心に傷を抱える人と恋愛をスタートさせるには

· 7月 6, 2018
”救世主”になりがちな人は、心に傷を抱える人に手を差しのべることをポジティブなことだと考える傾向にあります。ですが実は、傷ついた人が自分と向き合い、自分で問題を解決するという機会を奪ってしまっているのです。

あなたは心に傷を抱える人、または傷ついた経験のある人と恋愛を始めようとしていませんか? 救世主や治療者(ヒーラー)のような役割をする人が世の中にはいます。

こういったタイプの人は、再び自分を取り戻すために誰かを必要としている人に魅了されるのです。

ですが、心に傷を抱える人と恋愛関係になるというリスクに気がついていないことが多いようです。

救世主コンプレックス

女性を慰める男性

救世主コンプレックスを持つと、傷ついた人やケアを必要とする人に注意をひかれるようになります。

毒のある関係、暴力、辱められたなどによって傷ついたのかもしれません。愛されるはずが愛されなかったことで、救世主を求めているのかもしれません。救世主は傷を癒し、最初の一歩を踏み出す勇気をくれるはずなのです。

もしかすると、自分に当てはまると感じた人がいるかもしれません。もしあなたが救世主タイプなのであれば、以下のようなことにも気がつくでしょう。

  • 子供の頃、両親はあなたの基本的なニーズを満たしてくれませんでした。あなたが必要とした愛やいたわりを与えてくれなかったのです。そのため、あなたが得られなかったものをあなたが他人に与えるのです。
  • あなたの両親は厳然としていて、攻撃的でした。そのため、あなたは傷ついた人を完璧なパートナーとして選ぶのです。あなたは両親の真逆を行くのです。
  • 若い頃からあなたは他人を喜ばせようとして生きてきました。今あなたは誰かの世話をし、その人が必要とすることならできる限り全てやってあげたいと考えているのです。
  • 一人ぼっちになるという恐れや拒否される怖さから、誰かを手伝い喜ばせることでその人は自分と一緒にいたくなるに違いないと思い込みます。あなたらしくあることで、他人は親切にしてくれるに違いないと考えます。

ご覧のように、心に傷を抱える人に自分自身で心を癒す時間をあげずに抱きしめることは、自分自身の経験の結果として返ってきます。

ですが、心に傷を抱える人と恋愛関係を始める時、今度傷つくのは自分かもしれないということに気がついていないのです。

傷ついた人が全てをやり直す時

傷ついた男性

心に負った傷が癒されたり、新しく生まれ変わることができれば、その手助けをしてくれた人に対し感謝をし続けるのは当然だと思ってしまうかもしれません。

ですが、次には何が起こるでしょうか? 傷を癒し、辛い出来事を乗り越えた人が、その手助けをしてくれた人を忘れてしまい、どこかへいってしまったら?

”救世主”はきっと打ちのめされてしまうでしょう。相手のためにしてあげたことだけではく、自分のしたことが一体何だったのか疑問に思うのです。

壊れて粉々になったものを拾い集め、自分の尊厳を取り戻さなくてはいけないでしょう。一番しなくてはいけないことは、自分自身が抱える深い恐れに向き合うことです。一人ぼっちになること、見捨てられたと感じる恐れです。

興味深いことに、こうなった場合には、相手のことを恩知らずだと考えてしまうのです。ですが、だからといってこれでおしまいにするのではなく、他に傷ついた人を見つけて手を差し伸べ、恋愛関係に陥ることを躊躇したりしないでしょう。

人は皆自分で自分を”助ける”べき

怒る男性

救世主になりがちな人は、心に傷を抱える人に手を差しのべることをポジティブなことだと考える傾向にあります。ですが実は、傷ついた人が自分と向き合い、自分で問題を解決するという機会を奪ってしまっているのです。

周りの人を皆助けるなんてことはできません。自分自身で問題に打ち勝ち、強くなるという機会を奪ってしまうことになります。傷ついている人は、自分の代わりに誰かに自分の過去と闘ってもらう必要などないのです。

心に傷を抱える人と恋愛を始めるのは大きなリスクがあります。傷が癒えれば自分の元を去ってしまうかもしれないというリスクです。後々、自分にとって毒となるかもしれない相手を癒してしまうというリスクです。

心に傷を抱える人と恋愛関係を始める前に、少し立ち止まって考えましょう。健康的な恋愛関係を築くには、どちらもが自分自身の過去の問題を解決していなくてはいけないのです。

そうでなければ、二人の関係は失敗に終わるでしょう。最悪の場合、どちらかが、または両方が今以上に傷つくことになるかもしれません。