夕食後のフルーツって健康的?ベストなタイミングは?
夕食後や夜にフルーツを食べるか否か、様々な意見が飛び交っています。フルーツはデザートとは言えないという方もいますし、夕食前に食べるのが良いという方もいます。リンゴや洋ナシ、バナナを夕食後に食べるのは甘くておいしいご褒美だと考える方もたくさんいます。
今日は、フルーツをいつ食べるべきかについて考えていきましょう。
夕食前にフルーツを食べる
甘いものはご飯の後、と小さい頃に教わった方は多いのではないでしょうか。しかし、消化トラブルを避けるには、デザートのような甘いものを夕食前に食べるべきだと考える人々もいます。その理由は、甘いものを食べると満腹感が得られやすいからです。ダイエット中で、これ以上体重を増やしたくない方には良いですよね。
夕食後にフルーツを食べるなら、さらに夕食後にさらにカロリーを摂取することになります。栄養学的に見ると、夜にフルーツを食べると、1日の他の時間帯にフルーツを食べた時のような、減量効果はありません。
フルーツは、確かに新陳代謝を促すのですが、それは体が活動的に動いているときのみの話です。フルーツを食べた後ソファで横になったり、就寝してしまうと、代謝は悪くなってしまいます。
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フルーツには以下のような栄養が含まれています。
- カルシウム
- 亜鉛
- 鉄分
- 抗酸化物質
- 糖分
- 脂質(少量)
- 炭水化物
- ビタミン
夕食後のデザートとしてフルーツを食べる人は多いのではないでしょうか。しかし、フルーツを食べる時間帯として、夕食後はオススメできません。
上に述べた栄養素の多くは、消化の過程で失われます。フルーツを食べると気分が悪くなるという人がいるのはこのためです。
1日の中で食べたい時にいつでもフルーツを食べるというのも良い考えではありません。なぜなら、体内でグルコースとエネルギーに変化するフラクトースと呼ばれる物質が含まれているからです。この物質は、使い切らなければ体内に脂肪として蓄積されてしまうのです。
夜にフルーツを食べる良い点と悪い点
デザートにはフルーツが良い理由
- ヘルシーで栄養満点
- ビタミン、ミネラルなど体が必要とする栄養が豊富に含まれている
- 深刻な病気の発症を予防する
- 健康的な体重を維持する
- デザートとしては、精製された砂糖をつかったお菓子などよりも良い
- 満腹感が得られるため、夜に食べ過ぎなくて良い
フルーツが悪い理由
- フルーツには糖分が含まれている為血糖値が上がりますので、糖尿病の方にはオススメできません。
- 他の食べ物とフルーツを置き換えたいなら、ダイエット中の方の妨げとなり得ます。
フルーツを食べるベストな時間帯とは?
答えは、朝です。朝食にフルーツを食べれば自然のエネルギーが体に入り、1日をスタートさせることができます。一番行動的である正午まで、活発に新陳代謝が働きます。
リンゴ、オレンジ、イチゴ、洋ナシを朝食に食べた場合、(もちろん、他にもたくさんフルーツの選択肢はあります)コーヒーを一杯飲むだけの場合と比べ、より多くのカロリーを燃焼する効果があるのです。
フルーツは脂肪が少ないですので、朝はフルーツだけで良いというわけではありません。体は炭水化物や食物繊維なども必要としているのです。
フルーツは朝に食べるだけでなく、午後のおやつにも最適です。「体のバッテリーが切れてきた」時や仕事の後にジムに行く時などに食べると良いでしょう。
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フルーツは、どのくらいの量を食べるか、自分の体のタイプにあったフルーツかどうかにもよりますが、正しく食べるなら食生活に欠かすことのできないものです。
例えば、夕食後にブドウを数粒食べる程度なら全く問題はありません。しかし、バナナのように重いフルーツは避けましょう。
エネルギーが切れてきた時にはヘルシーで自然のおやつとして、是非フルーツを取り入れましょう。
- フルーツは夕食前に食べる
- 朝食にフルーツを食べる
- 午後にフルーツを食べる
- さらにもう一点、フルーツはそのまま食べる
フルーツを食べると、含まれている栄養から次のような症状に悩まされることが少なくなるでしょう。
- 消化不良
- 胃もたれ
- 体重増加
- 酸化
- 胃の痛み
- 栄養不足
最後のポイントです。例えば、酸っぱいものと甘いものなど異なったタイプのフルーツを一緒に食べないようにしましょう。そして、常に新鮮なフルーツを選びましょう。缶詰や冷凍、ジュースなどは避けましょう。可能であればオーガニックを購入すると良いですね。
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