愛は自分から示すことが大切
他人に愛して欲しいなら、自分から愛情を示すことが大切です。もし誰かを特別に想うのなら、気持ちを伝えてその人を幸せにするために出来る限りのことをするべきです。
もちろん、誰かを愛していることと、その人に愛を示すこととは同じではありません。 愛情をうまく表現する方法を知らない人もいるでしょう。好意を寄せているにも関わらず、気持ちを伝えることができず、さらに悪いことには、間違った伝え方をしてしまうこともあります。
愛しているのに、好意が報われていないと日常的に感じるようになると、虚無感やイライラを招く要因になります。本日はこの件に関して詳しく掘り下げてみましょう。
愛しているなら、行動で愛を示すべき
恋人だからといって高級品を貢いだり、凝った演出を考えたりする必要はありません。毎日会う度に愛を囁かなければいけない義務もないわけです。
- 大切なのは誠実であるかどうか。特に、あなた自身がパートナーの愛を本物と認められるかどうかが重要です。
- 愛情を受け止め、愛情を示すことは精神的な安定をもたらすと共に身体的な満足感にもつながります。
- 「愛の深さ」を示せと他者に強制することはできません。好意とはごく自然に現れるもので、わずかに“顔を見せる”だけがほとんどです。しかし、いつだって予期せぬ出来事は起こるもの。パートナー間にある真の愛情は次第に大きくなるだけにとどまらず、互いの心に平穏と満足感をもたらします。
およそ愛と名の付くものは全て、様々な形で表現することが出来ます。これらの表現方法は全て意味深いものであり、実際に使いやすいものでもあります。人によっては、自分のやり方だけが愛情を示す唯一の手段であると考えてしまうことがありますが、これは他者の気持ちを無視した行為です。
抱き締め合ったり、愛撫したり、愛を口にすることを躊躇う人達もいます。このような人達は、一緒に眠ったり、贈り物をしたり、単純にパートナーの側にいることで愛情を示そうとします。
しかし、“側にいる”だけでは十分ではありません。パートナーが最も孤独を感じるのは、愛する人が隣にいながら愛情を示してくれない時なのです。健康的で幸せな恋人関係を長く続けるためには、愛情はもちろん相互理解、愛情表現、それに積極性が必要不可欠です。互いに理解し合おうとせず、日々の愛情表現をないがしろにしていると、パートナーとの関係は冷えてしまうでしょう。
感情表現は非常に大切
人は何かを欲した時、それを手に入れるためにあれこれ戦略を練るのが普通です。では、欲しかったものが手に入った瞬間、どのような行動に出るのでしょう。それが実は問題なのです。
人間関係のノウハウを全て理解している人などいません。しかし愛する人との関係においては、相手が求めているものを与えるためには何が必要なのか理解しなければいけません。
- 大事にされたければ、まず相手を大事にすることです。
- 好意に気付いて欲しければ、まずは自分自身の気持ちを把握することです。
- 愛されたければ、身近な人達に愛情を示すことから始めましょう。
これらは実はとても簡単なことです。しかし、自分自身についてよくわかっていない人達には難しいことのように感じるかもしれません。
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恋愛関係において/女性が価値を置くこととは?
精神的に未熟な人や自分の価値や必要性について理解していない人は、好意に気付いてもらえないのは他人のせいだと考える傾向にあります。これがそもそもの問題の始まりです。受けた好意に対して反応を返すことがいかに大切であるか。そして、パートナー同士が安定した関係を維持するために愛情表現がいかに大切であるかということについて、焦点をあてて考えてみましょう。
敬愛とは
パートナーとは、ただ相棒や友達、恋人というだけではなく、あなたの価値を認め敬愛の念を抱いてくれるべき存在です。ならばその気持ちをあなたに対して行動で示すべきでしょう。私たちがパートナーに敬愛の念を抱くのは、人生を豊かにしてくれる存在だからです。だからこそパートナーに選んだわけです。
真実の愛は日常の些細な出来事に潜んでいる
パートナーとは互いに日々のちょっとした行為で愛情表現すべきでしょう。贈り物などする必要はなく、むしろ自由に好きなようにやるべきです。あなたもまた、相手のちょっとした愛情表現に着目することが非常に大切です。
ご存知でしたか?:
パートナーへの愛情表現が苦手なあなたへ
ただ側にいるだけでなく、パートナーを気遣い、正しい言葉をかけ、誠実で愛情を込めた眼差しで相手を見つめることが必要です。難しいことではありません。愛情を示して悪いことは何もないのです。
むしろ良い事づくしです。周囲に愛を示すことであなたは人間的に成長することができ、心は満たされ、自分自身および自分を取り巻く世界と強い絆を結ぶことが出来ます。
愛情表現を実践してください。するだけの価値は絶対にあります。
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