私たちが落ち込んでる時の/脳の状態はどうなってるの?

4月 29, 2015

私たちの脳が実に様々な働きをすることは、だいぶ分かってきています。例えば、悲しみなどのある種の感情を決定付けていくのもその働きの一つ。私たちは生きていく中で、悲しんだり落ち込んだり、時にひとりで立ち向かわなければならないことに多々直面します。

悲しみは、喜んだり、怒ったり、心配したりするのと同様人間として当たり前の感情です。ですが悲しみを強く感じるとき私たちの脳は、知らないうちに通常とはちがう方法で感じさせるようです。例えばひどくお腹がすいたり、いつもより疲れやすかったり、一人の時間が必要になったり、急に泣き出したり、というようなことです悲しみを感じることがどのように身体に作用するか、そして少しでも早くそのような状態からどう脱出できるかを知ることで、たとえばうつ病になる、といったようなもっと深刻な状況を避けられるのではないでしょうか。

 

脳が悲しみを感知したとき

 

悲しみは私たちの新陳代謝にもっとも影響を与える感情の働きの一つです。それが具体的に何に影響するかって? 身体だけじゃなく、精神的にも多くの変化があらわれるはずです。喪失感、幻滅、失望など人間として当たり前の感情です。そしてそれら一つ一つがどのように私たちの脳に影響するか見ていきましょう。

 

共感してもらうことが一番大事

 

脳は悲しみを許容するために、いくつかのメカニズムを発揮します。一番知られているのは、共感すること、ではないでしょうか。落ち込んでいる知り合いに会って、最初に感じる感情は普通共感ではないでしょうか。大切な友達や家族が落ち込んでいるとき、共感は大きな支えとなることでしょう。特に女性にとっては大事なものとなるようです。

 

脳にはブドウ糖が必要

 

私たちが落ち込んでいるとき脳は驚異的なパワーを発揮している、というとちょっと妙に聞こえるかもしれません。しかし、落ち込んでいるときには脳の70か所以上が活性化されるということが、科学的に証明されています。

どういうことなのでしょうか? 答えは簡単です。私たちが悲しい出来事を思い出したり、考えたり、苦しんだり、解決策、打開策を模索したりしている間は眠っている間もその問題から完全に逃れることはできません。それゆえ前脳に位置する海馬や前帯状皮質、側頭葉などが休まることはないのです。

また忘れることができないのは、脳は私たちのエネルギーの20%近くを消費している、ということです。落ち込んでいる状態にあるときは、通常以上ですので、ブドウ糖の補給が必要となるのです。そのため必要以上にお腹がすいたり、特に甘いものを異常に食べたくなったり、ということが起こるのです。それゆえ落ち込んでいるときは却って太ってしまうのです

 

声にだして泣くことの重要性

泣くことはプレッシャーから解放される自然療法なのです

 

落ち込んでいる状態にあることは私たちの体にかなりのプレッシャーをかけていることはご存知ですか。涙を流すことは、生理学的には目を潤す効果がありますが、この涙とは区別されるべき、ある感情によって泣くことも、健康にはとても大切です。脳がプレッシャーを感じると、それを放つ必要性を感じます。その方法として涙を流すことが一番なのです。泣いた後にはエルドルフィンが分泌され、もう少しリラックスすることができるのです。だからこそ、泣きたいときには我慢しないで泣く、ということが大切なのです。

 

混乱、動揺を避けて活き活きと生きるには

悲しい体験をすることは学びであり、強くなることであり、また新しい道を発見すること

 

かなりのストレスを抱えている場合、脳はモチベーションの向上に関連するセロトニンを放出することができなくなります。新しい逃げ道を見つけたり、その状態を引き受けたりすることが出来ない状態が続くと、うつ、強迫観念、突発的な発作等の症状を引き起こすことになります。そうならないために、問題に立ち向かい自分自身を深く内省することにより、克服していかなければなりません。

 

落ち込むことから何か学ぶことができるとすれば、それは生きることは簡単ではない、ということでしょうか。つまづくことによって新しい道を見つけることができるように、現実から学んでいかなければなりません。それが唯一の賢く、強くなって行ける道なのです。

 

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