骨髄ドナーになるには

白血病や、再生不良性貧血、リンパ腫、免疫不全などといった病気は、骨髄移植によって治療することができます。しかし、患者に合うドナーを見つけることは非常に難しいため、骨髄提供はこれまで以上に大切になっています。 命を救うことができて痛みもない骨髄提供とは、一体どのようなものなのでしょうか?
骨髄ドナーになるには
José Gerardo Rosciano Paganelli

によってレビューと承認されています。 医者 José Gerardo Rosciano Paganelli.

によって書かれた Carolina Betancourth

最後の更新: 17 12月, 2022

血液疾患に苦しむ人の数は毎年増え続けています。残念ながら、これからもその数は著しく増え続けることが予想されています。

白血病や、再生不良性貧血、リンパ腫、免疫不全などといった病気は造血幹細胞移植によって治療することができます。これは、骨髄移植としてよく知られているものです。

しかしこれには問題もあります。例えば、アメリカでは患者が家族の中から適合性のあるドナーを見つけることができる確率は、たった25~30%です。

したがって、残りの患者はドナーが見つかるのを待ち続けなければいけないということです。

幸い、ドナーになる人の数も増え続けており、48ヶ国でおよそ2200万人の人々が骨髄提供者として登録されていると言われています。

ところが、ドナーの骨髄は患者のものと100%適合しなければいけません。専門家によると、ぴったり合うドナーは4万人に1人しかいないそうです。

だからこそ、さらに多くの人が骨髄を提供することが非常に大切なのです。

今回は、骨髄についてのお話と、骨髄ドナーになる方法をお伝えしたいと思います。

骨髄とは?

骨髄とは、私たちの身体の、一部の骨の中にある海綿状の組織で、その主な機能は赤血球を作ることです。

また、骨髄には幹細胞も含まれており、その他の体組織においても非常に重要な役割を担っています。

骨髄移植って何をするの?

骨髄ドナー

骨髄提供のプロセスでは、腰骨の裏にある部位から少量の骨髄液が採取されます。

全身麻酔であろうと硬膜外麻酔であろうと、採取には注射針が用いられ、専門病院で行われます。

ドナーには骨髄採取による副作用はありません。これは、骨髄には完全に再生する力があるためです。

また、移植が成功した場合、患者も骨髄の細胞を全て再生できる可能性があります。

提供にリスクはある?

骨髄提供そのものにリスクはありません。

しかし、採取の際に局部麻酔が用いられることがあるため、骨髄の採取後、採取された部分が少々痛むことがあるかもしれません。大抵の場合、痛みは2、3日程度で消えます。

どんな人がドナーになれる?

医療スタッフ 骨髄ドナー

骨髄ドナーになるための手順はたいてい簡単なものですが、ドナー登録できる人には条件があります。

  • 18才以上55才以下で、健康であること。
  • 体重が、男性で45kg以上、女性で40kg以上であること。
  • 血液によって移る疾患の病歴がないこと、など。

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骨髄ドナーになるってどういうこと?

骨髄提供は任意によるもので、利他的な行為です。これは世界に共通することで、国際連帯の原則によって定められています。骨髄が一致する限り、どんなドナーも、世界中の患者を助けることができるということです。

スペインだけでも、毎年5000人以上の人々が新たに白血病と診断されています。そして4人のうち3人は、家族の中に一致する骨髄を見つけることができません。

助けを必要とする何百人もの人々にとっては、ドナーからの提供が唯一の治療法なのです。

この個人に任せられた決断によって救われる命があります。骨髄提供が、白血病やその他の血液疾患を患う人々の力になります。

ドナーに報酬はあるの?

ラボ 骨髄ドナー

骨髄提供をすることによって、金銭的な報酬がドナーに与えられることはありません。先に述べたように、骨髄提供は連体的で利他的な行為なのです。

専門の医療機関や、支援団体などが提供に必要なコストをまかなっています。

ドナー登録を取り消すことはできる?

個人的な事情や健康状態は常に変化するため、ドナー登録はいつでも取り消すことができます。

しかし、ドナー登録をする前に、あらゆる可能性についてしっかり考えておくことが勧められています。誰かの命を救えるというときに、ドナーが心変わりをしてしまうのは望ましくないからです。

興味が湧いてきましたか?  ドナーになる決意をした方は、お近くの専門機関に連絡し、このことを伝えてみてください。

あなたに救えるかもしれない命があることをお忘れなく。


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