傷ついた人にも必ず希望はある

7月 13, 2017
傷ついた人は弱いどころか、強く、前に進み続けることができます。傷ついた心にも、必ず希望はあるのです。

傷ついた人たちも、あなたや私と変わりません。唯一の違いは、心がボロボロになってしまったということです。

そういった人たちには希望がないのではと思うかもしれません。しかし、傷ついた人は立ち直ることができるし、自分を取り戻し、前に進み続けることもできます

もちろん、人生は以前と同じではなくなるでしょう。過去の経験は自分の身となります。ポジティブなことであれネガティブなことであれ、自分が影響を受けた分だけ、将来にもその影響が及ぶのです。

しかし、傷ついた心にも必ず望みはあるものです。

傷ついた人たちがその人生を選んだのではない

Buried under cotton

傷ついた心は犠牲者なのです。ここでは、暴行を受けたり、虐待されたり、レイプされたりと、存在の奥深くを傷つけられた人たちのお話をしています。そういった状況はコントロールできるものではありません。

心の痛みの方がずっと辛いことでしょう。粉々になってしまうような苦しみなのです。粉々になった欠片は誰にも元通りにすることができません。そう、自分以外には。

レイプされた後にどうやって生きていけばいい?  傷つけられた関係の後に、どうしたら人を信頼できる?

こういった場合に大切なのは、専門家に頼ってみることです。前に進むためのステップやアドバイスをもらえるはずです。

しかし、人生は以前とは違うものになるでしょう。

あなたは何も悪いことはしていないのだから、あなたのせいではありません。しかし自分が望むならば、もっと強くなって立ち直ることもできます。

人や環境に頼ってサポートを得ることは必要不可欠です。どん底まで落ちてしまったような時には、これまで以上に強い人たちのサポートが必要となります。

一歩ずつ、ゆっくりと足を前に踏み出しましょう。失望や怒りを少しずつ癒していき、なぜこんなことが自分に起こったのだろうという悲しい現実から立ち直っていきましょう。

ナディア・ムラドという人

Touching hands

ナディア・ムラドさんの人生を、私たちは近年のシリア内戦によって知ることになりました。ナディアは他の女性たちと共に誘拐され、性奴隷として拘束されたのちに脱出しました。

こういった経緯があるにもかかわらず、彼女は活動家として活躍しています。23歳という若さで、人権のために戦っているのです。ナディアは以下のように述べています。

「何千もの難民たちが私の家族と同じことを経験するのを見てきました。私たちはバラバラになってしまったのです。ISが私たちを全滅させようとしていることも知っています。これが分かっているからこそ、私たちは生き続けるために強くなるのです。」

間違いなく、彼女は自分が経験したこと、自分を内側から引き裂いたようなことから、前に進むための勇気をも得ました。また、自分の身に起こったことに対して戦う力も得たのです。

自分や多くの女性たちが陥った状況は、誰にでも起こりうること。こう考えたナディアは、正義を求めずにはいられませんでした。彼女は、自分がとれだけ苦しみ、傷ついたかを、誰よりもよく理解しているのです。

しかし、彼女はこれで幸せになれるでしょうか? 全てが終り、何も戦うものがなくなったら?

傷ついた人たちの幸せ

Woman with closed eyes

傷ついた人にとっての幸せは、心が満たされている人の幸せとは別のものです。ナディアの例を見てみましょう。彼女は自分の行動に専念しています。

しかし、これで彼女は幸せになれるのでしょうか?

ナディアをとりあげたドキュメンタリー動画では、新しい人生は気に入っているか、とレポーターに質問されたナディアは、きっぱりと「いいえ」と答えています。

悲惨な現実に向き合うことは、誰にとっても簡単なことではありません。それに、自分の経験したことを、他の大勢の人たちも経験しているのだと理解するのも難しいものです。

傷ついた心は弱い心ではありません。何かと戦う強い心なのです。しかし、彼らがゆっくりと立ち直ろうとするあいだは、幸せや人生の美しさからは離れたところにあるのかもしれません。

傷ついた人たちには、未来をもう一度積み上げるという希望があります。自分の人生を取り戻したくなるでしょう。簡単ではなかったとしても、いつだって未来には希望があるのです。

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