ワセリンを使った6つの民間療法
ワセリンは非常に万能な製品で、無色の軟膏で、皮膚に副作用や負の影響を与えることなく保湿できる自然の保湿剤です。ワセリンには、抗酸化成分、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれているため、肌のトラブルや怪我などの治療に外用することができます。
また他の材料と手軽に組み合わせることで、100%天然素材の安価な自然療法薬が完成します。本記事では、ワセリンを使った6つの民間療法をご紹介しましょう。
1.リウマチ
リウマチの患部にワセリンをマッサージをするように塗りこむと、リウマチの痛みを和らげる効果があります。今回はワセリンに、鎮静作用のあるエルムバークと呼ばれるニレの樹皮を組み合わせます。
材料
- ワセリン 大さじ3 (60 g)
- エルムバーク 大さじ3 (45 g)
作り方
- ワセリンを耐熱容器に入れ、湯煎で溶かします。
- ワセリンが溶けたらエルムバークを入れてしっかりと混ぜます。
- 固まるまで室温でそのままにします。
使用方法
- 十分な量を手に取ったら、患部をマッサージするように塗ります。
- 1日2回使ってください。
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2. 皮膚炎
ワセリンに含まれる脂肪酸が皮膚を保湿しながら柔らかくし、皮膚炎によって硬くなった皮膚を除去します。
材料
- ワセリン 大さじ2 (40 g)
- アーモンドオイル 大さじ1 (15 g)
作り方
- ワセリンとアーモンドオイルを合わせ、クリーム状になるまで混ぜてください。
使用方法
- 出来上がった軟膏を少量とり、指先を使って皮膚炎の患部に塗ります。
- 洗い流したりせず、皮膚が自然に軟膏を吸収するのを待ちましょう。
- 1日2回繰り返してください。
3.痔
皮膚を刺激しない穏やかなワセリンを他の薬用成分と混ぜると、痔が原因で起こる炎症や痛みを和らげるのに役立ちます、
材料
- ワセリン 大さじ1 (20 g)
- 大麦粉 大さじ2 (30 g)
- ハチミツ 大さじ1 (25 g)
- 卵白 1 個
作り方
- ワセリンを湯煎で溶かします。
- 大麦粉、ハチミツ、そして卵白を加えます。
- しっかりと混ぜてください。
使用方法
- 出来上がったクリームを、痛みや刺激を感じる場所に塗ってください。
- 蓋つきの密封容器に入れ、冷蔵庫で保管してください。
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4. 捻挫
ワセリンをベースに、捻挫などに効果のある抗炎症軟膏を作ることができます。
材料
- ワセリン 大さじ2 (40 g)
- カイエンペッパー(挽いたもの)大さじ1/2 (2 g)
作り方
- ワセリンを湯煎で溶かしたらカイエンペッパーを加えて混ぜます。
- 室温に置いて冷ました後、密閉容器に入れてください。
使用方法
- 患部とその周りをマッサージするように塗ります。
- 2~3時間そのままにして成分を吸収させた後、しっかりと洗い流します。
- 毎日繰り返してください。
5. 打ち身
ワセリンを使った自然療法は、血行を促進しながら打ち身などの症状からの回復スピードを早めます。
今回のクリームは、挫傷を治療するのに理想的な抗炎症特性を持つ「コンフリー」としても知られるヒレハリソウの葉を使います。
材料
- ワセリン 大さじ5 (100 g)
- ヒレハリソウ 大さじ2 (30 g)
作り方
- ワセリンを湯煎で溶かします。
- ヒレハリソウを加え、弱火で10分間火にかけながら時折混ぜます。
- 火から下ろし、5~10分間そのままにします。
- 綿の布で漉した後、ガラス容器に入れます。
使用方法
- 軟膏を患部とその周りに、5分間マッサージをするように塗ります。
- しっかりと患部が軟膏を吸収するまで続けてください。
- 必要に応じて1日2回まで行ってください。
6. 日焼け
ワセリンに少量のオリーブオイルと加えると、日焼けの後の肌を再生する保湿クリームが完成します。
材料
- ワセリン 大さじ2 (40 g)
- オリーブオイル 大さじ1 (16 g)
作り方
- ワセリンをボウルに入れたら、オリーブオイルを加えて混ぜます。
使用方法
- 日焼けをしてから3~4時間後に、日焼けした場所にこのクリームを塗ります。
- 症状の改善が見られるまで使用を続けてください。
注意事項:日焼け直後には使用しないでください。
ワセリンを使った医療ケアをぜひお試しください。
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