二重あごの解消法
身体の中でも、ふだんは忘れられがちな首。加齢とともにたるんできたのに気づいて、初めて愕然とするものです。今回は、カンタンなエクササイズを実行し、生活習慣を変えることで、自然に二重あごを解消する秘訣をご紹介します。喉元だけでなく、心身の健康をうながすためにも役立つ、一石二鳥療法です!
太りすぎの場合
二重あごがめだってきたら、体重が増えた結果である場合がほとんどですから、なにはともあれ体重増加をふせぎ、できれば少し減量するようにしたいもの。イヤなあごのたるみを減らすには、バランスの取れた食生活を実行するとともに、いちばん体重増加につながりやすい夕食の量を減らすようにしましょう。
太りすぎが原因の場合は、口を開けたときに特に二重あごがめだちます。
大きな犠牲を払わずにやせるのに役立つ秘訣をいくつか挙げてみます。
- 食物繊維をもっと食べましょう。これには、くだもの・野菜・豆類・全粒粉・ドライフルーツ・種・ナッツ類が含まれます。
- 揚げ物・砂糖・乳製品・加工肉・脂身の多い肉・ペーストリーは避けましょう。
- 食事のたびにサラダも食べましょう。
- 食事の30分前にコップ1杯の水を飲みましょう。
- 食べ物はよくかんで、ゆっくり味わいながら食べましょう。こうすると、食後の満足感が増します。
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皮膚がたるんでいる場合
二重あごのその他の原因として、脂肪ではなく、顔や首の皮膚のたるみが挙げられます。これは、突然の体重減・加齢・遺伝などによって起こり得ます。いずれの場合も、皮膚組織を強めて補強するために、タンパク質をもっと食べるようにしましょう。これには、動物性(肉・魚・卵・乳製品)と植物性(豆類・ドライフルーツ・マッシュルーム・スピルリナなど)の両方を含みます。
身体の組織に張りを取り戻すのを助けてくれる、天然のホメオパシーサプリを利用することもできます。カルクフロアー(フッ化カルシウム)D6といい、首だけでなく、全身の筋肉組織に効き目があります。1日に3回、食間に、3粒を舌の下に置いて自然に溶かします。アルコール飲料や、メンソール(ガムや歯磨きに含まれています)などの風味が強いものは避けてください。1セッションとして、2ヶ月続けて摂ることができます。その後はしばらく間をおいてから、もう2ヶ月続けることが可能です。
水分補給と角質除去
太りすぎ・皮膚のたるみのどちらの場合も、角質(死んだ細胞の層)を取りのぞき、お肌を再生・強化するために、あご・首のあたりの 角質除去(ピーリング)を実行し、 水分を補給し、栄養を行き渡らせることが大切です。
- 角質除去は、1週間に1度、塩・砂糖・重曹などの天然ピーリング剤を使って行いましょう。このいずれかをぬれた肌につけ、指先を使って円を描くようにやさしくすりこみます。最低1分間マッサージしたあと、ぬるま湯で洗い流してから乾かし、保湿クリームやオイルなどで潤いを与えます。
- 1日に1~2回、お肌に潤いを与えるのに役立つ植物油(ココナッツ油・アーモンド油・イブニングプリムローズ油・ホホバ油など)を使って、皮膚に水分を補給しましょう。ついでに、二重あごを解消するため、お肌をやさしくマッサージします。親指と人差し指を使い、あごのあたりを上下にマッサージし、肌をほんの少し伸ばすようにします。
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エクササイズ
最後に、原因が何であれ、二重あごを解消するのに欠かせないのはエクササイズです。1日にたった10分間で十分ですが、根気よく続けることが肝心です。
- 座った姿勢か立ったままで、ゆっくり目または顔を天井に向けてあごを上げます。できるだけ首を伸ばしたところで、くちびるをすぼめ、数秒間そのままの姿勢を保ちます。あご・首のあたりが、十分ストレッチされているのを感じることでしょう。
- 頭をそっと片側に倒し、数秒間そのままにしてから、同様に反対側に倒しましょう。
- あごの下にテニスボールをはさみ、胸に押しつけます。力を入れ、ボールを押さえつけるようにしてください。最大の効果を得るために、2~3回繰り返しましょう。
- ガムをかむことは、あごを引き締めるのに役立つカンタンなエクササイズです。ただし、砂糖が入ったガムは避けましょう。
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- Rosés, J. M., & Pujol, P. (2006). Hidratación y ejercicio físico. Apunts Medicina de l’Esport. https://doi.org/10.1016/S1886-6581(06)70013-5
- Žilić, S., Akillioǧlu, G., Serpen, A., Barać, M., & Gökmen, V. (2012). Effects of isolation, enzymatic hydrolysis, heating, hydratation and Maillard reaction on the antioxidant capacity of cereal and legume proteins. Food Research International. https://doi.org/10.1016/j.foodres.2012.06.031