捨てないで!柑橘類の皮の利用法

· 7月 18, 2015
普段、何気なく捨ててしまっている柑橘類の皮ですが、あらゆる使い道があることをご存じでしたか?

柑橘類のどの部分が体に一番にいいかご存知ですか? 正解は『皮』です。ガンや心臓・血管の病気を予防するほか、むくみや肥満を防いだり、免疫機能を高めたりなど、皮にはいいことがギュっと詰まっています。

柑橘類が豊富にとれるアメリカでは、オレンジ等の加工の際に排出される皮は有効活用されています。その殆どは完全利用に近い処理が行われていて、オレンジやグレープフルーツから成分を抽出して、食用だけでなく様々な用途に利用されています。

そこで今回は、レモン・オレンジ・みかん・ライム・グレープフルーツなどの皮が持つ、薬用・食用・美容上の利点を最大限に活用する方法を見ていきましょう。

ここで肝心なのは、自家栽培か有機栽培の果物を使うことです。皮が農薬やその他の有害物質で汚染されているものは避けましょう。

柑橘類

 皮の保存方法

まず、果物をよく洗ってから皮をむき、苦みのある白い部分を取り除きます。そして、皮をすりおろして生のまま使うことでその香りを最大限に活かすことができます。しかし、もし後でも使えるように保存したい場合は、すりおろした皮を冷凍庫で凍らせましょう。このほかにも、自然乾燥、日光またはオーブン(低温で2〜3時間)で乾燥させたものをコーヒーミルで粉にしてもいいでしょう。

薬用としての使い方

  • 柑橘類の皮はフラバノールを含むため、強力な抗酸化作用があります。フラバノールは、がん(特に皮膚がんと乳がん)の予防と治療に役立つほか、心臓・血管の病気から私たちを守ってくれます。
  • ビタミンCを多量に含むため、身体の免疫機能を高めます。漢方薬ではみかんの皮が陳皮として使われているのも、この理由からです。多くの研究でも、柑橘系の皮に含まれている「リモネン」という成分が免疫細胞の働きを整え、菌を抑え、免疫力を高めることが確認されています。
  • 浄化作用があり、身体の内側と外側をきれいにします。また、むくみを防ぐ作用もあります。
  • リラックスを促すとともに、若干ですが鎮静作用もあります。柑橘類には気分をよくする働きがあります。アロマテラピーでも柑橘系の精油は積極的に使用されています。
  • 消化機能(特に脂質の消化)を高めます。
  • 鉄分などの栄養の吸収を助けます。柑橘類の皮が貧血の治療に役立つのはこのためです。

食用としての使い方

柑橘類の皮は、生でも乾燥させたものでも薬効があります。消化を助けるだけでなく、さわやかな香りを料理に添えてくれます。

  • ケーキ・デザート・クッキーに:生地にまぜるか、飾りとして使いましょう。
  • ドレッシングやさまざまなソース、またはシーズニングオイル(香味油)に。
  • スパイスとして:水気を切ったものや粉末状のものを、肉や魚・スープ・シチューの味つけに使えます。
  • 氷にさわやかな風味をプラス:すりおろしたばかりの柑橘類の皮を、製氷皿の水に加えましょう。
  • の砂糖漬け:皮全体または小さく切ったものを、シロップを作る要領で砂糖といっしょに煮ます。それに砂糖をまぶし、オーブンで焼いてください。
砂糖漬け柑橘類

  • シロップに:柑橘類の皮をハチミツか砂糖といっしょに煮て、煮汁が半分になるまで煮詰めます。できたシロップは冷蔵庫で保存しましょう。ウィルスやバクテリアによる病気への免疫力を高め、感染を防ぐ働きがあります。大人にも子供にも効きめがあります。

美容のための使い方

オレンジ-皮

柑橘類はビタミンやミネラルが豊富なため、お肌を清浄に保つのを助けるとともに、たるみを防ぎます。また、水分を補給してシワを減らすなど、キメ細かいお肌を作りやすくしてくれます。柑橘類は細胞の再生を促し、コラーゲンの生成を助ける作用があるからです。

  • 天然のピーリング(角質除去)剤:これはお肌を清浄にし、再生を促すシンプルなピーリング剤を自宅で作ることができます。レモンの皮の粉末(あるいは、すり下ろしたもの)に、砂糖または海塩を加えます。乾燥肌の方はオリーブ油またはアーモンド油と、脂性の方ならアロエゲルと混ぜ合わせるだけです。

    こちらの記事もご参照ください:自家製ナチュラルパックとピーリング

  • 消臭剤:レモンの皮をレモン汁に混ぜ合わせたものは、安全ですぐれた天然の消臭剤として使えます。数日間なら冷蔵庫で保管できます。それ以上保存する場合は冷凍して少しずつ使いましょう。
  • 石けん:柑橘類の皮を加えることで、お肌を清潔に保つことができる、香り高い石けんが作れます。
  • ナチュラル石けんの作り方は、こちらの記事で紹介しています。

画像提供:Veronica Sheppard, ecstaticist and ecstaticist