他者を尊重する子供を育てるには

9月 24, 2016
子供たちは自分が見ているもののまねをするもの。ですから、他者を尊重する子供を育てるためには、あなた自身が自分の行動を意識して、尊敬という価値観を大切にすることを教えなければなりません。

他者を尊重する子供たちを世界に送りだすためには、人間としての基礎を形成する幼年期に子供の人格を尊重することが大切です。

教育や子育てにはさまざまなスタイルがあります。自分の子供を育てるにあたり、親たちは自分たちの価値観に応じて、最も適切であると考える育児法を自由に選ぶことができます。

でも、だれもが決して無視してはならないことは、子供たちの幸せです。

また、大人には、よりすぐれた、よりりっぱな世界を築くよう、子供たちに教える責任があることも覚えておかなければなりません。

自分の子供を教育することは、責任のある行為であり、あなたが取り組む最も重要な仕事であると言えるでしょう。もちろん、それが脅迫観念のようになってしまったり、誰よりも完ぺきな親になろうと必死になったりするようでは困ります。時には、自分の気持ちに従うしかない時もあるでしょう。

今回は、意識が高く他者を尊重する子供を育てるにはどうしたらよいかについてお話します。

愛情深く、他者を尊重する子供

子供がこの世に生まれてくるとき、親であるあなたは、その子についてあまり多くのことを知りません。また、わずか数ヶ月あるいは数年で、その子のすべてがわかるというわけでもありません。遺伝的にしろ環境的にしろ、さまざまな要因が子供たちの人格形成に影響していくため、親が教えようと努力することに反応を示さないことだってあるからです。

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子供たちは、それぞれ異なる好みとアイデンティティを発達させ、独自の情熱と関心とを持つようになります。子供は親の写しではありませんし、子供が考えたり感じたりするすべてのことを親が決めなければならないわけでもありません。

親としてのあなたの務めは、愛情と尊敬の念を持って、その子の成長過程を見守ることです。もし他者を尊重できる子供が欲しければ、尊重され、愛され、大切にされた子供を育てることが一番です。

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子供の自然の発育を尊重しよう

1990年代、早期教育に関するテーマが非常に重要視されるようになりました。それがすばらしいことであり、発育上の問題がある子供たちの基本的スキル向上を助けるための大切な手段であるという点では、疑いの余地がありません。

  • しかし、早期教育と「加速」教育とを混同してはなりません。中には、子供が4歳になるまでに読み書きがしっかりできるようにしなければ、と思い込んでいるお母さん方がいます。
  • また、5歳児に数学の問題を解かせたり、英会話やバレエ、ピアノ、サッカーなど、いくつもの「お教室」に通わせたり……。「忙しくて遊ぶ暇がない」子供たちが増えているのではないでしょうか。
  • 「そんなのあたりまえ」というような風潮に惑わされず、子供たちを暖かい愛の中でのびのびと育てましょう。自由に遊ばせ、目の前に広がる世界を自分たちで発見させてあげましょう。自ら第一歩を踏み出し、公園で走っては転び、転んでは起き上がって走り出す……そんなたくましい子供たちに育っていける環境を整えてあげましょう。

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こういったことがすべて、子供たちの自然な成長を尊重することにつながります。愛され、尊重されていると感じるとき、子供たちも他の人を愛し、尊重していくようになるでしょう。

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子供たちの気持ちを理解し、感情の表し方を教えよう

親が子供に向かって声を張り上げ、「赤ちゃんみたいに泣かないの!」とか「そんなバカなことにつき合う時間はないの、ママは疲れているんだから」などと叱りつけるとき、その子の感情の世界は永遠に変えられてしまう怖れがあります。

  • 子供の人格を尊重する教育は、子供たちの感情の世界を正しい方向に向けさせ、自分の怒り・怖れ・不安などを理解できるように導きます。
  • 自分の感情を尊重することを学ぶことは、子供たちの健康と成長とに欠かせません。それを教えてくれたことに対し、やがて親に感謝するようになるでしょう。
  • 自分の話に耳を傾けてもらっていると感じ、どんな一言にもきちんと対応されていると理解するなら、子供たちは安心してすくすく成長していくことでしょう。

ただし、子供の人格を尊重する教育は、放任主義とはちがいます。子供にとって、きちんとしたけじめを教えることは非常に大切なことです。社会があなたに要求するように、あなたの子供たちも年齢に応じた規則や責任を受け入れられるようにならねばなりません。

子供たちに権利と責任とを教えることも、子育てにおける「尊重」の1つの表れです。それをとおして、子供たちは自分の欲求不満に対処し、いつもどんなことを期待されているのかを理解できるようになるでしょう。

自分の世界の限界を知らない子供たちは、毎日それを超えようとしてネガティブな結果を招き、イライラしたり、混乱したりすることでしょう。

その反対に、他者を尊重する子供たちは、どうやって自分自身を尊重すればよいのかも理解することでしょう。

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もうお判りのように、こういった子供の人格を尊重する子育て法は、もうすでにたくさんの家庭で毎日実行されています。なぜなら、愛と尊敬は子供たちの成長を導く目に見えないきずなであると、親が理解しているからです。

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子供たちは、できることとできないこと、してよいことと悪いことを理解した上で、安全に歩くことができると共に、自由に自分のペースを保てると感じる必要があります。

お子さんにとって、最高のお手本となるように心がけましょう。子供たちは、現在のところ、人生の「年少の生徒」であり、言葉よりも模範によって多くのことを学ぶということを覚えておきましょう。

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