おりものの量が多いときのホームレメディ6選
おりものには細菌感染などを防ぐ善玉菌が含まれており、女性のデリケートな部分をケアするとても大切な役割を担っています。
不快に感じる女性は多いですが、一般的に透明か黄みがかった白色をしているおりものは、膣のpH値が安定しているということを示してくれています。
しかし問題となるのは、おりものの質感や色、臭いが頻繁に変化するとき。これは、害となる細菌が存在し、繁殖しているということを示しています。
この場合は不快な感染症につながることもあり、痛みがあるだけではなく、性生活や自尊心にも影響を及ぼす事態にもなりえます。
幸いなことに、膣内フローラを調整し、多すぎるおりものの量をコントロールしてくれるような特質をもったナチュラルな対処法があります。
以下では、おりものの変化に気が付いたときに試すことのできる6つの方法をご紹介したいと思います。
1.ナチュラルヨーグルト
ナチュラルヨーグルトには、膣内フローラに見られるものに近い生きた菌が含まれています。したがって、これを用いることで分泌物の生成を増加させる感染症に効果的に対処することできます。
ヨーグルトのプロバイオティクスが感染症の因子に直にはたらきかけることで繁殖を抑え、本来の膣内環境を取り戻します。
使用方法
- プレーンのナチュラルヨーグルト大さじ2、3杯を、デリケートゾーンの外側に塗ります。
- 乾くまで放置し、洗い流さずに、1日に2、3回塗りなおしましょう。
- この療法を補うために、1日に1カップのヨーグルトを食べましょう。
2.カレンデュラの煎じ液
カレンデュラ(キンセンカ)のもつ抗炎症作用や抗生作用は、臭いや刺激、過剰なおりものの元となるデリケートゾーンの感染症に効く療法として用いることができます。
カレンデュラの成分は膣付近のデリケートな皮膚にも刺激をおこさず、むしろ赤みや痒みを抑えてくれます。
使用方法
- カレンデュラの花で濃い煎じ液を作り、冷ましてから、1日に2回これを用いてデリケートゾーンを洗います。
こちらの記事もご覧ください:細菌性膣炎について知っておくべきこと
3.セージの煎じ液
セージには、膣内フローラのバランスを整えたり、おりものの量や臭いを抑えたりするはたらきがあります。
セージの葉で作る煎じ液は、敏感になった肌をリフレッシュさせ、真菌感染や細菌感染を抑えます。
使用方法
- セージの煎じ液を1リットル作り、これを用いてデリケートゾーンを洗い流します。
- トラブルが落ち着くまで、この方法を1日に2回行いましょう。
4.ニンニクの煎じ液
ニンニクには強力な抗生作用があり、デリケートゾーンの感染に効果的な治療法として用いることができます。
ニンニクの有効成分がイースト菌やバクテリアを除去し、おりものの過度な生成を穏やかにしてくれます。
使用方法
- ニンニク2、3片をすり鉢で潰します。
- お湯1リットルにニンニクを入れ、15分間沸騰させます。
- 15分経ったら、ニンニクを取り除きます。
- お湯が冷めたら、これを用いて患部を洗います。
- これを毎晩、1週間続けましょう。
5.リンゴ酢
リンゴ酢に含まれる天然の酸も、膣内pHバランスの乱れに対する療法として用いることができ、膣内フローラの善玉菌に栄養を与え、有害な細菌に対抗するのに役に立ちます。
また、りんご酢のもつ抗真菌作用や抗菌作用が、臭いや分泌物をコントロールします。
使い方
- お風呂のお湯に1/2カップのりんご酢を溶かします。
- デリケートゾーンを洗います。
- 1日に2回、1週間このケアを続けましょう。
こちらの記事もご覧ください:女性必読:こんなおりものに要注意!
6.重曹
多すぎるおりものや臭いの対処法として重曹(ベーキングソーダ)を使うことができる理由は、重曹のもつ有機化合物。
デリケートゾーンのpHバランスを整えて善玉菌の生成を促すことで、有害な真菌や細菌から守るバリアを作ります。
材料
- 重曹 小さじ1(5g)
- 水 グラス1(200ml)
使用方法
- 重曹小さじ1杯を水に混ぜ、1日に1度飲みます。
- 効果を高めるために、1/2カップの重曹をぬるま湯に入れ、5分から10分間患部を浸してください。
- 1週間、またはおりものが正常に戻るまで続けましょう。
ご覧の通り、おりものの量や、デリケートゾーンの感染症によるその他の症状をコントロールするためのナチュラルな対処法はいくつもあります。
気になる方法を、ぜひ試してみてください。
こちらの記事もおすすめです。