子育ての赤信号:/子供にとって有害な親のふるまいとは?

· 7月 30, 2016

生まれてくる子供たちは、よい親になるためのマニュアルを抱えてやってきてはくれません。実際、私たちの多くは、子供の成長にマイナスの影響を与える有害なふるまいに陥ってしまいがちです。

親はいつだって最善を尽くして自分の子供を教育しようとします。最初からいわゆる「毒親」になろうと思っている人は一人もいないでしょう。

でも、時として私たちは、子供たちにとって益になるよりもむしろダメージを与える可能性がある有害なふるまいをしていることに、十分気づいていない場合があります。今回は、子育て中のお父さん・お母さん方が、自分ではなかなか気づきにくい現実に目が開かれることを願いつつ、子供を傷つけ親子関係を損なう可能性がある親の言動についてお話します。

子供にとって有害な親のふるまいとは

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信じられないかもしれませんが、善意はそれだけでは十分ではありません。自分自身の行いを反省し、子供たちにマイナスの影響を与える可能性のある有害なふるまいを、どうやったら見きわめられるか理解しなければなりません。

そんなふるまいは、何よりも子供の自尊心を傷つけ、将来深刻な問題を引き起こす可能性があるからです。

でも……それは、全部親の責任でしょうか。答えはノーです。時として、親たちは、自分の親たちのふるまいを単に模倣しているだけの場合があります。よき親となるためにはどうしたらよいかは、学校では教えてくれないからです。

子育ては、試行錯誤を重ねて体験から学ぶしかないのです。

以下にご紹介する7つの有害なふるまいは、どんな親でも一度は経験したことがあるかもしれないものばかり。親としてのあなたを採点・批判するためのものではありません。現実に直面するのはつらいものですが、大切なお子さんのために、心の目を大きく開いてお読みください。

1. ヒステリックに批判する

多くの場合、自分が子供たちにとってどれだけ重要な存在かを理解するのはむずかしいものです。子供たちの犯した過ちを指摘することはよいことです。それによって子供たちがよい方向に変わってゆく手助けをし、どこで失敗したのかに気づかせる役目を果たすからです。

でも、同時に、いつも批判ばかりすることはよくないことだと気づく必要があります。親があまりに批判的だと、子供が自信を喪失し、自分たちの能力や長所を信じなくなってしまう可能性があります。

2. 子供たちのネガティブな感情を罰する

私たちはよく、ポジティブな感情とネガティブな感情を分けて考え勝ちですが、ネガティブな感情の多くは、実はポジティブな側面をあわせもっています。たとえば怖れ―ネガティブな感情と考えられることが多いですが、いろいろな場面であなたのいのちを救う結果となるかもしれません。

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この理由から、子供たちには自由に自分の感情を表現させてやる必要があるのです。悲しいときは泣かせてあげましょう。悲しみを表現させてあげるのです。幼い頃から泣くたびに叱られていた子供は、悲しみを表現することを怖れるようになります。感情の抑圧は、決してよいものではありません。遅かれ早かれ、抑圧されてきたすべての感情は、どこかで発露するものだからです。

3. 子供に代わって決断を下す

子供は子供、でもだから言って、自分たちの意見や権利を持てないわけではありません。もちろん、親の意志が介入する必要がある決断もあります。でも、いつもいつも親の決断を押しつけることは、子供の成長にとってマイナスです!

年齢などを考えて、その子にもできるようなことなら、子供自身に決めさせてやりましょう。それをとおして子供たちは自信を深め、自尊心を育ててゆくことができるのです。

4. 子供を怖がらせる

子供たちは安全で信頼できる環境で生活する必要があります。いつも怯えて過ごさせてはなりません。子供たちは失敗したり、試したり、人生を体験し始めることが必要です。

いつも怖れている子供は、やがて自信のない、臆病な大人になっていくでしょう。危険なことはきちんと教える必要がありますが、怖れを子供の心に植えつけてはなりません。いつもビクビク怯えながら生きることは、本当に生きていることにはならないからです。

5. 子供のせいにする

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時として、親が自分のフラストレーションを子供に向かって発散し、実際にはまったく子供に関係ないことに対して責任を感じさせてしまうことがあります。

これは一夜にして大きな問題となる可能性があります。この罪悪感が心の中で育ち始めるかもしれないからです。だれも他の人間に罪の意識を感じさせるべきではありません。親子の間ならなおさらです。

6. 愛情に条件をつける

これは往々にして、親が気づかないうちに犯してしまう大きな過ちです。子供に対する親の愛情に、条件がついてはなりません。子供の成功やふるまいに依存すべきではありません。

条件付きの愛を与えられる子供たちは、自分は愛される価値がないと信じるようになってゆき、その思いが生涯つきまとう結果となってしまいます。無条件の愛をお子さんに注ぎましょう!

7. はっきりした境界線を設定しない

これは、子供が数人いる場合にも起こり得ますが、単に子育てに関して境界線を設定するプランを持たない場合が多いかもしれません。何でもやり放題にさせる―これはまちがいです。子育てには、子供たちが世界を発見していくうえで彼らの安全を守るために、ここまではOK、ここから先はだめと子供たちに教える、はっきりした境界線を設定する必要があるのです。

これらの制限はポジティブなもの。それがなければ、子供たちはネガティブで反抗的なふるまいを育て始めることでしょう。

ここに挙げた有害な親のふるまい対し、あなたにも親として身に覚えがあるなら、または自分の親がそうだったとうなずくところがあるなら、これらのふるまいを改め、二度とくり返さないように努力することが大切です。

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親としてのあなたは、この世界に生きて他の人たちとつながっていかなければならない人間を育てています。ここに挙げたふるまいは、いずれも子供たちの人生をますます難しくするものばかりです。

完ぺきな親なんて存在しません。でも、だれでも理想に向かって努力することはできます。愛する子供たちの心を守るため、さっそく今日から有害な親としてのふるまいを改めていきましょう!