ストレスで外見が変わる!ストレスが原因で起こる10のこと
ストレスとは、落胆や怒り、神経質など様々な感情の結果として現れる、身体的、感情的緊張です。
少しであればストレスを感じることは至って普通のことです。むしろポジティブなことであるとも考えられています。なぜなら、危険や良くない状況に陥るのを回避することを助けてくれる働きをすることもあるからです。
しかし、多くの場合はネガティブな影響を及ぼします。コントロール不可能な状態となりますし、ストレスを抱えることによって、健康的で質の良い生活を送ることが難しくなるからです。
ストレスはネガティブな感情を引き起こす一方、治しにくい身体的な症状の原因にもなるのです。
ストレスはコルチゾールやアドレナリンといったホルモンを増加させ、美容面、健康面の両方で、ある種の変化が見られるでしょう。
特に皮膚は変化を受け、顔、体に影響を与えます。それでは、詳しく見ていきましょう!
1. 目の下のたるみ
ストレスや不眠と顔の変化には密接な関係があります。
心配事、パートナーとの問題、やらなくてはいけない莫大なリストなどが原因で睡眠の質が悪くなり、目の下のたるみにつながることがあります。
目の下にたるみがあると、肌や目を実年齢よりも老けてみせ、疲れた印象を与えます。これは体液貯留のトラブルを抱えている明らかなサインです。
2. 乾燥肌
ストレスによる緊張感は肌の潤いを奪ってしまいます。そのまま放っておくと水を飲みたいという気持ちが薄くなり、代わりにコーヒーやソーダ類を飲みたいと思うようになるでしょう。
ここで主となる問題は、体は、潤いを保ち肌に酸素を十分与えるため水を必要とするということです。
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3. ニキビ
ストレスはニキビ、乾癬、湿疹 など様々な肌トラブルと関係があります。
コルチゾールの発生によってホルモンのバランスが悪くなり、ニキビの発生を始め顔や体の皮膚に変化を与えてしまうのです。
ストレスはまた、腸の細菌フローラを変化させてしまうかもしれません。このフローラは肌の健康を保つ上でとても重要な役割をしているのです。
4. 赤みやじんましん
赤みやじんましんは腸内毒素症として知られる、腸のバランスの乱れによって起こります。
腸に悪い細菌が定着し、健康を守ってくれる良い細菌の機能を抑制した時に赤みやじんましんとなって現れるのです。
5. 大量の抜け毛
大量に毛が抜けるのは、ストレスのある状況に長期的にさらされた結果とも言えます。
これは、 ストレスが毛嚢の成長を妨げ、弱くするために抜け毛へとつながるのです。
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6. シワ
ストレスを軽減しようとしなければ、コルチゾールを余分なまでに生成してしまいます。これは結果として高血圧や体重の増加、コラーゲンの減少の引き金となります。
そして、肌は弾力を失い、顔、首、手などにシワができてしまうのです。
7. 白髪
髪もストレスによって老化します。遺伝的に早く白髪になりやすい人は、ストレスがメラニンの生成を抑え、白髪をさらに増やしてしまうでしょう。
ビオチン、タンパク質、ビタミンEの摂取を増やすことによって白髪の発生を抑え、髪を強く若々しくしてくれるでしょう。
8. 爪に線ができる
手の爪に縦の線が入ってしまうことはよくあることですが、これは自然な加齢過程であり、栄養不足のサインでもあります。
しかし、キューティクルから爪の先に線が出来てしまった場合、それは明らかにストレスが体に影響を及ぼしていると言えるでしょう。
9. 手に水ぶくれ
ストレスが原因で手に水ぶくれが現れる場合があります。これは真菌感染などと混同されがちです。
しかし、これは汗疱として知られる、れっきとした疾患で、長期的なストレスと非常に深い関係があります。
10. 無防備な肌
ストレスを感じている時の肌は、体の健康に影響を与える危険のある様々な感染や刺激に対し、より敏感になっています。制御できないことによって真菌や軽いやけど、肌のシミなどができるリスクが高くなり、見た目を実年齢よりも老けて見せてしまいます。
ご覧のように、ストレスは単に感情だけの問題ではありません。私たちの想像を超え、広い範囲で体に影響を与えてしまうものなのです。
もちろん、見た目の改善に役立つ化粧品などは販売されていますが、大切なことはトラブルを根元から解決することなのです。
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