良く眠れるのは満腹?空腹?

· 8月 16, 2015

寝る前に、空腹の方が良いと言う人もいれば、満腹の方が良いと言う人もいます。古くからある論争です。良く眠るには満腹が良いのか空腹が良いのか? 実は、どちらも良くないのです。この記事でその理由を見ていきましょう。

空腹で眠ることのデメリット

何も食べずに就寝するのが減量には良い方法だと考える人はたくさんいますが、これは間違いです。良い眠りには食べ物が必要です。自分のお腹かが鳴る音で目が覚め、眠れないことほど悪いことはありません。この間違った思い込みは「夕食には何を食べても太る」という仮説に基づいています。このために何も食べないで就寝するのが良いと考えてしまう人がいるのです。

しかし、空腹感があることで、朝起きたときに冷蔵庫の中のものをなんでもガツガツ食べてしまったり、「夜中の間食」のために真夜中に起きだしたりしては本末転倒です。これでは体のために良くありません。

睡眠

人間の体が本来もつ働きが、従うべき正しい習慣を教えてくれるのです。空腹の状態や何も食べずに就寝すると、確実に一睡もできなかったり、良く眠れなかったりするものです。とりわけ、これを毎日した場合、翌日に悪影響をもたらすことでしょう。何事も極端なことは良くないのです。

夕食後数時間してから眠りにつくのが良いとされています。もしすでに夕食をとるには遅い時間なのならば、一口も食べないというようなことをせずに、軽いものを食べましょう。スープやヨーグルトとシリアル、紅茶とトーストなどがおすすめです。間違っても空腹でベッドに入らないことです。

ある研究によれば、食事をしてからベッドに入るまで待つべき時間は1時間から1時間半とされています。この間に皿を洗ったり、読書や勉強をしたり、テレビを見たり(見過ぎはよくありませんが)、夫婦で話をしたり、部屋を片付けたり、次の日の衣服の用意などをしていれば良いわけです。炭水化物が豊富で低タンパク質な夕食が最適です。消化を遅らせてしまい、またガスを発生させ、寝ようとするときに不快感をもたらすので、飽和脂肪は避けましょう。

こちらもお読みください:飽和脂肪酸を体外に排出する食品5選

睡眠

もし仕事や学校から帰宅するのが遅くなり、「夕食をとるべきかそれとも思い切って食べずにベッドに入ってしまうか」と自問した時は、軽食を取りましょう。空腹でベッドに入らずに何か軽いものを食べて下さい。科学的な研究によると、空腹で眠るのは不眠の原因になり、筋肉の分解の問題を生じることを示しています。空腹になると脳が敏感になります。

しっかりと眠らなければ、代謝が減少し、グレリン値(胃で産生される食欲増進ホルモン)が増加します。食欲を刺激し、眠りを覚まして食べ物の量や、何を食べているかを考えずに、もっと食べるようにと促すホルモンです。

何も食べず、または空腹で眠ることは睡眠を妨げますし、筋肉をつけたい場合にも良くありません。長時間体内の栄養が奪われた状態では、筋肉がエネルギーを得ることができません。体重を減らしたいのなら、夕食をとらないのは良いことではありません。

こちらもお読みください:あなたの代謝を良くする5つの方法

睡眠

満腹で眠ることのデメリット

我々がこれまで説明してきたことの一方で、夕食でお腹いっぱいになるまで詰め込み、まるで4、5キロ太ったように感じながら眠る人たちもいます。ものを食べる時、食べた物は胃に蓄積しています。胃は消化のための酵素や酸を作ることを担う臓器です。しかしながら、テレビを見ながらでも、読書をしながらでも良いのでベッドにはいるまでに適度な時間、待たなくてはなりません。

たくさん食べてすぐに眠ることは体重オーバーになるのみならず、胃の中がかっとなり燃えるような感覚を伴う胃酸過多や、睡眠障害や、悪夢などを引き起こします。

ただし、夕食を摂ること自体が太る原因でないことに注意してください。太るかどうかは夜に食べる量と何を食べるかによるのです。栄養士は炭水化物は眠りに就く少なくとも4時間前までに食べること、そして夕食と就寝時刻との間を少なくとも2時間はとるべきといいます。

夜には代謝が抑制されます。そして消化の方に時間がかかります。このために、腸内で食物が発酵しガスが生じます。食後の休息は必要ですが、それは睡眠とは違うのです。眠る前にはソファーにゆったりと座っておしゃべりしたり、読書したり、テレビを見たりしましょう。

睡眠

専門家は、お湯の温度が高すぎずあまり長風呂でなければ、お風呂に入るのは問題ないとしています。しかし、泳いだりしてはいけません。消化器官への血流が減少し、上下にある臓器の筋肉との間で血液の奪い合いになるからです。

これが痙攣をおこす原因になります。食後すぐにベッドに入るのは、特にたくさん食べた後やカロリーが高く脂っぽいものを食べた場合には、逆流を起こす可能性を高めてしまいます。これにより眠りにくくなり、睡眠障害が起こります。夜には果物や野菜をたくさん食べて、砂糖、揚げ物、小麦粉を食べないほうが良いのです。

いかがでしょうか。何事も極端は良くないのです。夕食は抜かずに、しかし食べ過ぎず、適度に健康な食事をとることで良い睡眠を取りましょう。