慢性疲労を取り除く食生活 6つのヒント
常に疲れを感じていますか? たっぷり寝ているのにも関わらず、何もやる気が起こりませんか? もしそうなら、あなたは慢性疲労に苦しまされているのかもしれません。これは病気ではありませんが、日常の活動に支障が出る場合もあります。
原因の1つに、不健康な食生活があります。食べるものは体のエネルギー源であり、気持ちや体調を左右します。
ですが慢性疲労は改善することが出来ます。食生活をほんの少し変えるだけで、活力にあふれた生活を取り戻すことが出来るのです。
1.水分補給
水を飲むことは慢性疲労を改善するだけでなく、体全体に必須分子やその他の要素を届ける助けとなります。内臓や代謝活動に悪影響を与える毒素を体外に排出します。体が脱水状態にあると、疲労感を感じます。
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2.食事と気分についての日記を書く
食べたものと、その日の気分について日記をつけるようにしましょう。出来れば、時間ごとの気分の変化などを書いておくと良いです。
・食べたものを書いておくと、なぜ気分が落ち込むのかに気づきます。たとえば、糖分はエネルギーの源ではありますが、後でドッと疲れが出たりします。一方アガベシロップは、慢性疲労を引き起こすことなくエネルギーを与えてくれます。
・どの食べ物を食べると気分が良くなったり悪くなったりするのかを知ることが出来ます。チョコレートはエンドルフィンを解き放ち、幸せな気分にしてくれると聞いたことがありませんか? 気分を向上させてくれる食べ物は他にもいくつかあります。なぜそうなるのかを知ることも重要です。そのためには食べ物と気持ちについての日記を付けるようにしましょう。
記録をつけると、例えば疲労感が実は過敏性腸症候群によるものだということに気づくこともあります。
3.専門家のアドバイスなしに食材を省かない
慢性疲労を早く改善したいのはわかりますが、専門家の意見を聞かないまま、自己診断で食材を省くのは良くありません。食べ物と気分の記録を、栄養士と一緒に見てみましょう。
栄養士とともに食生活のプランを立て、どの食材は疲労感をもたらしているのかをはっきりさせましょう。そうすれば、栄養不足になることなく、疲れの元となる食材を断ち切ることが出来ます。
全ての栄養素は健康に大切な役割を果たしています。専門的なアドバイスを受け、栄養不足にならないようにすることが大切です。
4.実験的に食べてみる
エネルギー源になるような食材で、試したことのないものを食べてみましょう。炭水化物、タンパク質、脂肪分との組み合わせが慢性疲労の改善につながります。
ですが、人によって食べ物に対する反応は異なります。食べたことのないものを試すのは大切なことです。最初は味や香りに慣れないかもしれませんが、少しずつ取り入れるようにしてください。
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5.食事を何度かに分けて少量ずつ食べる
このような食べ方は、疲れを感じにくくお腹もすきにくくなります。食べないのは体重の増加につながり、また疲労感も感じやすくなります。
3時間か4時間起きに少量ずつ食べるようにしましょう。果物やタンパク質、脂肪分など、栄養素をバランス良く摂る様にしてください。
以下がその例です:
・30gのチーズ+クルミ5個+リンゴ1個
・ターキーのお肉2枚+アーモンド10粒+グァバ3個
・ローストチキン+ヒマワリの種大さじ3+クランベリー半カップ
・ヨーグルト1カップ+クルミ5粒+いちご6個
この食べ方はエネルギーを与えてくれるだけでなく、シンプルでお財布にも優しいです。他にどんなものを食べればよいか考えてみてください。
6.イライラすることを避ける
例えば疲れたと感じる時や、朝ほぼ自動的にコーヒーを飲む人がいます。コーヒーを飲むとその時はエネルギーに満たされますが、後でドッと疲れを感じます。
以下のようなことを避けるようにしましょう:
・コーヒー。神経系にストレスを与え、2,3時間後にはさらに酷い疲労感に襲われます。コーヒーの代わりにアロエベラのジュースや緑茶、ミントティーなどを飲みましょう。
・ジャンクフード。小腹が空くと食べたくなりますが、ジャンクフードは血中のグルコース値を上昇させ、疲れを感じるようになります。ジャンクフードは必要な栄養素を与えることがなく、数時間後にはまたお腹が空きます。果物やサラダ、スムージーなど、新鮮なものを食べるようにしましょう。
ご紹介した事柄は、1日のエネルギーを作り上げるのに重要な要素です。良い食生活は良い気分を作り上げる、ということを忘れないようにしましょう。
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