塩化マグネシウムの驚くべき効能
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塩化マグネシウムは、うつ病・めまい・疲労撃退に役立ちます。ただし抗生物質と併用すると、薬の効果を軽減する可能性がありますから注意しましょう。
塩化マグネシウムは、健康効果がいっぱいのサプリとして、若さと元気を維持するのを助けてくれるほか、さまざまな感染症の治療・予防にも役立ちます。この化合物にはたくさんの用途があり、どの年齢層の人にも効き目がありますが、他の有効成分と同じく、絶対にやってはいけないことがいくつかあるので注意が必要です。
塩化マグネシウムとは、塩素とマグネシウムからなる無機化合物で、数多くの健康・美容効果を提供してくれます。実際、この化合物は、工業用にも医療目的にも使われてきました。今回は、塩化マグネシウムの持つ効能について、一緒に学んでいきましょう。
塩化マグネシウムの効能:
- 血液の浄化剤としてすぐれた働きがあり、身体のpHレベルを調整するのに役立ちます。このため、塩化マグネシウムは数多くの病気を克服するのを助けてくれます。
- 腎臓にたまった酸を排出するのを助けて、腎臓の健康を守ります。
- 脳の機能と神経インパルスの伝達を刺激するため、精神のバランスを保つのに役立ちます。
- 筋肉のケガ・けいれん・疲労感・筋肉の疲弊などの予防に役立つため、運動選手や身体を動かすことの多い人たちに最適です。
- 心血管系が正しく機能するよう促すと同時に、心臓病の予防にも役立ちます。
- 悪玉コレステロールを減らして、血行をよくし、病気と闘う手伝いをします。
- 抗ストレス剤としてすぐれた働きがあり、うつ病・めまい・疲労感の退治にも役立ちます。
- 体温調整に非常に大切な役割を果たします。
- 痔を防ぐ、腸内の健康を促進する、大腸炎・便秘・その他の症状をやわらげるなどの作用があります。
- 前立腺の問題を予防・撃退するのに役立ちます。
- 塩化マグネシウムは悪性腫瘍を防ぐのに役立つ、という研究結果もでています。
- 免疫システムを強化するので、風邪・痰・感染症などを予防・撃退するのに役立ちます。
- 早期老化を防ぎ、身体に活力を与えて、細胞の再生を促進します。
- 骨の中のカルシウムを守るので、骨粗しょう症の予防にはなくてはならないものです。
- シュウ酸カルシウムが腎臓にたまるのを防ぎ、腎臓結石の生成を妨げます。
- 月経前症候群を和らげ、ホルモンレベルを調整して、女性の健康を促進します。
- フリーラジカルと闘ってくれますから、腫瘍やイボができるのを防ぎます。
- 動脈を浄化し、動脈硬化症を防ぎます。
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塩化マグネシウムを使用してはいけない場合
塩化マグネシウムはたくさんの健康効果を提供してくれますが、場合によっては逆効果を引き起こすことがあります。サプリとして用いる前に、必ずかかりつけの医師にご相談ください。
- 塩化マグネシウムには緩下剤効果がありますから、下痢をしている人にはお勧めできません。
- 腎臓障害がある人、特に腎不全の人は、塩化マグネシウムを使用しないでください。
- 潰瘍性大腸炎にかかっている人も、塩化マグネシウムを使わないでください。下痢がもっとひどくなる場合があります。
- 抗生物質をのんでいるなら、薬の効果を塩化マグネシウムが軽減する可能性があります。この場合は、抗生物質をのむ3~4時間前にマグネシウムを摂取するようにしましょう。
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どうやって塩化マグネシウムを摂ったらいいの?
市販されている塩化マグネシウムのサプリも利用できますが、ここでは家庭で用意できる簡単なレシピをご紹介します。
必要なもの:
- 水 1リットル
- 塩化マグネシウムの結晶 30グラム
- 木のスプーン 1本
作り方:
1リットルの水を沸騰させ、自然にさまします。それをガラス容器にそそいで、結晶化した塩化マグネシウム30グラムを溶かします。木のスプーンでかきまぜ、ふたをしてから貯蔵しましょう。
分量:
塩化マグネシウムをどれだけ摂ればよいかは、あなたが現在抱えている問題とあなたの年齢とによって決まります。正確な摂取量は、医師に相談した上で決めるのが理想的です。一般的に推奨されている量は1日に大さじ1~2杯ですが、35歳以上の人は大さじ1/2杯程度にとどめるようにしましょう。
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