グルテン不耐性の症状と治療法

· 2月 3, 2018
現在では多くの会社からグルテンフリー製品が販売されていますが、グルテンフリー製品が必ずしも健康的な食品であるとは限りません。

小麦、大麦、そしてライ麦などの穀物に多く含まれるグルテンは、小麦、ライ麦などのから生成されるタンパク質の一種であるグルテニンとグリアジンの組み合わせを指します。

グルテンを体内に受け入れることができないグルテン不耐性を発症すると、腸の健康を脅かすリスクが高まります。

グルテン不耐性とその原因

グルテン不耐性とその症状

グルテン不耐性は、小麦タンパク質が正常に消化されないために起こる異常な生理学的反応であり、腸の疾患を引き起こします。

いくつかのケースでは、グルテンが小腸の内壁に付着する絨毛を破壊し、 体内で食品が消化されにくくなります。

その結果、栄養素が正しく吸収されなくなる、腸の慢性的な炎症が起こります。

診断方法

グルテン不耐性を診断するテストは二つあります

  • 血液検査(事前に食事を抜くファスティングが必要)
  • 腸の生検試験(小腸の上部から組織サンプルを除去する検査を含む)

グルテン不耐性の主な症状

グルテン不耐性の症状

  • 下痢、炎症、便秘などの消化器系疾患
  • 脂肪酸とビタミンA不足により発生する毛孔性苔癬
  • グルテンを含む食品摂取後の疲労感
  • 関節リウマチ、大腸炎、狼瘡などの自己免疫疾患の発症
  • めまいやバランスの喪失などの神経上の問題
  • ホルモンの乱れやホルモンレベルの不規則さ
  • 再発性片頭痛
  • 関節の痛みや腫れ
  • 不安障害やうつ症状、そして幸福感の間で起こる突然の気分の上下
  • 焦点が合わない

こちらの記事もご覧ください:グルテン不耐症の10のサイン

グルテン不耐性の治療法

果物と野菜

上記の症状を緩和しながら再発を予防するために、グルテンが含まれない、100%グルテンフリーの食事を徹底することが大切です。

グルテン不耐性は、薬物で治療するのではなく、食事などにより症状を改善することができます。

グルテンを含む食品を徹底して避けることで症状が軽減し、小腸のダメージから回復するため、グルテンを食事から完全に取り除き続ける場合に限り、症状の改善が維持されて再発を予防することができます

グルテン不耐性を発症すると、少量のグルテンでも症状が悪化するリスクが高まり、グルテン不耐性またはセリアック病が慢性化します。

グルテンを含まないバランスの良い食事を開始すると、最初の2週間が過ぎた頃から、症状がおさまり始めます。

血清学的に見ると、症状が完全になくなり、体調が正常に戻るまでにはには6〜12ヵ月かかると言われます。またグルテンによって破壊された、腸絨毛の回復には、治療開始後2年かかります。

ただし患者が幼児の場合は、症状が緩和するまでにさらに時間がかかります。

治療には基本的に、小麦、オート麦、大麦およびライ麦の4つの穀物、ならびにそれらの派生品を除去することから始まります。

ご存知ですか?:サンドイッチのパンをグルテンフリーに変えるには

グルテンを含む食品は?

グルテン

グルテンを含む食品というと小麦粉や小麦から作る食品がよく知られていますが、それ以外にもグルテンを含む食品は数多く存在します。

グルテン不耐性にお悩みの方が避けるべき食品や飲料のいくつかをご紹介します:

  • ビール
  • シリアル
  • パン類やケーキ
  • 揚げ物
  • サラダドレッシング
  • パスタ類
  • 醤油
  • スープ

グルテンを含まない食品

  • 牛乳
  • 乳製品(チーズ、カッテージチーズ、クリーム、ヨーグルトなど)
  • 肉類全て
  • 新鮮な魚や魚介類
  • 緑の野菜や根野菜
  • 果物
  • 米とトウモロコシ
  • 豆類
  • 砂糖とハチミツ
  • オイルやバター
  • コーヒー
  • コーラやソフトドリンク
  • ワイン
  • ナッツ類
  • 天然の香辛料
  • オリーブ

グルテン不耐性を発症しているときに必要なビタミンは?

グルテン不耐症を発症している場合、ビタミンサプリメントの摂取が必須ですが、これは鉄、カルシウム、および他のビタミンの吸収を減少させる腸絨毛のダメージが原因です。

グルテン製品の大部分には、私たちの体に必要なビタミンとミネラルが含まれているため、グルテンを除去した食事療法を実施するときには、1日の推奨摂取量を補給することができる、グルテンフリーに対応したビタミンや補助食品などについて専門家のアドバイスを求めることが大切です。

グルテン不耐性には確実な治療法があり、それは食生活とライフスタイルの改善です。

また、グルテン不耐性を発症しているからといって、外食を全て諦める必要はありません。

正しい知識を学び、専門家のアドバイスを受けながら、体に適切な栄養素を補給することが大切です。