夜間パニック発作:原因と治療法

· 1月 10, 2018
夜間パニック発作を抱えている人は、その原因が心理的なものであるにせよ、医学的なものであるにせよ医師に相談することをお勧めします。

夜間パニック発作は、夜眠っている間に突然起こり、頻脈、汗、窒息するような感覚を伴います。

夜間パニック発作は、日中のパニック障害に苦しんでいる人に現れることが一般的ですが、夜間パニック発作は日中よりも苦しくキツイものだとして知られています。

不安感に苦しむ人、そして生活習慣からのストレスやプレッシャーを非常に強く抱えている人の10%も、時として夜間パニック発作に苦しむことがあると報告されています。

では、夜間パニック発作について詳しくみていきましょう。

夜間パニック発作:どのような人が抱えている?

パニック発作の女性

夜間パニック発作について、耳にしたことはありますか?

実はその名前を聞いたことがない、という人も多いかもしれません。

厚生労働省のサイト「みんなのメンタルヘルス」によると、「突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。」と定義されています。

そのため、日中にその発作が出ることは想像できるかもしれませんが、夜、快適な寝室で同様の発作が起きるという事実に驚く方もいるでしょう。

実は夜間の快適な状況での発作は、私たちの想像以上に発症しています。

夜間パニック発作に襲われる人とはどういった人たちなのでしょうか?

  • 昼間のパニック発作に苦しんでいる人
  • 過度の感情的、心理的プレッシャーにさらされている人
  • 甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症の人
  • 無呼吸症候群の人
  • 胃食道逆流症も原因となり得る
  • トラウマ的な出来事を体験したばかりの人:愛する人を失う、事故や事件を目撃する、自身が被害者になるなど

夜間パニック発作の症状

夜間パニック発作の女性

日本医師会によると、睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠がありますが、夜間パニック発作は、ノンレム睡眠の時に起こる傾向にあります。

つまり、一番落ち着いてリラックスしている状態の時です。(午前2時頃に起こることが多いでしょう。)

突然目が覚め、まるで誰かに眠りから”引きずり出されて”しまったような気がします。

激しい恐怖、パニック、運命といった感情が沸き起こり、窒息するような感覚、脈が早くなる、汗をかくといった症状が現れます。

この状態が永遠に続くように感じますが、実際は長くとも15分か20分程です。

夜間パニック発作は”どこからともなく”突然起こります。まさかここで発作が起きるなんて思わないような、快適な場所で起きるのです。

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夜間パニック発作を減らし、うまく付き合っていくためにできることとは?

すでに述べたように、夜間パニック発作の原因は様々ですが、大きく分けて二つに分類することができます。

医学的理由と心理的理由です。

医学的理由からくるパニック発作

ベッドの上の女性

甲状腺のトラブル、無呼吸、逆流などの要素は夜間パニック発作の引き金となる可能性があります。

また夜中に目が覚めるため身体的な疲労が蓄積されます。

医学的な要因で起こる夜間のパニック発作には以下のような対応をお勧めします。

  • 主治医に相談する
  • 原因となる病気がわかっている場合は適切な治療を継続する;甲状腺疾患、胃食道逆流症など
  • 医師の指導により睡眠を促進する方法を実行する
  • 服用している薬が睡眠の妨げになっていないかを医師に相談する
  • 日中は活発に過ごす:全身をを使ったエクササイズは不安感の発作を解消する効果がある
  • 夜間のパニック発作を発症した後は一旦起き、身の回りの簡単な整理、歯磨き、髪をとかすなどを行い気分転換を行う
  • ただしシャワーや入浴、テレビを見ると再び眠りにつくのが難しくなるため避ける

参照:『安眠を促すメラトニンが豊富な9つの食べ物』

感情的、心理的理由からくるパニック発作

  • 感情的な問題や不安感の元は何かを知る
  • 専門家のサポートを受ける:精神面をコントロールする方法を学ぶ
  • 就寝前に呼吸法、リラクゼーションテクニック、または瞑想を行う
  • マインドフルネスやヨガの実践
  • スイミング、ダンス、自然の中でのウォーキングなどリラックス効果のあるアクティビティー

睡眠障害がある場合は、自己判断を行わず、すぐに主治医に相談してください。

引用サイト:厚生労働省みんなのメンタルヘルス

参考サイト:日本医師会健康の森