家で作れるナチュラルな虫除けの作り方

家で作れるナチュラルな虫除けの作り方

最後の更新: 15 4月, 2019

虫除けは効果的で、体に害を与えるような成分は入っていないかもしれませんが、含まれる成分に対してアレルギーがないか確かめておいたほうがいいでしょう。もしアレルギーがあるなら、ローションの使用をやめたほうが賢明です。

虫除けのパッケージの裏をみてみると、健康に害をあたえる物質が含まれていることに気づくかもしれません。ナチュラルで毒素を含まない虫除けを使用するのが一番です。

下記で紹介するのは、シトロネラオイル、ユーカリオイル、またはエジプシャンゼラニウムオイルといったナチュラルな材料を使用した、家でつくれる虫除け剤です。ぜひ試してみてください。

 

既製品の虫除け剤

既製品の虫除け商品には体に害のある材料が含まれています。それらの成分は毛穴に染み込み、血流にまで入り込み、内臓に悪影響を及ぼす可能性もあります。最も害のある物質を下記で紹介しておきます。

ディート

虫除けスプレーと腕

多くの虫除け剤に含まれる、このN,N-ジエチル-3-メチルベンズアミド(ディート)、虫除け効果は抜群ですが、中枢神経に長期の害を与える可能性もあります

ディートはとても大切な酵素、アセチルコリンエステラーゼの働きと生体を変化させてしまいます。ディートが肌の違和感を引き起こすとした研究もあります。また肌に赤みが出たり、麻酔に似た感覚を麻痺させる効果もあるとされています。

フタル酸ジメチル

フタル酸ジメチルも虫除けや香水に含まれ、体に害を与える成分の一つです。これは虫除けなどの効き目を長持ちさせる効果があります。しかし副作用として肝臓、腎臓にダメージを与える可能性があります。また、妊娠時の胎芽に影響を及ぼす可能性もあります。

こちらもお読みください:虫よけアロマキャンドルの作り方

パラベン

虫除けスプレーと足

パラベンは虫除け以外にも使用されています。化粧品や、衛生用品など多くの商品に含まれています。

パラベンは防腐剤でバクテリアや真菌が成長するのを妨げる働きがあります。しかし近年では、アレルギーやホルモンの変化などパラベンが体に与える悪影響から、パラベン不使用をうたう商品が多くなってきました。

 

ナチュラルな虫除け剤

虫除けに使う主な材料は下記に紹介する3つのエッセンシャルオイルです。

シトロネラオイル

シトロネラオイルは最も知られている自然の虫除けです。シトロネラは柑橘系の香りがします。インドネシア系のシトロネラオイルはさらに虫除け効果が高いので、虫除けの材料として優れています。

ユーカリオイル

ユーカリの花

ユーカリオイルは敏感肌の方におすすめです。虫除けとしてとても効果的ですが肌への負担は少ないのが特徴です。ユーカリオイルは抗炎症効果があり、かゆみを抑えてくれる効果もあります。

エジプシャンゼラニウムオイル

ゼラニウム甘い香りがし、きちんと薄めて使えば肌に優しくとても効果的な虫除けとして使用できます。赤ちゃんに使用する場合は、きちんと薄めたエジプシャンゼラニウムオイルを服やオムツにつけて使用します。そうすると直接肌に触れることなく虫除け効果が得られます。

ナチュラルな虫除けの作り方

下記の手順にしたがって、家で簡単に虫除け剤を作ってみましょう。

材料

  • アルコール 1/2カップ 肌の乾燥や負担がない、セテアリルアルコールが好ましいです。
  • エッセンシャルオイル 50滴 シトロネラオイル、ユーカリオイル、エジプシャンゼラニウムオイルのどれか。または3つを配合しても使用することもできます。(子供用の場合は30滴で十分です。)

注意:もしクリーミーな虫除けにしたい場合は、アルコールを同量のアロエベラジェル(炎症を抑えて、爽やかな効果があり)またはココナッツオイル(肌に栄養を与え滑らかにしてくれる効果あり)に変えてください。

容器にオイルの情報(植物の部分、抽出方法、原産地など)がはっきりと書かれた、純粋なエッセンシャルオイルを使用するのが一番です。ラベルをきちんとチェックすることで、化学的な成分が含まれていないかどうか、治癒力のある成分がきちんと含まれているかかどうかを確認しましょう。

作り方

  • 材料全てを密閉容器に入れます。
  • 冷暗所におき、エッセンシャルオイルの成分を保ちましょう。
  • 2週間後に使用できます。

使い方

  • ナチュラルな材料で作られているので、2〜3時間おきに塗り直しが必要ですが、とても効果的です。塗り直す時間は人によって差があります。
  • 目、口など体の敏感な部分は避けて使用してください。
  • エッセンシャルオイルへのアレルギー反応がないか注意して使用してください。

引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Misni, N., Nor, Z. M., & Ahmad, R. (2017). Repellent effect of microencapsulated essential oil in lotion formulation against mosquito bites. Journal of Vector Borne Diseases. https://doi.org/10.1212/WNL.0b013e31828726f5
  • Widawati, M., & Umar Riandi, M. (2015). Preliminary study of herbal topical lotion repellent made of betel leaves (Piper betie) and patchouli oil (Pogostemon cab/in) mixture against yellow fever mosquito (Aedes aegypti). Biotropia. https://doi.org/10.11598/btb.2015.22.1.378
  • Misni, N., Nor, Z. M., & Ahmad, R. (2016). New Candidates for Plant-Based Repellents Against Aedes aegypti. Journal of the American Mosquito Control Association. https://doi.org/10.2987/moco-32-02-117-123.1

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。