新型コロナウイルスからの保護に役立つマスク

25 5月, 2020
パンデミックと呼ばれる新型コロナウイルスの世界的な蔓延に直面して、新型コロナウイルス(COVID-19)から身を守るために使用するマスクについて様々な疑問が生じています。インターネットには多くの誤った情報が存在するため、今回はマスクの使用に関するWHO(世界保健機関)の推奨事項をご紹介します。

新型コロナウイルス(COVID-19)は、世界中で感染を拡大し続けており、WHO(世界保健機関)は現在の状況を 「パンデミック」としています。

新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中でマスクを使用する人が増えています。

またこれは、市場で販売されるマスクの種類にも影響を与えています。

マスクの種類とその用途に関して誤った情報が流通したことから、店頭でマスクが売り切れるという事態が発生しました。

また、マスクをつけて外出する人が世界中で多く見られるようになりましたが、新型コロナウイルスからの保護という点では、正しい使用方法ではない人も少なくありません。

これまでにも、マスクの使用とその種類に関する推奨事項は常に存在していました。そして、誰がマスクを使用するべきかについても同じことが言えるでしょう。

現段階では、世界中の人が危機感を感じており、一部の国ではプロトコルの適用に時間がかかりすぎています。

今回の記事では、私たちが利用可能なさまざまなマスクの種類について説明すると同時に、それらを使用する必要があるユーザーと、その使用に関する推奨事項についても説明します。

コロナウイルスから保護するためのマスクの種類

COVID-19ウイルスは、感染した人々の口や鼻から出るウイルスによって空気中に広がる飛沫感染が懸念されています。

これはエアロゾル透過と呼ばれ、マスクの着用が役立つという意見があります。

新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザなど他の感染症についても、すべてのマスクが同じ効果を持つわけではありません。

基本的に、マスクには外科手術用のマスクとフィルター付きマスクの2種類があり、2つ目のフィルター付きマスクには、異なる3種類があります。

それぞれのマスクを見ていきましょう。

最も一般的なタイプのマスク:外科手術用マスク

以前からある一般的なタイプのマスクで、外科手術で使うことからこの名前が付きました。

このマスクは、ウイルス感染を予防するのではなく、液体の飛散から保護することです。たとえば、手術中に、患者の血液が外科医や医療関係者の粘膜に入らないようにするのに役立ちます。

物理的な障壁を作り出すこのマスクですが、WHOは感染の予防には効果がないと指摘しています。

公共の場でCOVID-19の予防策として使う場合、ほとんどがプラシーボのようなものです。

フィルター付きマスク

フィルター付きマスクは外科手術用のマスクよりも複雑な構造になっています。

前部にフィルターがついているこのマスクは、特定の粒子が外側から内側へと通過するのを阻害します。

いくつかも種類に別れています。

  • グレード1:FFP1またはP1として知られているマスクで、感染性エアロゾルからの保護効果としては、最も効果の低いフィルターマスクです。建設現場でのレンガ粉などの不活性粒子をろ過して取り除くことがこのマスクの主な目的です。
  • グレード2:FFP2またはP2マスクは、最大92%の循環粒子をろ過し、最大8%を通過させるタイプです。 WHOは、新型コロナウイルスに対してフィルターは95%以上を使用することを推奨しています。このマスクは、WHOの推奨事項にわずかに当てはまります。
  • グレード3:FFP3フィルターマスクは、循環粒子の2%のみを内部に通過させます。
新型コロナウイルスからの保護に役立つマスク フィルターマスク
外科手術用のマスクは新型コロナウイルスの拡散を防ぎません。

こちらもご参照を:買い物時に新型コロナウイルスへの感染を防ぐ方法

新型コロナウイルスのパンデミック時には誰がマスクを使用すべきですか?

COVID-19の蔓延を防ぐのに有効なマスクと有効でないマスクについて知るだけでは十分ではありません。

また、使用に値する状況とそうでない状況の違いを理解することも大切です。

外出する人すべてが、マスクを着用する必要があるわけではありません。

誰がマスクを使用するべきなのかについては、これからご紹介するアドバイスを参考にしてください。

  • 新型コロナウイルス感染率の高い地域から来る人:新型コロナウイルスの症状(発熱、乾性咳、疲労など)がある人は特に必要です。一般的には、潜伏期間である14日間以上マスクを着用する必要があります。
  • 医療施設:新型コロナウイルスの疑いがある患者の診察を行う医師や医療専門家、そして疑わしい症状が現れていてもまだ隔離措置をとっていない患者の両者はマスクを着用する必要があります。待合室で診察を待っている患者もマスクを着用する必要があります。

前述したように、該当する人たちは一般のマスクでなく、FPP3マスクを使用するか、FPP3マスクがない場合はFFP2マスクを使用する必要があります。

マスクの使用に加えて、次のような予防策を講じることが推奨されています。

  • 石鹸と水を使った頻繁に手洗い。
  • 状況に応じた隔離または分離措置
  • 調理器具と表面の衛生状態を良好に保つ(掃除と消毒)

マスクの使用だけでは不十分であることを忘れないでください。

新型コロナウイルスからの保護に役立つマスク 空港でマスクを利用する男性
COVID-19の感染率が高い地域に旅行したことがある人は、14日間マスクを着用する必要があります。

詳細はこちら:新型コロナウイルス隔離措置中のホームエクササイズ5選

コロナウイルスの蔓延を防ぐためのマスクの使用に関する最終的な推奨事項

ここまでで説明したように、WHOによると、マスクが必要な場合は、FFP2標準以上のフィルター付きのマスクを選択する必要があります。

また、すべての人がマスクを着用する必要があるわけではありません。新型コロナウイルスが蔓延している場所で生活している人や自分がウイルスに感染している可能性があると疑っている人は、マスクを着用する必要があります。

もちろん、医師や看護師をはじめとする医療に関わっている人はマスクを着用する必要があります。

マスクを着用する際には、鼻と口を正しく保護する必要があります

マスクを外す際には、後ろから正しい方法で外してください。マスクの前方を持って外すと、これまでのマスクの着用が全て無駄になります。

同様に、マスクを着用しているときには、マスクに触れてはいけません。

使用中にマスクが濡れると、フィルター機能が失われます。またマスクの使用後は、再利用をせずに処分してください。

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