- シワとたるみを防ぐのを助ける
- お肌をやわらかくする
- 毒素を排除するため、毛穴から皮膚呼吸しやすくなる
- シミを防いだり、取ったりするのを助ける
- お肌のくすみを取る
ただし、自然な細胞の再生作用を守るため、ピーリングをしすぎないように気をつけましょう。1週間に1回にとどめるようおすすめします。
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何が要るの?
アナタだけの自然のピーリング剤を作るには、まず角質除去効果のある材料が必要です。使用する部分や目的に応じて、次の中から1つ選んでください。
- 炭酸水素ナトリウム(重曹):最もマイルドで、アルカリ化作用もありますから、お顔や敏感な箇所のピーリングに適しています。
- 砂糖:中くらいの強さ
- 粗塩:あまり敏感でない箇所の血行不良・蜂窩織炎・妊娠線などに効きめがあります。
以上3つの基礎材料の中から1つ選んだら、植物油を加えます。
- 乾燥肌の方:オリーブ油またはローズヒップ油(両方まぜてもOK)
- 普通肌・混合肌の方:ヤシ油(ココナッツオイル)またはごま油
- 脂性肌の方:アロエゲルまたはヤシ油
効果を高め、よい香りをプラスするため、エッセンシャルオイル(精油)を数滴落としてもいいでしょう。
- オレンジ:抗うつ作用、引き締め効果
- レモン:汚れ落としにすぐれた効果
- ゼラニウム:お肌の再生を助ける
- ローズマリー:血行をよくする
- ティーツリー(チャノキ):ニキビ肌に
- パルマローザ:ニキビ肌に
ピーリング剤の作り方は、用意した材料をよくまぜあわせるだけ。それを、できればガラス容器に移し、風通しがよく湿気の少ない場所か冷蔵庫の中で保管してください。
また、あなただけのオリジナリティーあふれる贈り物にしたければ、以下の材料を加えてみてはいかがでしょう。
- 刺激的なセクシー系ピーリング剤:シナモン(粉末)・ジンジャー(粉末)・イランイラン油数滴をプラス。
- 香り高い、さわやか系ピーリング剤:オレンジまたは温州みかんのエッセンシャルオイルに、すりおろしたオレンジの皮をプラス。
- おいしそうな香りのピーリング剤:純粋なココアパウダーとミント油数滴をプラス。
- ニキビ退治用ピーリング剤:重曹・アロエゲル・ヤシ油少量・ティーツリー油数滴・パルマローザ油数滴をまぜあわせます。
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どうやって使うの?
ピーリングをしたい部分をあらかじめ洗っておき、濡れたままのお肌にピーリング剤を少量塗ります。その箇所全体をカバーするように塗りますが、目のまわりなど、敏感な部分は避けてください。太ももやヒップなどに塗る場合は、他の場所よりしっかり抑えつけてもだいじょうぶ。血行がよくなるのに気づかれることでしょう。材料が効果をあげるまで1〜2分そのままにしておき、あとは水ですすぎます。お肌はピーリング剤に含まれるオイルでうるおっていますが、乾燥肌の方はさらに保湿クリームを塗るようおすすめします。
写真提供:Zenspa 1様、Queenie and the Dew様
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